スマホ乗り換えプログラムで一人負けをし、通信品質も3キャリア最悪と言われるドコモが2025年度通期の決算を発表した。内容としては増収減益。つまり、売り上げは増えたが利益は減ったということ。そんなドコモがこれからどういう戦略をとり、俺たちにどう影響するのかを考察したい。
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決算の内容

まず初めに、今回のドコモの決算内容を要約すると次の通り。
- 2025年度は増収減益
- MNPは「転入超過」
- 山手線の通信品質強化
- 新AIエージェント「SyncMe」
- 気になる「値上げ」はどうなる?
- NTTドコモ・フィナンシャルグループ設立
2026年度は減収減益で、売り上げは増えたがスマホ乗り換えプログラムや販促費の増加により利益は減ることとなった。また、山手線周りの通信品質強化をわざわざ発表したあたり、通信品質の悪さに対するケアをしていきたい姿勢がうかがえる。
1. 2025年度は減収減益

まず初めに決算資料をざっくりと確認しておこう。2025年度は前年度と比較して収益は増加。一方で利益は減少。設備投資の実績が前年度より1400円増え約前年度比20%増加ということで、減益ではあるが積極的な通信インフラの整備を行っている。ドコモにとっては通信品質の悪さをどうにか改善したい姿勢がうかがえる。

一方でEBITDA(イービットディーエー/イビッタ)も昨年比減。これは企業の純粋な収益力を表すもので、大きな設備投資があった場合でも収益力がどのくらいあるのかをわかりやすくするための指標。つまり、通信インフラ整備分の支出を除いたとしても、利益を上げる力は低下しているということ。
2. MNPは「転入超過」

2025年度下期は他社からの乗り換え(MNP)が転入超過(プラス)に転じた。「ドコモMAX」が好調らしく、300万契約を突破。これはドコモショップの対面販売の営業力の高さは依然として健在だということを示している。一方で販促費を存分にかけている割には成果をあげられていないのも事実。つまり、ドコモにとってこれから利益を上げるためには「値上げ」以外の選択肢がなさそう。
3. 山手線の通信品質強化

多分色々な記事やSNSなんかで「山手線でドコモ回線は遅い」ということを言われているからか、今回の決算発表では成果を強調してきた。通信速度が77%向上とのことだが、実際の使用感がどうなのかは不明。

ただし、ドコモはこの3月に遂に3G回線を停波。この周波数帯で4G回線や5G回線を利用できることとなり、これからの通信回線品質の向上には期待できる。ちなみにau(2022年)とソフトバンク(2024年)は停波完了している。
4. 新AIエージェント「SyncMe」が今夏デビュー

個人的に一番注目したいのが、2026年夏に開始予定の「SyncMe(シンクミー)」というAIサービス。 ただの検索ツールではなく、ドコモの1億人超の会員データを活用して、「あなたにぴったりの体験を先回りして提案してくれる」エージェントなんだとか。 ドコモはAmazonと協業しているので、アマゾンへの新しい同線を作るんじゃないかなーと思っている。つまり売り上げが上がる。
5. 気になる「値上げ」はどうなる?

ドコモの料金プランについては「現時点では値上げの予定なし」とのこと。「通信品質が悪い」というレッテルが張られている今、値上げを実行すれば客離れは必至。
ドコモは値上げしたくてもできない

「通信品質が悪いけど安いから我慢する。でも高くなったら他を使う。」となるのは火を見るより明らか。なのでドコモは値上げに踏み切れない。本当はめちゃくちゃ値上げしたいのに。
インフラ整備が完了したら値上げ

ただし、逆に言えば通信品質が良くなれば値上げを実施するということ。3G回線の停波が完了し、設備投資を加速させているドコモにとっては今が正念場。しばらく株価はあがらないと予想する。
6. 「NTTドコモ・フィナンシャルグループ」設立

2026年7月には金融持ち株会社「NTTドコモ・フィナンシャルグループ」を設立する。「住信SBIネット銀行」を中核に据え、銀行・証券・保険を一体化させ、金融サービスを強化。dポイントを中心に、「ドコモ経済圏」の拡充を図る。

ドコモ回線の値上げよりもこのファイナンス事業が成功するかどうかが、今後のドコモの行く末を占うこととなるだろう。
まとめ(NTTの株価はしばらくあがらない)

というわけで今回は2025年度決算資料を通してドコモの現状と将来について考察をしてきた。俺の結論としてはNTTの株価はしばらくあがらないだろうなぁという印象。とはいうのも、ドコモは今結構苦しい。auとソフトバンクに比べて回線品質が悪い(大都市圏でつながりづらいだけで田舎では良い)とされているため、インフラ整備が急務。しかし値上げをすることはできない。つまり利益は上がらない。結果として株価は上がらない。

勿論、NTTの事業は携帯事業だけじゃないからこれは俺の知っている範囲での予想ではあるんだけど、NTTの株価は通信回線品質が向上したという認知が広がり、値上げを実施できるまでは上がらないのかなと思う。

また、これから総務省主導でスマホの端末割引ルールなんかの見直しが入るから、それがドコモにとって追い風になるのかどうかなんかも結構インパクトがでかくなりそう。
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