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【Pixel11Proレビュー】120倍望遠ズームは凄いけどPixel11の方がオススメ

今回は、2026年8月20日に発売されたGoogleの最新スマートフォン「Google Pixel 11」と、同サイズのハイエンドモデル「Google Pixel 11 Pro」の比較レビューをしていく。Pixel11(無印)のレビュー記事は次の通り。

両モデルとも画面サイズは同じ6.3インチだが、価格やカメラスペック、排熱構造などに違いがある。果たしてどちらを買うべきなのか、スペックの違いを踏まえて比較していこう。


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結論(買うべき人・そうでない人)

最初にこの記事の結論。同じ6.3インチの「Pixel 11」と「Pixel 11 Pro」だが、選び方の基準は以下のようになる。

Google Pixel 11 Proを買うべき人

  • 手軽に高画質な写真を撮りたい人
  • 120倍ズームに魅力を感じる人
  • 原神などの重いゲームをしない人

カメラ性能を重視したいなら「Pixel 11 Pro」一択となる。特にPixel11Proは広角、超広角、望遠のすべてのカメラにおいて大きいセンサーサイズを搭載しており、より高画質に、より暗所性能に強い仕上がりになっている。

Pixel 11Pro 広角(1倍)
Pixel 11Pro 望遠(5倍)
Pixel 11Pro 望遠(30倍)
Pixel 11Pro 望遠(120倍)

画質の劣化なく撮影ができるのは光学ズームの5倍までだが、超解像ズームのおかげで30倍、120倍の望遠ズームでも看板がくっきり撮影できているのがわかると思う。これは正直驚いた。無印モデルは30倍までなのでこの差は大きい。

対してPixel 11がオススメなのは次の人たち。

Google Pixel 11を買うべき人

  • コスパ良く最新のAIスマホを体験したい人
  • カメラ性能が高いスマホが欲しい人
  • 原神などの重いゲームをしない人

Pixel 11は136,800円(256GB)と、Proモデルに比べて約3.8万円安い。にもかかわらず、性能については大差ないのが正直なところ。

特にSoCは同じTensor G6チップ。バッテリー性能や充電性能もほぼ同じ。それでいて4万円近い価格差があるので、基本的にはPixel11の方がオススメ。

項目Google Pixel 11Pixel 11 Pro
位置づけ標準・コスパ重視コンパクト最高峰
カラー4色(⚫️⚪️🟢🔴)4色(⚫️⚪️🟢🟠)
価格256GB:13万6800円
512GB:15万6800円
1TB:無し
256GB:17万4800円
512GB:19万4800円
1TB:23万4800円
画面サイズ6.3 インチ6.3 インチ
ディスプレイActua (最大3,000nit)Super Actua (最大3,600nit)
サイズ (高×横×厚)152.8 × 72 × 8.6 mm152.7×71.9×8.4 mm
展開時 (高×横×厚)
重量約 197 g約 204 g
SoCTensor G6Tensor G6
メモリ (RAM)12 GB12 GB / 16 GB
バッテリー容量4,985 mAh4,850 mAh
冷却機構ベイパーチャンバー
広角カメラ4800万画素(1/1.56型)5000万画素(1/1.3 型)
超広角カメラ1300万画素(1/3.1型)4800万画素(1/2.51型)
望遠カメラ1080万画素
(1/3.2型,光学5倍)
4800万画素
(1/1.95型, 光学5倍)
前面カメラ1000万画素4200万画素
最大ズーム最大 30 倍最大 120 倍
背面板/LED(HiLight)光沢仕上げ / 非対応マット / HiLight対応
有線充電速度最大30W
約30分で55%
最大30W
約30分で55%
ワイヤレス充電Qi2(25W)
マグネット内蔵
Qi2(25W)
マグネット内蔵

俺のように日常的なブラウジングやAIアシスタント「Gemini」の利用がメインであれば、無印のPixel 11でも十分に「スマホ×AI」の完成度を体感できる。

Pixel11 広角(1倍)
Pixel11 望遠(30倍)

また、超解像ズームも30倍に対応している。Proに比べると物足りなく感じるが、30倍望遠でも実用性は高い。総じてPixel11の方が費用対効果が高くオススメ。

Google Pixel 11Proの概要と価格

項目Google Pixel 11Pixel 11 ProPixel 11 Pro XLPixel 11 Pro Fold
位置づけ標準・コスパ重視コンパクト最高峰大画面ヘビーユーザー向け折りたたみ・大画面端末
カラー4色(⚫️⚪️🟢🔴)4色(⚫️⚪️🟢🟠)4色(⚫️⚪️🟢🟠)2色(⚫️🟢)
価格256GB:13万6800円
512GB:15万6800円
1TB:無し
256GB:17万4800円
512GB:19万4800円
1TB:23万4800円
256GB:20万7800円
512GB:22万7800円
1TB:26万7800円
256GB:27万9900円
512GB:29万9,900円
1TB:無し
画面サイズ6.3 インチ6.3 インチ6.8 インチ外側:6.5 インチ
内側:8.0 インチ
ディスプレイActua (最大3,000nit)Super Actua (最大3,600nit)Super Actua (最大3,600nit)外側:Super Actua
内側:Super Actua Flex
サイズ (高×横×厚)152.8 × 72 × 8.6 mm152.7×71.9×8.4 mm162.7×76.5×8.5 mm155.2×76×10.1mm
展開時 (高×横×厚)155.2×150.4×5mm
重量約 197 g約 204 g約 226 g約 239 g
SoCTensor G6Tensor G6Tensor G6Tensor G6
メモリ (RAM)12 GB12 GB / 16 GB12 GB / 16 GB16 GB
バッテリー容量4,985 mAh4,850 mAh 5,115 mAh4,806 mAh
冷却機構ベイパーチャンバーベイパーチャンバー
広角カメラ4800万画素(1/1.56型)5000万画素(1/1.3 型)5000万画素(1/1.3 型)4800万画素(1/1.56型)
超広角カメラ1300万画素(1/3.1型)4800万画素(1/2.51型)4800万画素(1/2.51型)1050万画素(1/3.4型)
望遠カメラ1080万画素
(1/3.2型,光学5倍)
4800万画素
(1/1.95型, 光学5倍)
4800万画素
(1/1.95型, 光学5倍)
1080万画素
(1/3.2型, 光学5倍) 
前面カメラ1000万画素4200万画素4200万画素1000万画素
最大ズーム最大 30 倍最大 120 倍最大 120 倍最大 30 倍
背面板/LED(HiLight)光沢仕上げ / 非対応マット / HiLight対応マット / HiLight対応マット / HiLight対応
有線充電速度最大30W
約30分で55%
最大30W
約30分で55%
最大45W
約30分で75%
最大30W
約30分で55%
ワイヤレス充電Qi2(25W)
マグネット内蔵
Qi2(25W)
マグネット内蔵
Qi2(25W)
マグネット内蔵
Qi2(25W)
マグネット内蔵

Google Pixel 11Proは、2026年8月20日発表のスマートフォン。

キャッチコピー「with Gemini intelligence」のとおり、最新の「Google Tensor G6」チップを搭載し、完全対応した生成AI機能「Gemini Live」などを標準で組み込み、オンデバイスでのAI処理能力が向上している。

性能面では前作のPixel 10Proから革新的な変更はないものの、SoCがTensor G6チップにバージョンアップし、カメラ性能も向上している。

モデルPixel 11 ProPixel 10 Pro
256GBモデル174,800円174,900円
512GBモデル194,800円194,900円
1TBモデル234,800円設定無し

それでいてPixel10Proからお値段が据え置き。Googleとしてはかなり頑張った価格設定と言いたいだろう。

Pixel 11Proの外観(黒色はマット加工)

今回購入したのは無難に黒「Obsidian(オブシディアン)」。到着してから気が付いたんだけど、Proモデルは基本エッジ部分が金属。

しかし、今回購入した黒色だけPixel11と同じマット加工。

個人的にはマット加工の方がかっこいいからOK。でもフレームがキラキラしているのが好きな人は黒以外のカラーを買おう。

インターフェース(すっきり)

左側面(フラット)
右側面(電源、音量)

側面を見てみよう。左側面にボタン類はなく、右側面に電源ボタンと音量ボタン。Pixel11と一緒。

底面(USB-C、スピーカー、マイク)

底面を見てみよう。30Wの急速充電に対応するUSB Type-Cポート(USB 3.2 Gen 2)は外部ディスプレイ出力が可能。これもPixel11と全く一緒。

天面(SIMスロット、マイク)

天面にSIMスロットを配置。物理SIMに対応しているのが嬉しい。

カメラユニット(出っ張りが気になる)

背面には広角、超広角、望遠のトリプルカメラを配置。左が広角。真ん中が超広角。右が5倍望遠レンズ。そして一番右にフラッシュライト。

Pixel 11Pro / Pixel 11

お気づきの人もいると思うが、カメラユニットの出っ張りがPixel11に比べてだいぶ大きい。

横から見るとヤバイくらい出っ張っている。カメラユニットの出っ張りは実測で4.1mm。Pixel11は2mm。

ケースをつけても盛り上がるくらい出っ張っているので結構気になる。これはデメリット。

ディスプレイ(明るいがベゼルは太い)

ディスプレイは6.3インチ。勿論120Hz駆動で、最大輝度は3,600nitでかなり明るい。

Pixel11Pro / Pixel11

ベゼルの太さはPixel11よりほんのわずかに細い。しかし、それでもかなり太い。

Pixel11ProPixel11
サイズ (幅×高×厚)71.9 × 152.7 × 8.4 mm72.0 × 152.8 × 8.6 mm
重さ204 g197 g

17万越えのスマホとしてはチープさが否めない。

重量(204gで重い)

また重量はPixel11よりちょっと重い204g。6.3インチのスマホで200g越えはちょっと重すぎる。ライバル機のiPhone17が177gであることを考えると、この重さは見過ごせない。

HiLight(通知機能)

また、Proモデル限定の機能として背面のカメラフラッシュが光って通知をお知らせしてくれる「HiLight」がある。設定した色によって誰から連絡があったのかがわかる。

ガラケーを彷彿させる趣向ではあるが、ぶっちゃけ不要。これを新機能として紹介しないといけないほど、11Proは前作10Proと比べて変わり映えが無いということ。

Pixel 11Proの基本スペック(Pixel 10Proとの比較)

項目Pixel 11 ProPixel 10 Pro
カラー4色(⚫️⚪🟢🟠)4色(⚫⚪🔘🟢)
通常価格(税込)256GB:17万4800円
512GB:19万4800円
1TB:23万4800円
256GB:17万4900円
512GB:19万4900円
1TB:無し
SoCGoogle Tensor G6Google Tensor G5
メモリ(RAM)256 GB / 12 GB
512 GB / 16 GB
1TB / 16 GB
256 GB / 16 GB
512 GB / 16 GB
ディスプレイ6.3インチ Super Actua ディスプレイ
最大120Hz
ピーク輝度 3600nit
6.3インチ Super Actua ディスプレイ
最大120Hz
ピーク輝度 3300nit
サイズ (幅×高×厚)71.9×152.7×8.4 mm72 ×152.8 × 8.6 mm
重さ204 g207 g
バッテリー容量4,850 mAh4,870 mAh
有線充電速度最大30W最大30W
ワイヤレス充電Qi2.2(最大25W)Qi2(最大15W)
メインカメラ5000万画素(1/1.3 型)5000万画素 (1/1.68 型)
超広角カメラ4800万画素(1/2.51型)4800万画素 (1/2.51型)
望遠カメラ4800万画素(1/1.95型)
光学5倍
4800万画素 (1/2.51型)
光学5倍
ズーム機能超解像ズーム 最大120倍超解像ズーム 最大100倍
LED(HiLight)HiLight 対応非対応
冷却機構ベイパーチャンバーベイパーチャンバー
防塵防水IP68IP68
生体認証指紋・顔認証指紋・顔認証
SIM形式nanoSIM / eSIMnanoSIM / eSIM

特に注目するべき点はやはり「SoC」が最新のtensorG6チップになったことだろう。Pixel 10Proとの大きな違いは以下の5つに集約される。

  • SoC性能の向上(Tensor G5⇒G6)
  • メモリ減少(16GB⇒12GB)
  • カメラセンサー大型化(1/1.68 型⇒1/1.3 型)
  • ズーム性能の向上(最大100倍⇒最大120倍)
  • ワイヤレス充電の高速化(最大15W⇒25W)

それぞれ詳しく解説をしていこう。

SoC性能の向上(Tensor G5⇒G6)

Pixel 11ProのSoCは「Tensor G6」チップ。前作のG5と比べてAI処理能力が強化されている。普段のブラウジングはもちろん、SNSや動画視聴でカクつくことは一切ない。

項目Pixel 11 ProPixel 10 Pro
SoCTensor G6Tensor G5

ただし、GPU性能については賛否両論。特にTensorG5の8コアから7コアに削減されているため、最近の重量級ゲームをするのであれば注意が必要。

メモリ減少(16GB⇒12GB)

また、Pixel10Pro(256GB)と比べてメモリが削減されている点も注意したい。

項目Pixel 11 ProPixel 10 Pro
通常価格(税込)256GB:17万4800円
512GB:19万4800円
1TB:23万4800円
256GB:17万4900円
512GB:19万4900円
1TB:無し
メモリ(RAM)256 GB / 12 GB
512 GB / 16 GB
1TB / 16 GB
256 GB / 16 GB
512 GB / 16 GB

12GBのメモリが少ないわけではないが改悪。省電力性はあがっているとは思うが、AI機能を重視する本作にとってこの選択肢は間違いだと思われる。

512GB / 1TB のモデルでは16GBに戻していることを鑑みるに、オーバースペックだから削減したわけではないのは間違いない。

AnTuTuベンチマークは180万点

Google Pixel11ProのAnTuTuベンチマーク総合スコアは約180万点。2026年現在であれば「ミドルハイ」に分類される。AnTuTuベンチマークの目安は次の通り。

AnTuTuスコア(V11)代表的なSoC
(ハイエンド)
ヌルヌル。最高性能
総合スコア:約270万点以上
GPUスコア:約80万点以上
MediaTek Dimensity 9500
(準ハイエンド)
サクサク。不満無し
総合スコア:約200万点〜270万点
GPUスコア:約60万点〜80万点
A19(iPhone17)
(ミドルハイ)
十分な性能
総合スコア:約140万点〜200万点
GPUスコア:約30万点〜60万点
Tensor G6
(ミドルレンジ)
実用的な性能
総合スコア:約80万点〜140万点
GPUスコア:約15万点〜30万点
A16 Bionic(iPhone15)
(エントリー)
一般的な性能
総合スコア:約40万点〜80万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
Snapdragon 7s Gen 2
(ローエンド)
最低限な性能
総合スコア:約40万点以下
GPUスコア:約5万点以下
Snapdragon 6 Gen 3

また、参考に他のスマホと比べると次の通り。

機種Antutu ベンチマークSoC(CPU)
Xperia1 VIII4,000,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
Galaxy S26 Ultra3,800,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
Xiaomi 17TPro3,200,000点Dimensity 9500
iPhone 17(Pro)2,500,000点A19Pro
iPhone 17(無印)2,300,000点A19
Xiaomi 17T2,100,000点Dimensity 8500-Ultra
iPhone 17e2,100,000点A19
POCO F72,000,000点Snapdragon 8s Gen 4
iPhone 162,000,000点A18
Google Pixel 11 Pro1,800,000点Google Tensor G6
Google Pixel 111,800,000点Google Tensor G6
Xiaomi 15T1,600,000点Dimensity 8400 Ultra
POCO X7Pro1,600,000点Dimensity 8400 Ultra
iPhone 151,500,000点A16 Bionic
Google Pixel 10a1,400,000点Google Tensor G4
Galaxy A57 5G1,300,000点Exynos 1680
AQUOS sense9600,000点Snapdragon 7s Gen2

昨今のハイエンド機には及ばないが必要十分の性能を備えている。

ディスプレイ:最大輝度アップ

Pixel 11Proのディスプレイは前作と同じ6.3インチ有機EL Actua ディスプレイ。

項目Pixel 11 ProPixel 10 Pro
ディスプレイ6.3インチ有機EL
Super Actua ディスプレイ
6.3インチ有機EL
Super Actua ディスプレイ
リフレッシュレート120Hz120Hz
解像度2,424×1,080ピクセル2,424×1,080ピクセル
画素密度422ppi422ppi
最大輝度3,600ニト3,300ニト
強化ガラスCorning Gorilla Glass Victus 2Corning Gorilla Glass Victus 2

120Hz駆動でスクロールが滑らか。最大輝度3,600nitで前作より少し明るさが上昇し、晴天下でも視認性も高い。

カメラセンサーの大型化

Pixel 11Proのカメラ構成は「広角(50MP)」「超広角(48MP)」「望遠(48MP)」のトリプルレンズ。

Pixel 11 ProPixel 10 Pro
メインカメラ5,000万画素 / 1/1.3型
画角 85° / F1.7
5,000万画素 / 1/1.68型
画角 85° / F1.7
超広角カメラ4,800万画素 / 1/2.51型
画角 120° / F2.2
4,800万画素 / 1/2.51型
画角 120° / F2.2
望遠カメラ4,800万画素 / 1/1.95型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度120倍)
4,800万画素 / 1/2.51型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度100倍)
フロントカメラ4,200万画素 / 画角 103° / F2.24,200万画素 / 画角 103° / F2.2

Pixel10Proと比較するとメインカメラと望遠カメラのセンサーサイズが大きくなり、暗所性能が向上した。

ズーム性能の向上(最大100倍⇒最大120倍)

また望遠ズームは5倍で変更ないが、超解像ズームが「最大100倍から最大120倍」に進化している。

Pixel 11Pro 広角(1倍)
Pixel 11Pro 望遠(5倍)
Pixel 11Pro 望遠(30倍)
Pixel 11Pro 望遠(120倍)

超改造ズームは光学5倍ズームとデジタルズームを掛け合わせたもの。AIによる補正技術(ズーム画質向上機能)が優秀で、実用レベルの画質を維持してくれる。本質的に5倍以降は劣化した画像を加工しているだけだが、ちょっとビビるくらい綺麗な写真が取れてしまう。

ワイヤレス充電の高速化(最大15W⇒25W)

バッテリー容量は4985mAhに微増。有線充電は30Wで変更なし。一方でワイヤレス充電が「Qi2.2(最大25W)」に対応した。

Pixel 11 ProPixel 10 Pro
バッテリー容量4,850 mAh4,870 mAh
充電速度最大30W最大30W
ワイヤレス充電Qi2.2(最大25W)Qi2(最大15W)

Pixel10proの15W充電と比べて無線充電スピードが向上。マグネットでピタッとくっつくPixelsnap(ピクセルスナップ)がさらに実用的になった。

Pixel11Proと Pixel11 の違い

次に同じPixel11シリーズの無印モデルとのスペックを比較していこう。

項目Pixel 11 ProPixel 11
カラー4色(⚫️⚪🟢🟠)4色(⚫️⚪🟢🔴)
通常価格(税込)256GB:17万4800円
512GB:19万4800円
1TB:23万4800円
256GB:13万6800円
512GB:15万6800円
1TB:無し
SoCGoogle Tensor G6Google Tensor G6
メモリ(RAM)12GB12GB
ディスプレイ6.3インチ Super Actua ディスプレイ
最大120Hz
ピーク輝度 3600nit
6.3インチ Actua ディスプレイ
最大120Hz
ピーク輝度 3000nit
サイズ (幅×高×厚)71.9×152.7×8.4 mm72 ×152.8 × 8.6 mm
重さ204 g197 g
バッテリー容量4,850 mAh4,985 mAh
有線充電速度最大30W最大30W
ワイヤレス充電Qi2.2(最大25W)Qi2.2(最大25W)
メインカメラ5000万画素(1/1.3 型)4,800万画素 (1/1.56 型)
超広角カメラ4800万画素(1/2.51型)1,300万画素 (1/3.1型)
望遠カメラ4800万画素(1/1.95型)
光学5倍
1,080万画素 (1/3.2型)
光学5倍
ズーム機能超解像ズーム 最大120倍超解像ズーム 最大30倍
LED(HiLight)HiLight対応非対応
冷却機構ベイパーチャンバー無し
防塵防水IP68IP68
生体認証指紋・顔認証指紋・顔認証
SIM形式nanoSIM / eSIMnanoSIM / eSIM

細かい部分で若干の差があるが、Pixel11Proと Pixel11 の大きな違いは「カメラ性能」だ。

Pixel11Proと Pixel11の違い

  • カメラセンサーサイズ
  • 最大望遠(30倍 / 120倍)
  • カメラユニットの出っ張り
  • ベイパーチャンバー(冷却装置)
  • HiLight対応

それぞれ解説をしていこう。

カメラ性能(画質比較)

Pixel 11Proのメリットは何と言ってもカメラ性能の高さ。Pixel11との違いは次の通り。

Pixel 11 ProPixel 11
メインカメラ5,000万画素 / 1/1.3型
画角 85° / F1.7
4,800万画素 / 1/1.56型
画角 85° / F1.7
超広角カメラ4,800万画素 / 1/2.51型
画角 120° / F2.2
1,300万画素 / 1/3.1型
画角 120° / F2.2
望遠カメラ4,800万画素 / 1/1.95型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度120倍)
1,080万画素 / 1/3.2型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度30倍)
フロントカメラ4,200万画素 / 画角 103° / F2.21,050万画素 / 画角 95° / F2.2

広角、超広角、望遠カメラの全てで画素数とセンサーサイズが上回っている。より高画質に写真を撮影したい場合はPixel11Proの方が有利。

特に望遠カメラの性能には大きな違いがある。両機種とも光学5倍望遠だが、Pixel11Proは120倍、Pixel11は30倍の超解像ズームに対応。センサーサイズの違いが出やすい屋内での撮影比較結果が次の通り。

超広角カメラ(0.5倍)
Pixel 11 超広角(0.5倍)
Pixel 11 Pro超広角(0.5倍)

超広角カメラの映りは一緒。

メインカメラ(1~3倍)
Pixel 11 広角(1倍)
Pixel 11 Pro 広角(1倍)

一番大事なメインカメラの映りも一緒。

Pixel 11 望遠(3倍)
Pixel 11 Pro 望遠(3倍)

3倍望遠も一緒。メインカメラで撮影したものをクロップしているだけと思われる。

望遠カメラ(5~30倍)

望遠カメラを使用する5倍望遠からは画質が明確に違う。

Pixel 11 望遠(5倍)
Pixel 11 Pro望遠(5倍)

5倍望遠から明らかに11Proの方が画質が良い。ブログに張っている画像だと変わり映えしないかもしれないが、元データだと全然違う。

Pixel 11 望遠(10倍)
Pixel 11 Pro 望遠(10倍)

10倍望遠。ブログで見た感じでも11Proの方が文字「FOOD COURT」がはっきりしているのがわかると思う。

Pixel 11 望遠(20倍)
Pixel 11 Pro 望遠(20倍)

20倍望遠。11Proの方がにじみが少ない。

Pixel 11 望遠(30倍)
Pixel 11 Pro 望遠(30倍)

30倍望遠だとかなり違いが判ると思う。スマホのカメラでここまで遠くの写真が撮れるのは驚きとしか言いようがない。

Pixel 11 Pro 望遠(120倍)

極めつけは11Proの120倍望遠。はるか遠くの室内被写体をここまで綺麗に撮ることが可能。盗撮にしか使えない。

カメラユニットの出っ張り

Pixel11Pro / Pixel11

11Proはカメラのセンサーサイズが大きくなった代わりに、カメラユニットが出っ張っている。

ケースをつけていてもこの部分だけ膨らんでいるので、気になると言えば気になる。

ベイパーチャンバー(冷却装置)

11Proは冷却システムとして「ベイパーチャンバー」を搭載。ごくわずかな水が封入された真空密閉済みの銅製チャンバーを採用している。

とはいえ、iPhone17Proみたいに大きな冷却ユニットを装着しているわけではない。実際に高付加をかけるアンツツベンチマークの測定結果はPixel11ProもPixel11も一緒。つまり意味がない。どうせ本機ではGPU性能不足で重量級ゲームが快適にできない。つまり意味はない。

HiLight対応

11Proシリーズの独自機能として「HiLight」がある。カメラフラッシュが光って通知を教えてくれる便利機能だが、これに価値を見出せる人は少ないと思われる。

【メリット】Pixel 11Proの「優位点」

ここからはPixel11Proを実際に使ってみて感じたメリットをとデメリットについて解説をしていく。

カメラ性能の向上(暗所性能アップ)

Pixel 11Proのカメラ構成は「広角(50MP)」「超広角(48MP)」「望遠(48MP)」のトリプルレンズで、Pixel11と比べてすべてのセンサーサイズが大きい。

Pixel 11 ProPixel 11
メインカメラ5,000万画素 / 1/1.3型
画角 85° / F1.7
4,800万画素 / 1/1.56型
画角 85° / F1.7
超広角カメラ4,800万画素 / 1/2.51型
画角 120° / F2.2
1,300万画素 / 1/3.1型
画角 120° / F2.2
望遠カメラ4,800万画素 / 1/1.95型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度120倍)
1,080万画素 / 1/3.2型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度30倍)
フロントカメラ4,200万画素 / 画角 103° / F2.21,050万画素 / 画角 95° / F2.2

使用頻度の高いメインカメラ、動画撮影で役立つ超広角カメラはもとより、望遠カメラのセンサーサイズが1/3.2型⇒1/1.95型に大型化している点は、本機の120倍超解像ズームの有用性を高めてくれるポイントだと言える。

120倍ズームの超望遠カメラ

また望遠ズームは5倍で変更ないが、超解像ズームが「最大120倍」に対応。

Pixel 11Pro 広角(1倍)
Pixel 11Pro 望遠(5倍)

正直光学5倍以降はデジタルズームなので全く期待していなかったが、びっくりするくらいの解像度。良い意味で期待を裏切られた。

Pixel 11Pro 望遠(30倍)
Pixel 11Pro 望遠(120倍)

【デメリット】Pixel11と比べて感じた「5つ弱点」

一方でPixel11と比べたデメリットは次の通り。

価格が高い(174,800円スタート)

Pixel11Proのデメリットはその価格の高さだ。一番安い256GBモデルで17万4800円。あまりにも高い。にもかかわらず他社の同価格帯スマホと比べて性能が低いと言わざるを得ない。つまりコスパが悪い。

項目Pixel 11 ProPixel 11
通常価格(税込)256GB:17万4800円
512GB:19万4800円
1TB:23万4800円
256GB:13万6800円
512GB:15万6800円
1TB:無し

Pixel11も13万6800円でかなり高いが、発売直後のストアポイント還元を加味すれば実質10万円以下で購入可能だった。

Pixel11はストアポイント還元終了後も、ネットショップでは11万円台。フリマサイトで10万程度で手に入れることができるのは嬉しい。対してPixel11Proはポイントの還元額が少なかったこともあって、ネットショップで16万円台とまだまだ高い。

カメラ性能に大きな差はない

これまでPixel11Proのカメラ性能の優位性を示してきたが、ただ実際のところPixel11と比べてどれくらいの違うかと言われれば「そんな変わらない」というのが正直な感想。

Pixel 11 ProPixel 11
メインカメラ5,000万画素 / 1/1.3型
画角 85° / F1.7
4,800万画素 / 1/1.56型
画角 85° / F1.7
超広角カメラ4,800万画素 / 1/2.51型
画角 120° / F2.2
1,300万画素 / 1/3.1型
画角 120° / F2.2
望遠カメラ4,800万画素 / 1/1.95型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度120倍)
1,080万画素 / 1/3.2型
画角 23° / F3.1
光学5倍(超解像度30倍)
フロントカメラ4,200万画素 / 画角 103° / F2.21,050万画素 / 画角 95° / F2.2

確かに画素数とセンサーサイズが大きくなっているが、どっちのスマホでとっても綺麗に撮れる。夜景写真や動画撮影では違いが出ると思われるが、そもそも夜景撮影なんかほとんどしない。

120倍望遠は必要ない

対して、望遠カメラの性能は明らかにPixel11Proの方が優秀。加えて120倍望遠はかなり実用的。しかし、120倍ズームを実際に使うかと言われれば「使わない」が正直な感想。

スマホカメラで遊ぶ分には良いが、120倍ズームはあまりにも寄れ過ぎて、逆に写すものが無い感じ。スポーツ観戦やコンサートなんかで演者を撮影しようにも、もともとの画像はボケているので、AI補正したとしても顔が綺麗に撮れるわけでもない。

あくまで遠くの静止した物体にしか効果が無い点には注意してもらいたい。結局はPixel11の30倍ズームで十分というのが結論。遊ぶ分には面白い。

重量級ゲームには不向き

TensorチップはAI処理に特化しているため、スナップドラゴン搭載のハイエンド機と比較すると、ゴリゴリの3Dゲームを最高画質で長時間プレイするのには向いていない。

これはPixel11にも言えるが、より高額でハイエンド機のPixel11Proが「ゲームもできない」というのはちょっと残念。やや残念。大変残念。ゲーム性能を削るのは良いが、その部分価格もしっかりと落としてほしいというのが本音。

6.3インチスマホとしては重い

Pixel11の重量は204g。カメラユニットが分厚くなったこともあって、Pixel11の197gよりも重い。6.3インチのスマホとしてはあまりにも重い。この点もPixel11Proがオススメできない要因の1つである。

まとめ:Pixel11Proはオススメしない

というわけでこの記事のまとめ。Google Pixel11ProはPixel11と比較して「望遠カメラ」に重点を置いた一台だと言える。

120倍望遠は凄いが不要

特に120倍望遠の超解像ズームの描写力は圧巻。超遠くの物体を鮮明に撮影することができる。6.3インチのコンパクトな筐体にこのカメラ性能が組み込まれていること自体はめちゃくちゃ凄いこと。

「一眼レフいらず」とは言わないが、この写真が撮れるなら一眼レフなんて持たなくても良くね?とはマジで思う。

Pixel11のコスパが際立つ

ただし、同シリーズのPixel11と比較するとコスパの低さが目立つ。正直望遠カメラ以外の性能はほぼ一緒。それでいて価格は38,000円高い。望遠カメラ性能だけにこの価格を出すのはためらわれる。

Pixel 11(256GB)ストアポイント実質価格
Pixel 11136,800円40,900円95,900円
Pixel 11 Pro174,800円30,900円143,900円
Pixel 11 Pro XL207,800円52,900円154,900円
Pixel 11 Pro Fold279,900円52,900円227,000円

Pixel11Proは他モデルに比べてGoogle Storeポイントの還元が弱かったのも致命的。

基本的にはネットショップなどで11万台で買えるPixel11の方がオススメ。120倍望遠に魅力を感じる人は11Proでも良いのではなかろうか。


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  • この記事を書いた人

ジェームス

神奈川県出身。地方公務員として10年働き転職。副業ブロガー兼YouTuber。コロナ禍でYouTube視聴にはまり。「リベラルアーツ大学」、「フェルミ漫画大学」そして「トーマスガジェマガ」から大きな影響を受ける。2026年に第1子誕生。家族構成は3人。趣味は登山だが始めたのは社会人になってから。好きな山は山梨県の雪頭ヶ岳。1年間で50座を踏破するほどハマるが最近は副業活動と子育てでほぼ外出はしない。こだわりはあまり無いタイプ。効率重視。頭でっかち。将来的には独立をしたいが、やりたいことがあるわけではない。最近不動産に興味あり。古家をリフォームして大家業をしたいかも。宅建士とろうかな。

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