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POCO X8 Proは買いか、スルーか。iPhone 17eと同等性能でも「コスパ」で選ぶならこっち

今回はXaomiのミドルレンジスマホ「POCO X8Pro」の紹介をしていく。コスパ最強の呼び声名高い前作「Xaomi POCO X7Pro」の後継機として約一年ぶりに発売された本機には期待を寄せているユーザーも多いだろう。前作「Xaomi POCO X7Pro」の実機レビューは次のとおり。

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今回はこのスマホが果たして前作「Xaomi POCO X7Pro」と比べてどう進化したのか。コスパ最強の名にふさわしい完成度なのか。それを解説して行こう。


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(結論)Xaomi POCO X8Proは買わなくていい

結論から言えば今回紹介する「POCO X8Pro」は買わなくていい。とはいうのも前作のほぼ焼きまわしで、SoCがアップデートされたこと以外は微々たる違いしかない。にもかかわらずお値段が1万円上乗せされてしまっている。つまり、コスパで考えれば前作「POCO X7Pro」の方が高い。本機を選ぶ人はコスパ重視だと思うので、であればあえて本機を選ぶ必要性はないだろう。

Xiaomi POCO X8Proとは

Xiaomiのスマホ製品をざっくりと比較すると次の表のとおり。POCO X8Proはカメラ性能を絞った代わりにコスパに優れるミドルレンジのモデルになる。

ブランド代表的なモデル特徴
Xiaomiシリーズ
(ハイエンド)
Xiaomi 17 Ultra
Xiaomi 15T
最高峰のカメラ性能
POCOシリーズ
(ミドルレンジ)
POCO F8 Pro
POCO X8 Pro
POCO M8 5G
機能を絞りコスパを追求
Redmiシリーズ
(エントリー)
Redmi Note 15 Pro 5G
Redmi Note 15 5G
日常使いの快適さ

ざっくりと説明をすると、Xiaomiシリーズはカメラを含めて総合的な完成度が高いモデル。POCOシリーズはカメラを犠牲にした代わりにゲーム性能は維持したコスパ機。Redmiシリーズは3万円台から買える安さと実用性を求めたエントリー機だ。

POCOブランド内 シリーズ比較表

また、ミドルレンジのPOCOシリーズの中でも「F / X / M」シリーズで分かれている。おおまかな違いは次のとおり。

シリーズ名立ち位置・コンセプト価格帯の目安
F シリーズゲーム性能重視7万円~
X シリーズコスパ重視5万円〜
M シリーズ価格重視3万円〜

つまり、Fシリーズ(性能重視)、Xシリーズ(コスパ重視)、Mシリーズ(価格重視)ということになる。共通点としてはカメラ性能はそれなりで、上位モデルのXiaomiシリーズとの住み分けがされている。

  • Fシリーズ(ゲーム性能重視)
    ⇒POCOシリーズの中では最も性能が高いモデル。
  • Xシリーズ(コスパ重視)
    ⇒価格と性能のバランスが最も良いコスパ機。
  • Mシリーズ(価格重視)
    ⇒ エントリースマホ寄りのモデル。

Xaomi POCO X8Proの基本スペック

Xaomi POCO X8Proの基本スペックを表にまとめると次の通り。

項目スペック
価格59,980円(8GB+256GB)
69,980円(8GB+512GB)
74,980円(12GB+512GB)
SoCDimensity 8500-Ultra
AnTuTu総合スコア約210万点
ディスプレイ6.59インチ有機EL (1.5K / 120Hz)
バッテリー6,500mAh / 100W急速充電対応
サイズ(mm)高さ:157.53×幅: 75.19×厚さ: 8.38mm
重さ201.47g
メイン(広角カメラ)5,000万画素(1/1.95インチ F2.2)
超広角カメラ800万画素 F2.2
フロントカメラ2,000万画素
防水防塵IP68
おサイフケータイ非対応

それぞれ詳しく解説をしていく。

SoC(Dimensity 8500-Ultra)

Xaomi POCO X8Proに搭載されているSoC、つまりスマホの頭脳はミドルレンジ級の中でも上位に位置する「Dimensity 8500-Ultra」だ。4nmプロセスでの製造で前作「Xaomi POCO X7Pro」に搭載されていた「Dimensity 8400-Ultra」よりGPUの性能が25%アップしているとのこと。

  • ミドルハイスマホに相当するスペック
    ⇒AnTuTuベンチマーク総合スコアは2,100,000点程度
  • 優れたコストパフォーマンス
    ⇒高い性能を持ちながら、安価なスマホに搭載されコスパが高い。
  • 重いゲームも設定次第で快適
    ⇒原神、ゼンレスゾーンゼロ等もプレイ可能

SoCの構成は次のとおり。「Xaomi POCO X7Pro」と同じ構成だが、CPUはクロック数が上昇、GPUは性能が25%アップと省電力性が上昇しているとのこと。

SoCDimensity 8500‐Ultra
CPUArm Cortex-A725 ×8
GPUMali‐G720 MC7

AnTuTuベンチマークv11(210万点)

Xaomi POCO X8Pro のAnTuTuベンチマーク総合スコアはおよそ2,100,000点程度。ハイエンド機に肉薄する性能。

2026年現在であれば「準ハイエンド」に分類される。AnTuTuベンチマークの目安は次の通り。

AnTuTuスコア(V11)代表的なSoC
(ハイエンド)
ヌルヌル。最高性能
総合スコア:約270万点以上
GPUスコア:約80万点以上
Snapdragon 8 Elite Gen 5
(準ハイエンド)
サクサク。不満無し
総合スコア:約200万点〜270万点
GPUスコア:約60万点〜80万点
A19(iPhone17e)
Dimensity 8500‐Ultra
(ミドルハイ)
十分な性能
総合スコア:約140万点〜200万点
GPUスコア:約30万点〜60万点
Tensor G4
(ミドルレンジ)
実用的な性能
総合スコア:約70万点〜140万点
GPUスコア:約15万点〜30万点
A16 (iPhone15)
Exynos 1680
(エントリー)
一般的な性能
総合スコア:約40万点〜70万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
Snapdragon 7s Gen 2
(ローエンド)
最低限な性能
総合スコア:約40万点以下
GPUスコア:約5万点以下
Snapdragon 6 Gen 3

また、参考に他のスマホと比べると次の通り。

機種Antutu ベンチマークSoC(CPU)
Galaxy S26 Ultra3,800,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
iPhone 17(Pro)2,500,000点A19Pro
iPhone 17(無印)2,300,000点A19
iPhone 17e2,100,000点A19
POCO X8Pro2,100,000点Dimensity 8500 Ultra
POCO X7Pro2,000,000点Dimensity 8400 Ultra
iPhone161,700,000点A18
iPhone 15 Pro1,590,000点A17 Pro
Google Pixel 10a1,400,000点Google Tensor G4
Galaxy A57 5G1,300,000点Exynos 1680
iPhone 151,300,000点A16 Bionic
iPhone14Pro936,100点A16 Bionic
AQUOS sense9600,000点Snapdragon 7s Gen2

性能はiPhone17eとほぼ一緒。前作「POCO X7Pro」よりベンチマーク数値は良い。良いがかなり微々たる差ではある。

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メモリ及びストレージ

POCO X8Proの発売モデルは、メモリ及びストレージ量が異なる3種類。ストレージの最低容量が256GBからなのが嬉しい。具体的には次の通り。

価格メモリストレージ
59,980円8GB256GB
69,980円8GB512GB
74,980円12GB512GB

価格差はそこそこある。しかし、1万円追加するだけでストレージが2倍になるのは結構恩恵が大きい。12GBメモリはゲームをしなければ不要だろう。このスマホを買う人はコスパ重視だと思うので、ストレージ256GBのモデルがいいんじゃないかなと思う。

ディスプレイ(6.59インチ有機EL (1.5K / 120Hz))

POCO X8Proのディスプレイは、6.59インチの有機ELディスプレイだ。前作よりちょっとだけ画面サイズがちっちゃくなったが、iPhoneと比較すると大き目サイズのiPhone16Plusとほぼ同じ大きさ。

機種名画面サイズリフレッシュレート
POCO X7Pro6.67120Hz
POCO X8Pro6.59120Hz
iPhone 166.160Hz
iPhone 16 Plus6.760Hz
iPhone 16 Pro6.3120Hz
iPhone 16 Pro Max6.9120Hz
iPhone 176.3120Hz
iPhone Air6.5120Hz
iPhone 17 Pro6.3120Hz
iPhone 17 Pro Max6.9120Hz

また、リフレッシュレートは120Hzに対応して画面がぬるぬる動くのが嬉しい。とはいえ、個人的には60Hzと使用感はそんなに変わらないし、androidスマホの中では標準搭載のようなものだから特別すごいっていうわけではない。電池持ちも悪くなるので、そんなに重要ではない。

バッテリー(6,500mAh / 100W急速充電対応)

POCO X8Proのバッテリーは6,500mAh。前作の6,000mAhより増量した。単純比較はできないが、参考にiPhoneとの比較表は次の通り。

機種容量連続動画再生
POCO X8Pro6,500mAh20時間
POCO X7Pro6,000mAh20時間
iPhone 17e4,005 mAh26時間
iPhone 17 Pro Max5,088 mAh39時間
iPhone 17 Pro4,252 mAh33時間
iPhone Air3,149 mAh27時間
iPhone 173,692 mAh30時間
iPhone 16e4,005 mAh26時間
iPhone 16 Pro3,582 mAh27時間
iPhone 163,561 mAh22時間
iPhone 153,349 mAh20時間
iPhone 143,279 mAh20時間
iPhone 133,227 mAh19時間

いずれもメーカー公称値。POCO X8Proはバッテリー容量こそ大きいものの、連続動画再生時間は20時間。iPhoneでいうとiPhone15と同程度。これは省電力技術の差なのか、放熱性の差なのかはわからないが、効率性はiPhoneの方が優秀そうだ。

また、本機は100Wという超高速の急速充電に対応をしているが、これはXiaomiの急速充電機を使用した場合だけ。他社の急速充電器を使ってもそんなに速度はでないので注意したいところだ。

メインカメラ(前作と同じ)

さて、非常に重要なメインカメラ。POCO X8Proは「Sony IMX882」イメージセンサーを搭載。つまり前作と全く一緒。

  • センサーサイズ: 1/1.95インチ
  • 画素数: 50MP(5000万画素)
  • 特徴: 高い光感度を持つ積層型構造で、薄型軽量スマホでも高性能な撮影が可能
  • 動画撮影: 4K/60fpsに対応
  • 主な採用機種: POCO X7 Pro、らくらくスマートフォン F-53E

カメラ(超広角・フロント)

一方で、超広角カメラ及びフロントカメラのイメージセンサーは非公表。超広角カメラが800万画素、フロントカメラが2,000万画素。これは構成は前作と全く一緒。カメラ周りはおそらく前作からの流用でコストダウンを図っていると思われる。

防水防塵(IP68)

POCO X8Proの防塵防滴性能は「IP68」相当。最高レベルの防塵性能と防水性能を兼ね備えている。「IP68」の防塵防水性能は凄まじく、砂ぼこりの舞う屋外や風の強い環境でも内部にホコリが入り込む心配がない。また、水深1.5メートルに30分間沈めても問題ないほどの強力な耐水性能を誇っている。

おサイフケータイ非対応

POCO X8Proの最大のデメリットとして良く挙げられているのが、おサイフケータイに非対応であることだ。これは前作POCO X7Proと一緒。ただし、POCO X7Proのレビュー記事でも書いたが、おサイフケータイ非対応では実はたいした問題じゃない。モバイルスイカやPASMOが利用できないだけど、店でのクレカタッチ決済は可能。詳細は次の記事を参考にしてもらいたい。

【Xaomi POCO X7Proレビュー】4万円で買えるコスパ最強スマホ

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Xaomi POCO X8Proのメリット

というわけでここまでXaomi POCO X8Proについて長々と解説をしてきたんだけど、そのメリットについてまとめたい。

  • 必要十分の処理能力(AnTuTu 210万点超)
  • 高精細大画面のディスプレイ
  • ケースとフィルムが最初から付属

それぞれ詳しく解説をしていく。

必要十分の処理能力(AnTuTu 210万点超)

総合スコアは2,100,000点程度。ハイエンド機を肉薄する性能であり重いゲームでも快適にプレイ可能だ。

高精細大画面のディスプレイ

2つ目のメリットは高精細大画面のディスプレイだ。本機はその高いスペックに対して価格が安いので、主に学生をメインとしてゲームの高い需要がある。最新のゲームを高精細かつ大画面なディスプレイで楽しむことができるのが本機の売りだ。

ケースとフィルムが最初から付属

POCO Xシリーズの地味に嬉しい点が純正のケース、そして画面保護フィルムが最初から添付されている点だ。今回のX8proでも付属する。ケースとフィルムを別途買おうとすると安いものでも合わせて3,000円。それなりのものを買えば5,000円程度が追加でかかる。これが最初から付属するのは嬉しい。

フィルムも最初から添付されているのでいちいち張る必要がない。失敗してフィルムを買い足す必要もない。届いたらすぐに使える。このフットワークの軽さが心地よい。iPhoneも見習うべき。

Xaomi POCO X8Proのデメリット

一方でXaomi POCO X8Proのデメリットを挙げるとすれば次のとおり。

前作からSoCが変わっただけ

本機の最大のライバルになる機体。それはiPhoneでもGoogle Pixelでもない。前作POCO X7Proだ。とはいうのも、スペック的に本機は前作からSoCがアップグレードしただけ。それもベンチマークとしては誤差の範囲。それでいてお値段が1万円もアップしてしまっている。あれ?これPOCO X7Proでよくね?っていうのが正直な感想。

100W急速充電は制限あり

本機の大きな特徴として100Wの急速充電に対応している。一般には30W程度でも十分高速。つまり、通常の3倍以上のスピードが出てしまう。しかもご丁寧に100Wの急速充電機とケーブルも付属してしまう。普通に買ったらこれだけで5,000円はする。コスパやばすぎ。

しかし、この100W急速充電ができるのはXiaomiの急速充電機を使用した場合だけ。他社製のコンパクトな急速充電器を使っても意味がないのでここは注意したいところだ。

カメラ性能はそれなり

本機のカメラ周りは前作から変化なし。つまりカメラの弱さは相変わらず。メインカメラは5,000万画素のイメージセンサー搭載だから一見すると性能が高そう。でも本機のセンサーはらくらくスマートフォンにも搭載されるような廉価モデル。写りには期待しない方が良い。それでも日常使いであれば何ら不満のない写真を撮ることはできる。カメラ性能を取るかどうかがこの機体を選ぶ重要なポイントになるだろう。

(結論)Xaomi POCO X8Proは買わなくていい

というわけで今回はXaomiのコスパ最強スマホ「POCO X8Pro」の解説をしてきた。俺の結論としては「買わなくていい」になる。とはいうのも前作のほぼ焼きまわしで、SoCがアップデートされたこと以外は微々たる違いしかない。にもかかわらずお値段が1万円上乗せされてしまっている。つまり、コスパで考えれば前作「POCO X7Pro」の方が高い。本機を選ぶ人はコスパ重視だと思うので、であればあえて本機を選ぶ必要性はないだろう。


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  • この記事を書いた人

ジェームス

元公務員 / 既婚 / FP / 新人YouTuber / 趣味は登山。

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