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【広告制限】YouTubeの収益化に成功してもお金稼ぎができない理由

2025年3月、ひっそりと運営をしているYouTubeのサブチャンネルが、幸運なことに収益化に成功をした。

 

「収益化条件」と「収益化審査」という2つの高い壁をクリアして、俺もやっとYouTuberの仲間入り、不労所得万歳って思っていたところなんだけど、現実はそう甘くなかった。

 

何故なら、YouTubeの収益化に成功をしても、その投稿している動画に広告が付くかどうかは全く別の話だからだ。

 

今回は、そんなYouTubeの広告制限について、今まさに俺が直面している問題を列挙しつつ、具体的な改善策について検討をしていく。

  

YouTubeの投稿は誰でもできる

そもそも、YouTubeの収益化って一体何なんだ、どうすればヒカキンみたいにお金持ちになれるんだっていうハナシからにはなるんだけど、前提としてYouTubeには誰でも無料で簡単に動画を投稿することができる。

 

だから、YouTubeでお金を稼ごうと思っていない人、つまり純粋に趣味として自分の動画を世界中の人に見てもらいたいっていう人には今回の話は全く関係ない。

 

ただ、今からYouTubeに挑戦をしたいと思っているほとんどの人の動機は「お金稼ぎ」だろう。俺も勿論そうだ。

 

YouTubeの収益化条件とは

じゃあYouTubeでお金稼ぎをしようと思ったらどうすればいいんだよっていうハナシなんだけど、YouTubeで収益を得るには主に3つの壁がある。

 

それが「収益化条件をクリア」、「収益化審査に合格」、そして実際に「動画に広告を付ける」ことなんだ。

  

YouTubeで収益を得るには

  • 収益化条件をクリアする
  • 収益化審査に合格する
  • 動画に広告を付ける

  

収益化条件をクリアする

第一の壁である「収益化条件のクリア」は、結構ハードルが高い。

 

YouTubeの収益化条件は主に「チャンネル登録者数1,000人」と「過去一年間の総再生時間が4,000時間」だ。

 

特にチャンネル登録者数1,000人の壁は結構高い。YouTubeでチャンネル登録者1,000人を超えている人の割合は15%程度だと言われているので、ほとんどのチャレンジャーはこの壁で脱落することになる。

   

YouTube収益化条件

  • チャンネル登録者1,000人
  • 総再生時間が4,000時間

   

収益化審査に合格するには

さて、そんな厳しい第一の壁を乗り越え、やっとYouTubeでお金稼ぎができる!と思った矢先に待ち受けているのが、第二の壁である「収益化審査」だ。

 

「収益化審査」とは、具体的にこれからYouTubeであなたの動画に広告を付けていくにあたり、本当にふさわしいチャンネルですか?っていうことを確認されるんだけど、これに合格をしなければ勿論お金稼ぎをすることはできない。

 

そして、世に出回る「YouTube必勝法」とかの商材を買って作った動画は、だいたいこの網にひっかかる。

 

実際に俺もサブチャンネルの運用にあたり、メインチャンネルにフィードバックさせるために、効果的なサムネイルや動画の形式、具体的に言うと「横スクロール系」動画を投稿していたんだ。

 

最初は知らなかったんだけど、この「横スクロール系」動画はあまりにも効果的過ぎて、情報商材が出回った挙句、一時期YouTubeは大量の横スクロール系動画で溢れかえった。

 

だから、この「横スクロール系動画」をメインに投稿しているチャンネルは「再利用されたコンテンツ」として認定され、収益化審査をクリアすることが難しくなったんだ。というかほとんど収益化することは無理らしい。

  

収益化審査を突破できない例

  • 簡単かつ大量に作れる動画
  • 横スクロール系動画
  • 2chまとめをゆっくりボイスで読み上げた動画
  • 単純な切り抜き動画

     

収益化を達成しても広告料が入らない場合がある

そして、そんな厳しい収益化審査に合格をした暁には、実際に動画に広告を付けることができる。

 

おめでとう、これで俺もユーチューバーの仲間入りだ。ここから一獲千金を狙ってドンドン動画をアップしていくぞと思った矢先、とんでもない事実が明らかになった。

  

 

これはサブチャンネルの管理画面なんだけど、お分かりいただけるだろうか。

 

「収益化」の欄は軒並み黄色い$マークで「制限付き」と表示され、制限の理由は「広告の適合性」と表示されている。

 

つまり、頑張って収益化を達成した俺のサブチャンネルでアップしている動画には、広告主が付かない、つまり結局収益を挙げることができないという状況に至った。

    

広告の適合性とは

広告掲載の理由となっている「広告の適合性」って一体何なのかっていうハナシなんだけど、具体的にはこうだ。

   

この動画は、内容がほとんどの広告主に適していないと判断されたため、広告収入が制限されるか、まったく得られない可能性があります。
自動システムと人間による審査を組み合わせて、広告掲載に適したコンテンツのガイドラインの違反を検出します。再生は引き続き可能で、YouTube Premium から定期購入による収益を得ることはできます。

  

つまり、動画の内容の大半がガイドライン違反だから、広告は掲載しないよっていう事。

 

ただし、この書きぶりだとまだ可能性があると思うじゃない?

 

「広告が部分的に制限」されている場合は収益が入るだろうし、「YouTube Premium から定期購入による収益」もいくらか入るだろう。いくらぐらい入るか気になるでしょう?

 

結論を言えば、悲しいことにほぼゼロだ。

 

どれぐらい広告収入が制限されるか

制限内容を再掲して次の点に注目をしたい。

 

この動画は、内容がほとんどの広告主に適していないと判断されたため、広告収入が制限されるか、まったく得られない可能性があります。

 

この書きぶりだと、広告収入が100%ブロックされるわけじゃなくて、何割か削られるだけなんだろ?少しは広告が付くんだろ?っていう風に楽観視したくなるだろう?俺もそうだった。

  

でも、YouTubeプレミアムに入っていないサブアカウントで俺の動画を回してみた結果、確かに広告が一回も付かなかった。

 

そして実際の収益についても勿論「0円」だった。

  

YouTubeって、収益化しているチャンネルも、そうでないチャンネルの動画も、適当に動画を付けまくっているものだと思っていたんだけど、実はそんなことはなくて、広告掲載に値しない動画についてはキチンと対処をしているようなんだ。

  

だから黄色い$マークがついた時点で、その動画には一切の広告が付かないということを覚悟しなくてはならない。  

  

YouTube Premium から定期購入による収益

じゃあ、残りの望みである、YouTube Premium分の収入はどうなのか。制限内容には次のように書かれている。

 

YouTube Premium から定期購入による収益を得ることはできます。

 

しかし、結論としてはこの収入も本当に微々たるものだ。

 

  

これもサブチャンネルの動画アナリティクス画面なんだけど、収益化達成から1週間経った収益の状況がこれだ。

 

20本くらい投稿している動画のうちの3本だけ抜粋したものになるんだけど、勿論全部収益化の制限がかかっている動画だ。

 

そしてそれらで発生している収益は全て「YouTube Premium」からの分配金になるんだけど、びっくりするくらいに低い額だとわかると思う。

 

再生回数はトータルの数だから実際は合わせて1,000再生もないと思うんだけど、それに対して収益が約0.2ドル、つまり、20円程度だ。

  

つまり「1再生あたり0.02円」ぐらいが、「YouTube Premium 」からの分配金になると思う。

 

勿論、動画の尺の長さやジャンルによっても違うと思うから、参考値としてとらえてもらいたい。

 

YouTubeが見ているのは、その動画の価値

 

じゃあ、具体的に今後どうすればいいのかっていうのは、現在試行錯誤の真っ最中だ。

 

既に投稿した動画の内容を編集することはできないから、新しい動画の尺や内容を変えたり、タイトルを変えたり、サムネイルを変えたりと色々試しているところだ。

 

その内容については次の記事でまとめていきたいところではあるんだけど、動画に広告が付くのを目指すにあたって、YouTubeのガイドラインを要約するとこんな感じになる。

 

   

  • 視聴者に価値を与える動画であること
  • 家族で見ても問題ない内容であること

 

つまり、内容があって、家族団らんの時間にテレビで流れてもお茶の間が凍らないような動画であれば、広告を付けるよっていう感じ。

 

YouTubeのAIは6歳児と同程度

ちなみに、広告を付けるかどうかの判断は、基本的にはAIが判断していて、リクエストがあった際に審査員が見ているらしい。

 

なので、いかにAIの審査を突破できるかがカギになるんだけど、YouTubeのAIの頭脳は6歳児程度だと言われている。

 

つまり、6歳児がある動画を見た後に別の動画を見て、「これ、なんか似てるなー」って思われるぐらいの関連性でアウトになる。

 

そして、YouTubeには収益化されていない、広告が付かない動画がめっちゃくちゃたくさんある。

 

その弾かれたデータ達と似通った動画を作ってしまった時点で一発アウトになると俺は踏んでいる。

 

結局どうすればいいのか

じゃあ、結局どうすればいいんだよっていうハナシなんだけど、今時点では、やっぱり独創性のあるコンテンツを作らない限り、YouTubeで収益を挙げることはできないのかなっていう風に思う。

 

例えば、テレビやアニメ、ゲームなんかを短く切り抜いてまとめた動画なんかは、YouTube上で腐るほど存在しているけど、そのほとんどは収益化されていないはずだ。

 

なぜなら、繰り返しにはなるんだけど、そういったコンテンツは「再利用されたコンテンツ」であるし、誰かがあげて「収益化が弾かれた動画」であるから、自分が投稿してもその動画に広告が付くことはないからだ。

 

だからYouTubeはオリジナリティを見ている。

 

俺のメインチャンネルは、完全にトーマスをパクっているところではあるんだけど、収益化審査に合格した先で、動画に黄色い$マークが並んでいないことを祈らずにはいられない。

 

まとめ

今回は、幸運にも収益化審査に合格したサブチャンネルの現況についてお伝えをした。

 

結論としては、まだまだお金稼ぎができる段階ではないんだけど、これからYouTubeを始めようと思っている人や、収益化を目指して頑張っている人たちの参考になれば幸いだ。

 

今回の動画のまとめ

  • サブチャンネルが収益化審査に合格
  • 収益化しても広告が付くかは別の問題
  • 広告が付かないと収益が発生しない
  • YouTube Premium の分配金は微々たるもの
  • YouTubeが求めているのは価値と安全性

  • この記事を書いた人

ジェームス

元公務員。既婚。ファイナンシャルプランナー。新人ユーチューバー。チャンネル登録者はメインch400人、サブch8,000人。趣味は登山と野球。

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