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スマートフォン

【AQUOS R11レビュー】5万円値上げでSDカード廃止 光るだけの“名ばかりハイエンド”

今回は2026年7月9日に発表されるシャープのハイエンドスマホ「AQUOS R11」について解説をする。

前モデルの発売から一体何が変わったのか。本機の特徴を紹介するとともに、果たしてこのスマホを買うべきなのかを解説していこう。

結論:体験価値は高いが、16万円の壁は高すぎる

最初にこの記事の結論。AQUOS R11は独自の機能や望遠カメラなど魅力的なスペックを備え、スマホとしての「体験価値」を重視した一台だと言える。一方で前作から削られた性能がある上に、価格が大幅にアップしてしまった。前作との主な変更点は次の通り。

  • アカリウムやAIカメラなど「体験」重視の進化
  • MicroSDカードが非対応になった
  • 前作から5万円越えの大幅な値上げ

後継機としてSoC性能やカメラは順当にパワーアップしたものの、キャリア版(128GB)で約15万円台、SIMフリー版(256GB)で約16万円台とかなりの高級機になってしまった。

予算に余裕があり、スペックの数値だけでなくシャープならではの「独自機能」や「癒やし」という体験に魅力を感じる人向けの端末だ。そんなやついるかー!

AQUOS R11の基本スペックと概要

AQUOS R11は、2026年7月9日に発表されるシャープのハイエンドスマートフォン。キャッチコピーは「簡単だけど、感嘆です。」このコピーライターは即解任するべき。SoCは「Snapdragon 8s Gen 4」を搭載。前作の 7+ Gen 3 から順当なスペックアップを果たしている。

また前作からの大きな変更点として望遠カメラを搭載。光学2.9倍ズームでの高精細な撮影に対応している。

メモリは12GB、ストレージはキャリア版が256GB、SIMフリー版が512GBとなる。さらに新しいベイパーチャンバーを採用し放熱性も向上しているため、重いゲームでも安定した動作が期待できる。重量を200g切りの195gに抑えている点も優秀だ。

一方で前作まで搭載していた2TBまでのmicroSDカードスロットは非搭載。本体ストレージのみでの運用となる点には注意が必要だ。

前作「AQUOS R10」とのスペック比較表

ここからは「AQUOS R11」及び前作「AQUOS R10」の基本スペックを見てみよう。

項目AQUOS R11AQUOS R10
通常価格(税込)163,900円(12GB / 512GB)
※256GBモデルはキャリア販売のみ
99,770円(12GB / 256GB)
107,800円(12GB / 512GB)
SoCSnapdragon® 8s Gen 4 Mobile Platform
3.2GHz + 2.8GHz + 2.0GHz ヘキサコア
Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform
2.8GHz+2.6GHz+1.9 GHz オクタコア
AnTuTu約200万点約130万点
ディスプレイ約6.5インチ
Pro IGZO OLED
フルHD+(1,080 × 2,340)
ピーク輝度 3600nit
可変240Hz
Corning® Gorilla® Glass Victus® 2
約6.5インチ
Pro IGZO OLED
フルHD+(1,080 × 2,340)
ピーク輝度 3,000nit
可変240Hz
Corning Gorilla Glass Victus 2
本体サイズ約156mm×約74mm×約8.9mm約156mm×約75mm×約8.9mm
重さ195g197g
バッテリー容量5,100mAh5,000mAh
充電速度36W36W
ワイヤレス充電非対応非対応
メインカメラ5,030万画素 / 23mm / F1.9
1/1.55インチ
5,030万画素 / 23mm / F1.9
1/1.55インチ
超広角カメラ5,030万画素 / 13mm / F2.2
1/2.55インチ
5,030万画素 / 13mm / F2.2
1/2.55インチ
望遠カメラ3,850万画素 / 68mm / F2.4
1/2.88インチ
フロントカメラ5,030万画素 / 23mm / F2.25,030万画素 / 23mm / F2.2
防塵防水IP69IP68
生体認証指紋認証/顔認証(マスク対応)指紋認証/顔認証(マスク対応)
SIM形式nanoSIM / eSIMnanoSIM / eSIM
おサイフケータイ対応対応
外部ストレージ非対応microSDXC 最大2TB対応
ポートUSB3.2 Gen1 Type-C(映像出力可)USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力可)

赤太字が凄く気になる部分。搭載されるSoCはSnapdragon® 8s Gen 4で前作から性能がアップしている。これはXiaomi F7と同じ高性能チップ。

しかし、なぜかコア数が「8コア」のはずなのに「6コア」に減っている。後述するが、これではSoC本来の性能を引き出すことはできない

また、ワイヤレス充電は相変わらず非対応。そして前作は対応していた外部ストレージが何と非対応になってしまった。これはいただけない。

望遠カメラを搭載したとはいえ、それでいてお値段が56,100円もの超大幅値上げということで、ちょっと意味わからないレベルの変更になった。全然ほしくない。

【疑惑のSoC】Snapdragon 8s Gen 4なのに「6コア」の謎

AQUOS R11のSoCは「Snapdragon® 8s Gen 4 Mobile Platform」。前作AQUOS R10 から1世代上位のモデルを搭載した。

項目AQUOS R11AQUOS R10
SoCSnapdragon® 8s Gen 4Snapdragon®7+ Gen 3

しかし、やっかいなのがこのチップの仕様が変更されている点。通常の「Snapdragon 8s Gen 4」は次のとおり8コア仕様。

  • Cortex X4:3.2GHz ×1
  • Cortex A720:3.0GHz ×3
  • Cortex A720:2.8GHz×2
  • Cortex A720:2.0GHz×2

しかし、本機のスペック表を見てみると表示が次の通り。

  • 種類:Snapdragon® 8s Gen 4 Mobile Platform
  • 周波数/コア数:3.2GHz + 2.8GHz + 2.0GHz ヘキサコア

「Cortex A720:3.0GHz ×3」のコアが丸っと消えて、ヘキサコアとばっちりか書かれているのがわかると思う。あれ?8コアから3コア消えたら5コアじゃん。残りの1コアは?と思うかもしれない。俺も思う。

その1コアがどこにいったのか、はたまた実はただの誤植なのか。そのあたりはもう少し情報が出てきてから整理したい。

間違いなく言えるのは「アクオスR11」のCPUの性能はハイエンド性能ではなさそうと言う点。

AnTuTuベンチマークは推定150万点(実質ミドルハイ?)

とは言うのも、通常の「Snapdragon 8s Gen 4」なら、AnTuTuベンチマーク総合スコアは約200万点。2026年現在であれば「準ハイエンド」に分類される。AnTuTuベンチマークの目安は次の通り。

AnTuTuスコア(V11)代表的なSoC
(ハイエンド)
ヌルヌル。最高性能
総合スコア:約270万点以上
GPUスコア:約80万点以上
MediaTek Dimensity 9500
(準ハイエンド)
サクサク。不満無し
総合スコア:約200万点〜270万点
GPUスコア:約60万点〜80万点
Snapdragon 8s Gen 4
(ミドルハイ)
十分な性能
総合スコア:約140万点〜200万点
GPUスコア:約30万点〜60万点
Tensor G4
(ミドルレンジ)
実用的な性能
総合スコア:約80万点〜140万点
GPUスコア:約15万点〜30万点
A16 (iPhone15)
Exynos 1680
(エントリー)
一般的な性能
総合スコア:約40万点〜80万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
Snapdragon 7s Gen 2
(ローエンド)
最低限な性能
総合スコア:約40万点以下
GPUスコア:約5万点以下
Snapdragon 6 Gen 3

また、参考に他のスマホと比べると次の通り。今回は「Snapdragon 8s Gen 4」を搭載している『POCO F7』を例に出す。

機種Antutu ベンチマークSoC(CPU)
Xperia1 VIII4,000,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
Galaxy S26 Ultra3,800,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
Xiaomi 17TPro3,200,000点Dimensity 9500
iPhone 17(Pro)2,500,000点A19Pro
iPhone 17(無印)2,300,000点A19
Xiaomi 17T2,100,000点Dimensity 8500-Ultra
iPhone 17e2,100,000点A19
POCO F72,000,000点Snapdragon 8s Gen 4
Xiaomi 15T1,600,000点Dimensity 8400 Ultra
POCO X7Pro1,600,000点Dimensity 8400 Ultra
Google Pixel 10a1,400,000点Google Tensor G4
Galaxy A57 5G1,300,000点Exynos 1680
AQUOS sense9600,000点Snapdragon 7s Gen2

しかし、繰り返しになるが、アクオスR11が搭載している「Snapdragon 8s Gen 4」はなぜか6コア仕様。単純に8コアが6コアになるので、性能も本来の75%程度しか発揮できないはず。

アンツツベンチマークで言えば総合スコア150万点程度。ミドルハイクラスの水準になると予想される。

ディスプレイ:堅実だが進化は乏しい

ディスプレイサイズは6.5インチ。これはAQUOS R10から変化なし。

AQUOS R11AQUOS R10
画面サイズ6.5インチ6.5インチ
リフレッシュレート120Hz120Hz

また、リフレッシュレートは1Hzから120Hzの可変駆動と、間に黒画面を挿入して毎秒240回の表示状態変化を実現する最大240Hzに対応している(いわゆる黒挿入)。

黒挿入によりリフレッシュレートをあげることでモニターの残像を軽減する効果がある。また、可変リフレッシュレートにより、画面が静止している状態などではリフレッシュレートを下げ、バッテリー持ちを良くすることができる。

参考に他のスマートフォンとの画面サイズの比較は次の通り。

機種名画面サイズリフレッシュレート
AQUOS R116.5240Hz
Xiaomi 17T Pro6.83144Hz
Xiaomi 17T6.59120Hz
Xperia1 VIII6.5120Hz
Galaxy A57 5G6.7120Hz
Google Pixel 10a6.3120Hz
iPhone 176.3120Hz
iPhone17e6.160Hz
iPhone Air6.5120Hz
iPhone 17 Pro6.3120Hz

それ以外のスペック次のとおり。

項目AQUOS R11AQUOS R10
ディスプレイ有機EL Pro IGZO OLED有機EL Pro IGZO OLED
解像度フルHD+(1,080 × 2,340)フルHD+(1,080 × 2,340)
最大輝度3,600ニト3,600ニト
強化ガラスCorning® Gorilla® Glass Victus® 2Corning® Gorilla® Glass Victus® 2

ディスプレイはシャープ独自開発の有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を採用。

ガラスは、コーニング社の強化ガラス「Corning® Gorilla® Glass Victus® 2」を採用。固いコンクリなら1m、アスファルトなら2mの高さから落としても破損を免れるほど強力。とされているが、普通に傷つくし当たり所が悪ければ割れる。線傷も付くので別途保護フィルムは必須。

バッテリー:ワイヤレス充電非対応は厳しい

AQUOS R11のバッテリー容量は5,100mAh。前作より100mAhだけアップ。つまり変化なし。

AQUOS R11AQUOS R10
バッテリー容量5,100mAh5,000mAh
充電速度36W36W
ワイヤレス充電非対応非対応

急速充電の速度は36Wと及第点。一方でワイヤレス充電に非対応なのは前作から一緒。ハイエンドモデルを謳っておいてワイヤレス充電にも対応をしないなんて目の付け所がどうかしてるぜ。

カメラ:待望の「望遠レンズ」を新搭載

AQUOS R11は前作から引き続きライカ(Leica)監修のカメラユニットを搭載。

前作AQUOSR10からの一番の変更点は望遠カメラを搭載したことだ。カメラのスペック表は次の通り。

AQUOS R11AQUOS R10
メインカメラ5,030万画素 / 23mm / F1.9
1/1.55インチ
5,030万画素 / 23mm / F1.9
1/1.55インチ
超広角カメラ5,030万画素 / 13mm / F2.2
1/2.55インチ
5,030万画素 / 13mm / F2.2
1/2.55インチ
望遠カメラ3,850万画素 / 68mm / F2.4
1/2.88インチ
非搭載
フロントカメラ5,030万画素 / 23mm / F2.25,030万画素 / 23mm / F2.2

望遠カメラ以外のカメラユニットは変更なし。メインカメラのセンサーサイズが1/1.55インチと大きく、夜間撮影にも強いのが特徴。

望遠カメラの焦点距離は68mmでメインカメラの約3倍望遠になる。

防水防塵(IP69)

AQUOS R11の防塵防滴性能は「IP69」相当。最高レベルの「IP68」よりも更に防水レベルが高く、最高80℃の高温・高圧水流に耐える規格性能。ちょっとやりすぎ。

新機能「アカリウム」は光るだけ

AQUOS R11の独自機能として「アカリウム」が搭載された。背面カメラ周りに光の線(LED)が搭載され、通知だけでなく、音と光でリラックス空間を演出する機能が追加。つまり光るだけ。

スペックだけでなく「体験」を重視した仕様変更とのこと。ちなみにアカリウムを体験するためには背面を上に、つまりディスプレイ側を下にして置く必要がある。

画面が傷つくのでそんな置き方をする人がいるだろうか。(いやいない)つまり光るだけ。

AQUOS R11とR10の違い

ここまでの内容をまとめて、AQUOS R11 / R10の違いを抜き出すと次のとおり。

項目AQUOS R11AQUOS R10
通常価格(税込)163,900円(12GB / 512GB)
※256GBモデルはキャリア販売のみ
99,770円(12GB / 256GB)
107,800円(12GB / 512GB)
SoCSnapdragon® 8s Gen 4 Mobile Platform
3.2GHz + 2.8GHz + 2.0GHz ヘキサコア
Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform
2.8GHz+2.6GHz+1.9 GHz オクタコア
AnTuTu約200万点約130万点
本体サイズ約156mm×約74mm×約8.9mm約156mm×約75mm×約8.9mm
重さ195g197g
バッテリー容量5,100mAh5,000mAh
望遠カメラ3,850万画素 / 68mm / F2.4
1/2.88インチ
防塵防水IP69IP68
外部ストレージ非対応microSDXC 最大2TB対応

AQUOS R11とR10の主な違いは価格、SoC(基本性能)、望遠カメラ性能の3点。一方でディスプレイや、バッテリー周りの性能、おサイフケータイ機能に対応していない点は一緒。また外部ストレージが非対応になった点は非常に痛い。

処理性能(SoC):前作から1世代進化

AQUOS R11のSoCは準ハイエンドの「Snapdragon® 8s Gen 4」を搭載し、前作からスペックが大幅に上昇。と言いたいのだが、コア数が8コアから6コアに減らされているためベンチマークスコアや実際の挙動は不明。

この仕様変更が単純にバッテリー持ちを意識したものなのか、それともコアが機能しないローモデルを安く仕入れているためなのかは不明。

AQUOS R10よりは優れると思うが、本機の購入を検討している人はこの点に注意してもらいたい。この点は7/9発売後に実際のスペックが判明するだろう。

ちなみに公式サイトだとAQUOSR10と比べてCPU性能は13%アップとのこと。低くないですか?

カメラ:望遠カメラを新搭載

AQUOS Rシリーズとして初めての望遠カメラユニッ搭載。フラッグシップモデルの11代目にして初搭載はある意味感慨深い。

画素数画角F値センサー
メインカメラ5,030万画素23mm1.91/1.55インチ
超広角カメラ5,030万画素13mm2.21/2.55インチ
望遠カメラ3,850万画素68mm2.41/2.88インチ
フロントカメラ5,030万画素23mm2.2

一方でメインカメラや超広角カメラなどの仕様はAQUOS R10から変更なし。もはや望遠カメラはつけなくても良かったのでは?と思わなくもない。

外部ストレージの廃止

個人的に衝撃だったのが、最大2TBのmicroSDカードに対応した外部ストレージを廃止してしまったことだ。

確かにiPhoneをはじめとした最近のスマートフォンは外部ストレージをなくすことで、大容量ストレージモデルやiCloudといったクラウドサービスの利用を促進している。

逆に言えばこの外部ストレージがあることが大きなメリットだった。このメリットを潰してしまったのは大きなミスだろう。

これをするなら代わりのクラウドサービスを格安で利用できるなどの付加価値が欲しかったところだ。

価格:性能上昇に対して割に合わない

というわけで肝心のお値段だが、AQUOS R11は512GBモデルで163,900円と、前作から5万円オーバーの値上げ。みんなびっくり。

項目AQUOS R11AQUOS R10
通常価格163,900円(12GB / 512GB)
※256GBモデルはキャリア販売のみ
99,770円(12GB / 256GB)
107,800円(12GB / 512GB)

しかもSIMフリー版は512GBモデルのみ。売れ筋の256GBモデルはキャリアでの販売のみ。勿論価格が上乗せされて販売されている。

項目AQUOS R11
公式ストア(SIMフリー版)163,900円(12GB / 512GB)
ドコモ162,470円(12GB / 256GB)
ソフトバンク156,960円(12GB / 256GB)
au取り扱い無し
楽天モバイル取り扱い無し

キャリア販売の256GBモデルは何とドコモが162,470円。ソフトバンクは156,960円。SIMフリー版の512GBモデルとほぼ一緒の価格。キャリアで買うのはあまりにも情弱サービスだと言わざるを得ない。

AQUOS R11のスペックが価格上昇に見合うものであれば良いのだが、前作から変更があったのはSoCと望遠カメラ搭載のみ。しかもSoCはちょっと怪しい。

外部ストレージも廃止されてしまったことを鑑みると、半導体などの部品価格が上昇したことを考慮しても価格あげすぎと言わざるを得ないだろう。

AQUOS R11のメリット

ここまでの内容を踏まえて「Xiaomi 17T」のメリットを紹介していく。まず「Xiaomi 17T」のメリットをあげると次の3点。

  • 独自の新機能「アカリウム」
  • 屋外でも見やすいディスプレイ
  • 200g切りの軽量&IP69の高耐久ボディ

それぞれ解説していく。

独自の新機能「アカリウム」

AQUOS R11の最大の特徴は「光と音による癒やし体験」アカリウムだ。背面のカメラ横にLEDを搭載。

通知ランプとしての役割だけでなく、「くつろぎモード」では焚き火や川のせせらぎなどの環境音とともに、自然な光のゆらぎでリラックス空間を演出してくれる。つまり光るだけ。

屋外でも見やすいディスプレイ

アクオスR11のディスプレイはピーク輝度が3,600ニトに引き上げられ、屋外での視認性が向上している。

また、独自機能「スマートアウトドアビュー」を搭載し、 炎天下での視認性向上に加え、窓際や木陰など「明るい場所と暗い場所が混ざった環境」でも、暗く潰れてしまう部分だけを自動で認識し明るく補正してくれる。

200g切りの軽量&IP69の高耐久ボディ

アクオスR11は、前モデルの角張ったデザインから丸みを帯びた形状に変更され、手へのフィット感・持ち心地が向上。

大容量5,100mAhバッテリー、新しい放熱機構(ベイパーチャンバー)を搭載しつつ、本体重量を200g以下の「195g」に抑えている点は地味に優秀。

強化ガラスは「Corning® Gorilla® Glass Victus® 2」を採用。固いコンクリなら1m、アスファルトなら2mの高さから落としても破損を免れるほど強力。最高等級の防水防塵(IPX5/8/9、IP6X)に対応しているほか、米軍MIL規格準拠の耐衝撃性能を備え、ハンドソープで洗うことができるほどの耐久性を備えている。

AQUOS R11のデメリット

一方でAQUOS R11のデメリットをあげると次の通り。

  • 前モデルからの大幅な価格高騰
  • ハイエンドを名乗るには微妙なSoC性能
  • 外部ストレージ(microSD)廃止
  • ワイヤレス充電非対応
  • アップデート保証期間がライバル機より短い

進化点が少ない割に外部ストレージとワイヤレス充電が廃止されてしまったのが痛すぎる。

前モデルからの大幅な価格高騰

最大のデメリットは価格だ。ハイエンド機として位置づけられるが、SIMフリー版で163,900円と、前モデルから5万円以上の値上げ。その割に性能があがっていない。どころか重要な機能が削減されてしまっている。

ハイエンドを名乗るには微妙なSoC性能

一方で採用したSoCは「Snapdragon® 8s Gen 4」。ぎりぎりハイエンド級のチップではある。しかし、搭載しているコア数が通常の8コアから6コアに削減されているのは見逃せない。

外部ストレージ(MicroSD)廃止

従来のAQUOSハイエンドシリーズで採用されていた「microSDカードスロット」が廃止されてしまった。これは痛い。

高画質な写真や動画をたくさん撮影する人は、本体内蔵ストレージ(キャリア版256GB / SIMフリー版512GB)でやりくりするか、グーグルドライブなどのクラウドサービスを活用する必要がある。

ワイヤレス充電非対応

アクオスRシリーズ全般に言えるが、ワイヤレス充電非対応についても改善がされていない点は大きなデメリットだ。この点だけでもあまり購入はオススメできない。

アップデート保証期間がライバル機より短い

アクオスR11のOSアップデートは最大3回、セキュリティアップデートは5年間。短いわけではないが、iPhoneやGoogle Pixel、Galaxyなどと比べると短い。15万円を超える高額端末であることを踏まえると、やや物足りなさを感じる期間だ。

AQUOS R11 を安く買う方法

定価163,900円のAQUOS R11。前モデルから値上げをされたしまって残念。それならば少しでも買いたいというのが人情だろう。

SHARP公式の1万円キャッシュバック(ただし面倒)

SHARP公式ストア発売日の7月9日から8月20日までの購入者限定で、10,000円キャッシュバックキャンペーンを実施する。

応募方法は次の通り。

  • キャンペーンサイトの「キャンペーンに応募する」をタップ
  • COCORO IDでのログイン
  • 応募受付サイトでキャンペーンに応募

キャッシュバックなので意外と面倒くさい。こんなややこしい方法をとるなら最初から割引価格で販売しろと思わなくもないが、そうするとキャンペーン期間が終わった際に『値上げ』になるのでやりたくないのだろう。

ちなみにキャリア版(ドコモとソフトバンク)で購入した際も10,000円相当のポイント還元が受けられる。

ネットショップは高い

だいたい定価より安く買えるネットショップも、シャープから規制がかかっているのか軒並み高めの設定。発売前の価格は179,520円。ポイントの還元を加味しても定価163,900円のSHARP公式ストアよりも安く買うことは困難だろう。

最安はまさかの「mineo(マイネオ)」※ただし既存回線のみ

512GBモデルで定価163,900円のAQUOSR11だが、実はSHARP公式ストアよりも安く買うことができる場所がある。それが格安SIMの『mineo』だ。しかもMNP乗り換えじゃない。参考に各キャリアの販売価格をまとめると次の通り。

キャリア価格
SHARP公式ストア12GB+512GB : 16万3900円
ドコモ12GB+256GB : 16万2470円
ソフトバンク12GB+256GB : 15万6960円
mineo12GB+512GB : 15万7344円

ただし、マイネオで端末のみ購入できるのは「既契約者」のみ。現在マイネオの回線を利用していない人は端末のみの購入をすることはできない。残念。

キャリア版は割高 MNP割引もなし

最後にキャリア(ドコモ・ソフトバンク)にMNP乗り換えをした時の価格を参考に載せておこう。MNP本体一括価格が次の通り。

キャリア価格
ドコモ162,470円
ソフトバンク156,960円

お分かりいただけただろうか。実はキャリアへMNP乗り換えしても一切割引が効かない。わざわざキャリアで買うメリットは一切ない。また、2年レンタルした際の負担額は次の通り。

キャリア価格
ドコモ127,710円
ソフトバンク105,760円

いかがだろうか。2年レンタルしてお値段10万円以上かかる。勿論端末は手元に残らない。キャリアで契約する意味はない。

結論(AQUOS R11は光るだけの名ばかりハイエンド機)

最初にこの記事の結論。AQUOS R11は独自の機能や望遠カメラなど魅力的なスペックを備え、スマホとしての「体験価値」を重視した一台だと言える。一方で前作から削られた性能がある上に、価格が大幅にアップしてしまった。前作との主な変更点は次の通り。

  • アカリウムやAIカメラなど「体験」重視の進化
  • MicroSDカードが非対応になった
  • 前作から数万円レベルの大幅な値上げ(約15万〜16万円台)

後継機としてSoC性能やカメラは順当にパワーアップしたものの、キャリア版(128GB)で約15万円台、SIMフリー版(256GB)で約16万円台とかなりの高級機になってしまった。

予算に余裕があり、スペックの数値だけでなくシャープならではの「独自機能」や「癒やし」という体験に魅力を感じる人向けの端末だ。


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  • この記事を書いた人

ジェームス

神奈川県出身。地方公務員として10年働き転職。副業ブロガー兼YouTuber。コロナ禍でYouTube視聴にはまり。「リベラルアーツ大学」、「フェルミ漫画大学」そして「トーマスガジェマガ」から大きな影響を受ける。2026年に第1子誕生。家族構成は3人。趣味は登山だが始めたのは社会人になってから。好きな山は山梨県の雪頭ヶ岳。1年間で50座を踏破するほどハマるが最近は副業活動と子育てでほぼ外出はしない。こだわりはあまり無いタイプ。効率重視。頭でっかち。将来的には独立をしたいが、やりたいことがあるわけではない。最近不動産に興味あり。古家をリフォームして大家業をしたいかも。宅建士とろうかな。

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