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【楽天モバイル】赤字350億の泥沼…2026年9月「KDDIローミング終了」で本当にヤバいかもしれない理由

今回は2026年5月14日に2026年度第1四半期決算を発表した楽天グループの資料から、楽天モバイルの現状とこれからについて読み解いていこう。ポイントとなるのは『値上げ』と『KDDIローミング』だ。


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楽天モバイルの「現在地」

まず最初に今回の決算から分かる楽天モバイルの全体像を見ていこう。

売上と回線数は右肩上がり

楽天モバイルの売上は順調に成長を続けている。他社への回線提供(MVNE)や法人向け(BCP)なども含めた数字で、ついに「1,000万回線」の大台を突破しました。他社が数字を伸ばせない中で、大手キャリアの中では楽天だけ右肩上がりで成長を続けている形だ。

利益は超赤字

回線数は増えているものの、事業そのものは依然として厳しい状態だ。赤字幅は縮小しているとはいえ、固定資産税などを含めると約350億円の営業損失(マイナス)となっている。契約数が伸びている割には、なかなか赤字が減っていかない。これにはいくつかの理由があるが、一番顕著なのがユーザー単価(ARPU)が上がらないことだろう。

上がらないユーザー単価(ARPU)

なぜ赤字が減らないのか、その大きな原因の一つが「ユーザー1人あたりから得られる料金(ARPU)」が上がらないことだ。現状の「ARPU」は約2,000円で、1年前からほぼ横ばい。

楽天モバイルの料金プランは段階性で「1,078円」、「2,068円」、「3,168円」なので、それぞれの料金プランにまんべんなくバラけている感じ。もしくは3GBプランと無制限プランのユーザーが多い感じか。

悪循環を生んでいる「ポイントばらまき」

単価が上がらないのであれば、契約数を増やして規模を追求するしかない。しかし、そのための「顧客獲得コスト」が今、楽天モバイルの重荷になっている。

決算書によると、顧客獲得関連の販促費は、2025年第1四半期の約150億円に対して、今年は220億円と1.5倍近い数字に膨れ上がっている。これは「1つの契約を取るために、去年の1.4倍のお金をかけている」という無理をしている状態だ。

楽天2026年度第1四半期決算

特に楽天モバイルは「三木谷キャンペーン」に代表されるようなポイント還元施策を非常に緩い条件で行っている。また、これらを紹介するインフルエンサーやアフィリエイターにも費用がかかるので、まさに身を削って顧客を獲得しているような状態だ。

特に楽天モバイルをわざわざ選ぶ人は、そこそこスマホ回線に詳しい人だと言えるだろう。そのため、契約をするのは3GBプランもしくは無制限プランを使い倒すようなユーザーなので、楽天モバイルにとっては利益につながらない客だったりする。

2026年9月「KDDIローミング終了」のタイムリミット

もう一つの大きな問題は、パートナー回線(KDDIローミング)の契約問題だ。 現在の契約は2026年9月に終了することになっている。

楽天モバイルとしては、今後もユーザーが増えるためネットワーク投資の強化を発表しているが、自社設備だけでカバーしきれないエリアのためにローミングも何とか継続したいのが本音だろう。 しかし、相手方のKDDIは「今後の事業計画に楽天からの収入を盛り込んでいない(いつでも終わって大丈夫)」と宣言している。これはピンチ。

もし2026年9月に完全終了となった場合、屋内や郊外など、まだ楽天自社電波が弱いエリアで繋がりにくくなるリスクがある。楽天モバイルは「安かろう悪かろう」の部分があるが流石にローミングが終わり利用できるエリアが減ってしまうと今後のユーザー獲得は厳しいばかりか、契約数の減少を招くことになるだろう。

楽天モバイルは近々値上げをすると思う

販促費は増え、今後はネットワークへの追加投資も必要。となれば、収支を改善する最も手っ取り早い方法は「値上げ」になる。 実際、三木谷会長も値上げについての質問を否定していない。タイミングを見定めているフェーズに入っている可能性は高い。

値上げはしやすい環境

幸いなことに、ライバルであるワイモバイルやUQモバイルはすでに値上げを実施している。

他社で安く済ませようとすると、光回線やクレジットカードのセット契約が必要な複雑な設計になっているため、「今なら楽天が少し値上げしても、他社へ大量流出はしないだろう」という計算が働いてもおかしくはない。

値上げをするとしたらどうなるか

これは完全の俺の想像ではあるが、楽天が値上げをするとしたら3GBプランを10ギガに増量しつつ値上げ。あと無制限プランの値上げの2本立てになると思う。小容量プランはデータ量引き上げをセットにすれば単純な値上げではなくなる。無制限プランは流石に現状は安すぎるので、3,500円くらいにしても既存契約者は離れないと思う。

まとめ:楽天モバイルは結構やばいかも

というわけで今回は2026年5月14日に2026年度第1四半期決算を発表した楽天グループの資料から、楽天モバイルの現状とこれからについて読み解いてきた。

楽天モバイルは契約者数こそ増加傾向だが、これは「三木谷キャンペーン」のような捨て身のポイントバラマキ施策の影響がでかい。これは楽天モバイルの回線品質を知ってもらうためのキャンペーンの一環ではあるが、流石に販促費にお金をかけすぎている。

そして苦労して集めた契約者も、ユーザー単価が低い。故に儲からない。しかも9月にはKDDIとのローミング契約が終了する。楽天モバイル結構やばいかも。

実際にローミングが切られたとして、ネットワーク品質にどれくらいの影響があるのか。はたまたドコモなんかとローミング契約をするのかなど、今後も楽天モバイルの動向から目が離せない。


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  • この記事を書いた人

ジェームス

元公務員 / 既婚 / FP / 新人YouTuber / 趣味は登山。

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