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スマートフォン

【Xaomi POCO X7Proレビュー】4万円で買えるコスパ最強スマホ

今回は価格ドットコム家電大賞銀賞にも輝いたミドルレンジスマホ、Xaomi POCO X7Proのレビューをしていく。このスマホは一言でいうと正真正銘の「コスパ最強スマホ」だ。10万円を超えることも珍しくない昨今、このスマホは定価5万円。定期的にセールが開催されていて、4万円以下で購入することができる。実際に俺も楽天でサンキュッパで手に入れた。

今回はこのスマホのレビューを通して、POCO X7Proがコスパ最強と言われる理由を紹介していきたいと思う。


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価格ドットコムプロダクトアワード2025(銀賞)

POCO X7Proは、みんな大好き価格ドットコムが年に1回開催している「価格.comプロダクトアワード」の2025年スマートフォン部門銀賞を受賞している実力機だ。

「価格.comプロダクトアワード」は、サイト利用者のレビューを元に、その年に最もユーザーから支持された製品に贈られる賞だ。機能性や価格の安さ、使いやすさなど、その満足度の高さから幅広い層の高い支持を受けたことになる。

(結論)Xaomi POCO X7Proは感動するほど完成度が高い

まず、最初に結論。Xaomi POCO X7Proは定価5万円のスマホとして、あまりにも高い完成度を誇っている。感覚としてはiPhone17とほぼ一緒。しかもセール時であれば4万円を切る価格で買うことができる。iPhone17は129,800円。これはやばい。

メリットとデメリットをまとめると次の通り

  • 必要十分の処理能力(AnTuTu 160万点超)
  • 高精細大画面のディスプレイ
  • ロック解除(顔&指紋認証)に対応
  • ケースとフィルムが最初から付属
  • 価格の安さ(定価49,980円)
  • おサイフケータイ非対応
    ⇒モバイルSuicaやQUICPayが使えないのが最大の弱点。
    ⇒NFC決済(VISAタッチなど)やQRコード決済(PayPayなど)は可能。
  • 90W急速充電は制限あり
    ⇒Xiaomiの対応製品に限る
  • カメラ性能はそれなり
    ⇒メインカメラ5,000万画素だが映りはそれなり。とはいえ十分綺麗。
  • 外部ストレージ非対応
    ⇒イヤホンジャックなし、microSD(外部ストレージ)非対応、eSIM非対応。

外観・付属品

外観(独特なカラーリング)

POCO X7Proをパッと見て感じるのが、その画面の大きさだ。

それもそのはず、画面サイズは6.67インチとかなり大きめ。iPhoneシリーズの中でも画面が大きいモデルのiPhone 16 Plusとほぼ一緒のサイズ。iPhone17(無印)と比べると2周りくらい画面が大きい

機種名画面サイズリフレッシュレート
POCO X7Pro6.67120Hz
iPhone 166.160Hz
iPhone 16 Plus6.760Hz
iPhone 16 Pro6.3120Hz
iPhone 176.3120Hz
iPhone 17 Pro6.3120Hz
iPhone 17 Pro Max6.9120Hz

実際にPOCO X7ProとiPhone17を比べてみるとこんな感じ。

左がPOCO X7Pro、右がiPhone17。大きさが全然違うのがわかると思う。

iPhone17
POCO X7Pro

手に持った感じもiPhone17は画面の上半分に届くが、POCO X7Proはムリ。ここら辺の取り回しの違いには留意する必要がある。

ディスプレイはかなりキレイ

逆に言えばそのディスプレイの大きさはやはり魅力。ディスプレイのキレイさも際立つ。有機ELディスプレイ自体は珍しいものではないが、発色が非常によく画面が見やすい。加えて120Hzのリフレッシュレートなので、画面はぬるぬる動く。

YouTubeやネットフリックスでの動画視聴、最新ゲームを大迫力で楽しみたい場合は、iPhone17より数段優れていると言えるだろう。

黒×黄のツートーン

スマホの背面に目を向けてみよう。このスマホの特徴の1つがこのカラーリング。黄色と黒のツートーンで、危険を想起させるイメージ。頭のおかしい人が好んで使う色だ。

黄色と黒の本⇒無駄の省き方

ちなみにカラーは3色。定番のブラック。穏やかなグリーン。そして黄色と黒のバイカラー。

せっかくこの機体を選ぶなら「イエロー×ブラック」を選びたいところだ。

細部も結構凝っていて、カメラレンズ周りや金色のPOCOのロゴがキラリと光るのがかっこいい。

本体背面はレザー調のフォルムで安っぽさがないのも良い。

ちなみに純正でケースが付属している。ラバー素材っぽいケースなので、一転して上質な雰囲気になる。とはいえ、せっかくのかっこいいボディが隠れてしまうのは惜しい。ケース無しで運用するか、クリアケースを別途用意してもいいだろう。

Amazon⇒POCO X7Proクリアケース

サイドには電源ボタンと音量ボリュームボタン。残念ながらイヤホンジャックとmicroSD(外部ストレージ)は非対応

本体下部にUSBタイプ C 端子とSIMスロット。ちなみにPOCO X7ProはeSIMに非対応だが、物理SIM(nanoSIM)二枚刺しが可能。SIMトレイの表裏に1枚ずつ装着する仕様になっており、デュアルSIMでの運用が可能。

付属品(純正ケースとフィルムが付属)

付属品はこんな感じ。先述した純正ケースの他、90Wの急速充電器&ケーブルが付属。そして地味ながらスマホ本体にはすでに保護フィルムが張られているのが非常に嬉しいポイント。

保護フィルムの添付は地味に面倒くさいしお金もかかる。この価格帯でフィルムが最初から張ってあるのは純粋に嬉しい。

POCO X7Proとは

Xiaomiのスマホ製品をざっくりと比較すると次の表のとおり。POCO X7Proはカメラ性能を絞った代わりにコスパに優れるミドルレンジのモデルになる。

ブランド代表的なモデル特徴
Xiaomiシリーズ
(ハイエンド)
Xiaomi 15 Ultra
Xiaomi 15T
最高峰のカメラ性能(Leica監修など)、最新技術、高級感があるモデル。
POCOシリーズ
(ミドルレンジ)
POCO F7
POCO X7Pro
POCO M8 5G
カメラなどの一部機能を絞る代わりに、コスパを追求したモデル。
Redmiシリーズ
(エントリー)
Redmi Note 15 5G
Redmi 15 5G
日常使いの快適さを求めたエントリーモデル。

ざっくりと説明をすると、Xiaomiシリーズはカメラを含めて総合的な完成度が高いモデル。POCOシリーズはカメラを犠牲にした代わりにゲーム性能は維持したコスパ機。Redmiシリーズは3万円台から買える安さと実用性を求めたエントリー機だ。

POCOブランド内 シリーズ比較表

また、ミドルレンジのPOCOシリーズの中でも「F / X / M」シリーズで分かれている。おおまかな違いは次のとおり。

シリーズ名立ち位置・コンセプト価格帯の目安
F シリーズゲーム性能重視約6万〜9万円台
X シリーズコスパ重視約4万〜5万円台
M シリーズ価格重視約2万〜3万円台

つまり、Fシリーズ(性能重視)、Xシリーズ(コスパ重視)、Mシリーズ(価格重視)ということになる。共通点としてはカメラ性能はそれなりで、上位モデルのXiaomiシリーズとの住み分けがされている。

  • Fシリーズ(ゲーム性能重視)
    ⇒POCOシリーズの中では最も性能が高いモデル。AnTuTuベンチマーク200万点を超える機種もある。カメラ性能はそれなりだが、ゲームを重視する人におすすめ。
  • Xシリーズ(コスパ重視)
    ⇒Fシリーズほどのスペックではないものの、代わりに価格を抑えたモデル。5万円以下で買えるという心理的ハードルが低いのが特徴。価格と性能のバランスが最も良く、一番人気になりやすい売れ筋ライン。
  • Mシリーズ(価格重視)
    ⇒ エントリースマホ寄りのモデルで重いゲームには不向き。大容量バッテリーや見やすい大画面を搭載し「とにかく安くて十分使えるスマホ」をコンセプトにしている。

Xaomi POCO X7Proの基本スペック

Xaomi POCO X7Proの基本スペックを表にまとめると次の通り。

項目スペック
価格49,980円〜
SoCDimensity 8400-Ultra
AnTuTu総合スコア約160万点
メモリ/ストレージ8GB/256GB または 12GB/512GB
ディスプレイ6.67インチ有機ELディスプレイ (1.5K / 120Hz)
バッテリー6,000mAh / 90W急速充電対応
メイン(広角カメラ)5,000万画素(1/1.95インチ)
超広角カメラ800万画素
防水防塵IP68
おサイフケータイ非対応

それぞれ詳しく解説をしていく。

SoC(Dimensity 8400-Ultra)

Xaomi POCO X7Proに搭載されているSoC、つまりスマホの頭脳はミドルレンジ級の中でも上位に位置する「Dimensity 8400-Ultra」だ。Xiaomiの上位機種「Xiaomi 15T」に搭載されているチップと同等で高い性能を誇り、ミドルハイスマホに分類される。

  • ミドルハイスマホに相当するスペック
    ⇒AnTuTuベンチマーク総合スコアは1,600,000点程度
  • 優れたコストパフォーマンス
    ⇒高い性能を持ちながら、安価なスマホに搭載されコスパが高い。
  • 重いゲームも設定次第で快適
    ⇒原神、ゼンレスゾーンゼロ等もプレイ可能

SoCの構成は次のとおり。

SoCDimensity 8400‐Ultra
CPUArm Cortex-A725 ×8
GPUMali‐G720 MC7

参考値としてAnTuTuベンチマークは次の通り。

総合スコア1,638,596点
GPUスコア(ゲーム性能)591,042点
UX(操作の快適性)313,468点

総合スコアは1,600,000点程度。2026年現在であればミドルレンジスマホの中でも上位に位置づけられる「ミドルハイ」に分類される。操作の快適性を表すUXスコアも快適とされる10万点を大幅に上回り、重いゲームでも設定次第で快適にプレイ可能だ。

AnTuTuベンチマークの目安は次の通り。

AnTuTuスコア(V11)代表的なSoC
(ハイエンド)
ヌルヌル。最高性能
総合スコア:約270万点以上
GPUスコア:約80万点以上
Snapdragon 8 Elite Gen 5
(準ハイエンド)
サクサク。不満無し
総合スコア:約200万点〜270万点
GPUスコア:約60万点〜80万点
A19(iPhone17)
(ミドルハイ)
十分な性能
総合スコア:約140万点〜200万点
GPUスコア:約30万点〜60万点
Dimensity 8400-Ultra
(ミドルレンジ)
実用的な性能
総合スコア:約70万点〜140万点
GPUスコア:約15万点〜30万点
A16 (iPhone15)
(エントリー)
一般的な性能
総合スコア:約40万点〜70万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
Snapdragon 7s Gen 2
(ローエンド)
最低限な性能
総合スコア:約40万点以下
GPUスコア:約5万点以下
Snapdragon 6 Gen 3

また、参考に他のスマホと比べると次の通り。

機種Antutu ベンチマークSoC(CPU)
Galaxy S26 Ultra3,800,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
iPhone 17(Pro)2,500,000点A19Pro
iPhone 17(無印)2,300,000点A19
POCO F72,200,000点Snapdragon 8s Gen5
iPhone161,700,000点A18
POCO X7Pro1,600,000点Dimensity 8400 Ultra
iPhone 15 Pro1,590,000点A17 Pro
Google Pixel 10a1,400,000点Google Tensor G4
iPhone 151,300,000点A16 Bionic
iPhone14Pro936,100点A16 Bionic
AQUOS sense9600,000点Snapdragon 7s Gen2

POCO X7Proのベンチマークは160万点程度。最新のハイエンド機に比べてれば勿論見劣りするが、iPhoneと比較してみると、iPhone 15 Pro程度と同等の性能を備えている。iPhone15Proは2年前のハイエンド機で、現在使っても申し分ないスペックだ。

5万円以下で購入できる機体で同等のベンチマーク結果が出せてしまうというのは、控えめにいって物凄いことだろう。

メモリ及びストレージ

POCO X7Proの発売モデルは、メモリ及びストレージ量が異なる2種類。ストレージの最低容量が256GBからなのが嬉しい。具体的には次の通り。

価格メモリストレージ
49,980円8GB256GB
59,980円12GB512GB

価格差は1万円だが、その恩恵は大きい。メモリはゲーム性能に直結する重要な要素だし、ストレージも2倍になるのは結構でかい。非常に悩ましいところだが、このスマホを買う人はコスパ重視だと思うので、ストレージ256GBのモデルでいいんじゃないかなと思う。俺はそっちを買った。

ディスプレイ(6.67インチ有機ELディスプレイ (1.5K / 120Hz))

POCO X7Proのディスプレイは、6.67インチの有機ELディスプレイだ。画面サイズは結構大きめ。iPhoneと比較すると大き目サイズのiPhone16Plusとほぼ同じ大きさ。

機種名画面サイズリフレッシュレート
POCO X7Pro6.67120Hz
iPhone 166.160Hz
iPhone 16 Plus6.760Hz
iPhone 16 Pro6.3120Hz
iPhone 16 Pro Max6.9120Hz
iPhone 176.3120Hz
iPhone Air6.5120Hz
iPhone 17 Pro6.3120Hz
iPhone 17 Pro Max6.9120Hz

また、リフレッシュレートは120Hzに対応して画面がぬるぬる動くのが嬉しい。とはいえ、個人的には60Hzと使用感はそんなに変わらないし、androidスマホの中では標準搭載のようなものだから特別すごいっていうわけではない。電池持ちも悪くなるので、そんなに重要ではない。

バッテリー(6,000mAh / 90W急速充電対応)

POCO X7Proのバッテリーは6,000mAh。ここ最近のスマホの中でもかなり大容量の部類だ。単純比較はできないが、参考にiPhoneとの比較表は次の通り。

機種容量連続動画再生
POCO X7Pro6,000mAh20時間
iPhone 17e4,005 mAh26時間
iPhone 17 Pro Max5,088 mAh39時間
iPhone 17 Pro4,252 mAh33時間
iPhone Air3,149 mAh27時間
iPhone 173,692 mAh30時間
iPhone 16e4,005 mAh26時間
iPhone 16 Pro3,582 mAh27時間
iPhone 163,561 mAh22時間
iPhone 153,349 mAh20時間
iPhone 143,279 mAh20時間
iPhone 133,227 mAh19時間

いずれもメーカー公称値。POCO X7Proはバッテリー容量こそ大きいものの、連続動画再生時間は20時間。iPhoneでいうとiPhone15と同程度。これは省電力技術の差なのか、放熱性の差なのかはわからないが、効率性はiPhoneの方が優秀そうだ。

とはいえ、POCO X7Proも相当にバッテリー持ちが良く、2日は充電しなくてもいける。ゲームをずっとやる場合はこの限りではないだろう。

また、本機の大きな特徴として90Wの急速充電に対応している。一般には30W程度でも十分高速。つまり、通常の3倍のスピードが出てしまう。しかもご丁寧に90Wの急速充電機とケーブルも付属。これには赤い彗星もびっくりだ。

実際に充電残量ゼロの状態から90W急速充電機で充電を開始すると、80%になるまで30分、100%になるまでおよそ50分だった。

1つ注意点があるとすれば、この90W急速充電ができるのはXiaomiの急速充電機を使用した場合だけ。実際にアンカーの100W急速充電機を使用した場合、充電残量ゼロの状態から100%になるまでおよそ80分かかった。

メインカメラ(1/1.95インチセンサー)

さて、非常に重要なメインカメラ。POCO X7Proは「Sony IMX882」イメージセンサーを搭載。Sony IMX882は、5000万画素の1/1.95インチ積層型イメージセンサー。高精細な撮影、高速AF、デュアル手ブレ補正(OIS+EIS)に対応している。

  • センサーサイズ: 1/1.95インチ
  • 画素数: 50MP(5000万画素)
  • 特徴: 高い光感度を持つ積層型構造で、薄型軽量スマホでも高性能な撮影が可能
  • 動画撮影: 4K/60fpsに対応
  • 主な採用機種: POCO X7 Pro、らくらくスマートフォン F-53E

POCO X7ProのメインカメラはF値1.5 超大口径レンズを搭載しており、暗所での撮影もいける。ただ、センサーサイズはiPhone17の1/1.3インチと比べると小さい。高齢者向けのスマートフォンに搭載されるような廉価なセンサーでもある。iPhoneの方がカメラ性能、特に暗所での撮影に優れる。

カメラ(超広角・フロント)

一方で、超広角カメラ及びフロントカメラのイメージセンサーは非公表。超広角カメラが800万画素、フロントカメラが2,000万画素なので、搭載しているイメージセンサーの種類も異なるはずだが、スペックはメインカメラより数段落とされ、映りは明らかに悪い。

防水防塵(IP68)

POCO X7Proの防塵防滴性能は「IP68」相当。最高レベルの防塵性能と防水性能を兼ね備えている。

「IP68」の防塵防水性能は凄まじく、砂ぼこりの舞う屋外や風の強い環境でも内部にホコリが入り込む心配がない。また、水深1.5メートルに30分間沈めても問題ないほどの強力な耐水性能を誇っている。

等級固形物の例保護の内容
IP0X保護されていない
IP1X直径50mm以上の大きさの固形物が内部に入らない
IP2X直径12.5mm以上の大きさの固形物が内部に入らない
IP3X工具の先端直径2.5mm以上の大きさの固形物が内部に入らない
IP4Xワイヤー直径1.0mm以上の大きさの固形物が内部に入らない
IP5X粉塵有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない
IP6X粉塵粉塵が内部に入らない(耐塵形)
等級保護の内容
IPX0保護されていない
IPX1垂直に落ちてくる水滴による有害な影響がない
IPX2垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
IPX3垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
IPX4あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない
IPX5あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
IPX6あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない
IPX7一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない
IPX8継続的に水没しても内部に浸水しない

POCO X7Proの防塵防滴性能は「IP68」相当。最高レベルの防塵性能と防水性能を兼ね備えている。

おサイフケータイ非対応

POCO X7Proの最大のデメリットとして良く挙げられているのが、おサイフケータイに非対応であることだ。

おサイフケータイとは、スマホに搭載された「FeliCa」を利用し、コンビニのレジや駅改札でタッチ決済できるようにする機能のこと。アプリを立ち上げずにスマホをかざすだけで使えるのが便利なサービスだ。

  • かざすだけで決済
    ⇒タッチするだけで完結。アプリを起動する手間がない。
  • 交通系電子マネーに強い
    ⇒ Suica、PASMOといった交通系電子マネーで利用可能。
  • 高い安全性
    ⇒スマホの強力なセキュリティ機能。 

ただ、「FeliCa」に対応していないからといってタッチ決済できないというわけでもないのがまたややこしいところだ。

タッチ決済できない訳ではない

勘違いされがちなんだけど、じゃあPOCO X7Proは全てのタッチ決済ができないのかと言われればそういうわけでもない。これが少しややこしい。確かにPOCO X7Proは、「FeliCa」に非対応。なので「FeliCa」のシステムに依存している「Suica、PASMO、iD払い、QUICPay、nanaco、WAON」などは利用ができない。

  • 交通系:モバイルSuica、モバイルPASMO
  • 電子マネー:iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、nanaco 

逆に言えば「FeliCa」に依存していないタッチ決済サービスであれば利用することができる。その点、POCO X7Proは海外で主流の「NFC Type A/B」というタッチ決済の規格に対応している。これを使わない手はない。

「NFC Type A/B」とフェリカの違い

結論を言えば、おサイフケータイに対応していないスマホでも、「NFC Type A/B」の規格に対応していればタッチ決済可能だ。むしろタッチ決済と言えば「FeliCa」よりこっちの方が大事な機能。そもそもNFCとはいったい何なのかというと次の通り。

  • NFC(Near Field Communication)
    スマホやカードを専用端末に「かざすだけ」で通信できる、10cm程度の近距離無線通信技術。
    キャッシュレス決済(Apple PayやGoogle ウォレット)や、交通系ICカード、マイナンバーカードの読み取り、NFCタグによる家電操作など使用される。

つまり、「NFC」はタッチ決済全体を表す通信技術のことで、そのうち「NFC Type A/B」がクレカのタッチ決済、「NFC Type F」が「FeliCa(フェリカ)」ということになる。

  • NFC Type A/B
    いわゆるクレジットカードタッチ決済
  • NFC Type F (フェリカ)
    いわゆるおサイフケータイ。ソニーが開発したNFC技術の一種(Type-F)。「Suica、PASMO、iD払い、QUICPay、nanaco、WAON」で使用される。

つまり、おサイフケータイに対応していないからと言ってクレカのタッチ決済ができないわけではない。むしろ、クレカタッチ決済に対応している方が重要。

POCO X7Proはクレカタッチ決済ができる

画像:株式会社モデル百貨

クレカタッチ決済は、お店でクレジットカード払いをするときに利用できるタッチ決済だ。クレカを端末にかざして決済すると思うが、「NFC Type A/B」に対応していれば、クレカの代わりにスマホをかざしてタッチ決済できる。クレカ決済する時に端末に次のマークがついているのを見たことはないだろうか?

このマークがついていればクレジットカードのタッチ決済が利用可能。つまり、POCO X7Proはクレカの代わりにタッチ決済が可能だ。

QRコード決済も勿論利用できる

また、当たり前の話かもしれないが「PayPay、楽天ペイ」に代表されるようなQRコード決済は勿論利用可能。これらはスマホの画面に支払いコードを表示するだけなので、タッチ決済の機能があるかどうかは関係ない。

少なくともコンビニや有名どころのチェーン店ではQRコード決済を導入しているので、おサイフケータイに対応していなくても支払いに困ることはないだろう。

おサイフケータイ非対応のデメリット

つまり、POCO X7Proはおサイフケータイ非対応ではあるが、意外と大きな問題にはならない。繰り返しになるがPOCO X7Proは「クレカタッチ決済」と「QRコード決済」の2つに対応をしている。この2つに対応をしていれば電子決済で困る場面はほとんどないだろう。

一方で「FeliCa」に依存したタッチ決済サービス。つまり「Suica、PASMO、iD払い、QUICPay、nanaco、WAON」なんかのタッチ決済は不可能。

  • 交通系:モバイルSuica、モバイルPASMO
  • 電子マネー:iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、nanaco 

特に「Suica、PASMO」といった交通系電子マネーをスマホタッチ決済できないのは痛い。逆に言えば、交通系のスマホタッチ決済を普段利用していない人であれば何ら問題にはならないと言える。

おサイフケータイの需要は縮小していく

フェリカを利用したタッチ決済は、Suica、PASMOを中心に日本の交通インフラで重要な役割を占めているが、その流れは今後縮小していくだろう。

とはいうのも、昨今のインバウンド需要を背景に訪日外国人客が増加していることは周知の事実だが、交通系電子マネーで採用されているフェリカは、ほぼ日本国内のスマホ端末にしか搭載されていない。つまり、訪日外国人客が持っているスマホにフェリカは勿論対応していない。これはどげんかせんといかん。

そのため、関東の鉄道11社局で、新たにクレカタッチ決済に対応した「タッチ決済乗車サービス」を開始した。

  • 小田急電鉄
  • 小田急箱根(箱根登山電車・箱根登山ケーブルカー)
  • 京王電鉄
  • 京浜急行電鉄
  • 相模鉄道
  • 西武鉄道
  • 東急電鉄(こどもの国線含む)
  • 東京メトロ
  • 東京都交通局(都営地下鉄)
  • 東武鉄道
  • 横浜高速鉄道(みなとみらい線))

特に、羽田空港駅を擁する京浜急行、並びに都内へのアクセス需要が高い鉄道各社が「タッチ決済乗車サービス」に一部対応したのは大きいだろう。ただし、これら鉄道会社の駅すべてでタッチ決済乗車サービスが利用できるわけではない点には注意が必要だ。

参考:鉄道コム
(ついに関東私鉄で始まる「クレカのタッチ決済乗車」相互利用)

ただ、交通系電子マネーを席巻していたフェリカ、つまりおサイフケータイの需要は今後確実に縮小していくことになるだろう。

Xaomi POCO X7Proのメリット

というわけでここまでXaomi POCO X7Proについて長々と解説をしてきたんだけど、そのメリットについてまとめたい。

  • 必要十分の処理能力(AnTuTu 160万点超)
  • 高精細大画面のディスプレイ
  • ロック解除(顔&指紋認証)に対応
  • ケースとフィルムが最初から付属
  • 価格の安さ(定価49,980円)

それぞれ詳しく解説をしていく。

必要十分の処理能力(AnTuTu 160万点超)

総合スコアは1,600,000点程度。2026年現在であればミドルレンジスマホの中でも上位に位置づけられる「ミドルハイ」に分類される。操作の快適性を表すUXスコアも快適とされる10万点を大幅に上回り、重いゲームでも設定次第で快適にプレイ可能だ。

機種Antutu ベンチマークSoC(CPU)
Galaxy S26 Ultra3,800,000点Snapdragon 8 Elite Gen5
iPhone 17(Pro)2,500,000点A19Pro
iPhone 17(無印)2,300,000点A19
POCO F72,200,000点Snapdragon 8s Gen5
iPhone161,700,000点A18
POCO X7Pro1,600,000点Dimensity 8400 Ultra
iPhone 15 Pro1,590,000点A17 Pro
Google Pixel 10a1,400,000点Google Tensor G4
iPhone 151,300,000点A16 Bionic
iPhone14Pro936,100点A16 Bionic
AQUOS sense9600,000点Snapdragon 7s Gen2

最新のハイエンド機に比べてれば勿論見劣りするが、iPhoneと比較してみると、iPhone 15 Pro程度と同等の性能を備えている。iPhone15Proは2年前のハイエンド機で、現在使っても申し分ないスペックだ。

5万円以下で購入できる機体で同等のベンチマーク結果が出せてしまうというのは、控えめにいって物凄いことだろう。

高精細大画面のディスプレイ

2つ目のメリットは高精細大画面のディスプレイな点だ。これは実際に手に取ってみて初めてわかる点ではあったんだけど、画面の綺麗さはメインで使っているiPhone17と遜色ない。むしろ6.67インチと大画面な分、迫力もあり、よりグラフィックの良さが際立つ。

機種名画面サイズリフレッシュレート
POCO X7Pro6.67120Hz
iPhone 166.160Hz
iPhone 16 Plus6.760Hz
iPhone 16 Pro6.3120Hz
iPhone 176.3120Hz
iPhone 17 Pro6.3120Hz
iPhone 17 Pro Max6.9120Hz

リフレッシュレートも120Hzで画面がぬるぬる動く。YouTubeではその恩恵を受けづらいが、原神やゼンレスゾーンゼロのようなタイトルのゲームならその恩恵を最大限に受けることができるだろう。

ロック解除(顔&指紋認証)に対応

POCO X7Proの画面ロック解除は「顔認証」と「指紋認証」の2つに対応している。勿論両方をアクティブにすることも可能。

特に指紋認証に対応している点は、FaceIDにしか対応しない最近のiPhoneに比べて地味ながら優位性があるポイントだ。

ケースとフィルムが最初から付属

地味に嬉しいのが純正のケース、そして画面保護フィルムが最初から添付されている点だ。ケースとフィルムを別途買おうとすると安いものでも合わせて3,000円。それなりのものを買えば5,000円程度が追加でかかる。これが最初から付属するのは嬉しい。

フィルムも最初から添付されているのでいちいち張る必要がない。失敗してフィルムを買い足す必要もない。届いたらすぐに使える。このフットワークの軽さが心地よい。iPhoneも見習うべき。

価格の安さ(定価49,980円)

そしてこのスマホの最大の魅力は何といってもその価格の安さだ。ストレージ256GBのモデルであれば定価49,880円という圧倒的な安さを誇っている。256GBモデルでもおよそ6万円。

価格メモリストレージ
49,980円8GB256GB
59,980円12GB512GB

価格差は1万円だが、その恩恵は大きい。メモリはゲーム性能に直結する重要な要素だし、ストレージも2倍になるのは結構でかい。非常に悩ましいところだが、このスマホを買う人はコスパ重視だと思うので、ストレージ256GBのモデルでいいんじゃないかなと思う。俺はそっちを買った。

ちなみに本機は定期的にアマゾンや楽天でセールされていて、セール時は4万円で買うことができる。俺もその時に買った。

Xaomi POCO X7Proのデメリット

一方でXaomi POCO X7Proのデメリットを挙げるとすれば次のとおり。

おサイフケータイ非対応

本機の最大のデメリットとして挙げられ勝ちなのが、おサイフケータイに対応していない点だ。とはいえ、繰り返しになるが、クレカのタッチ決済には対応している。問題になるのはモバイルSuica、モバイルPASMOといった交通系電子マネーなど。

  • 交通系:モバイルSuica、モバイルPASMO
  • 電子マネー:iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、nanaco 

逆に言えば、交通系電子マネーを日頃から利用しないのであれば何ら問題ない。たまに電車に乗るような人はそもそもモバイルSuicaやモバイルPASMOは使っていないだろう。

90W急速充電は制限あり

Young man with smartphone

本機の大きな特徴として90Wの急速充電に対応している。一般には30W程度でも十分高速。つまり、通常の3倍のスピードが出てしまう。しかもご丁寧に90Wの急速充電機とケーブルも付属。これには赤い彗星もびっくりだ。

しかし、この90W急速充電ができるのはXiaomiの急速充電機を使用した場合だけ。実際にアンカーの100W急速充電機を使用した場合、充電残量ゼロの状態から100%になるまでおよそ80分かかった。3倍のスピードとはいかなかったが、それでも驚異的な充電スピードだ。

カメラ性能はそれなり

本機のメインカメラは5,000万画素のイメージセンサーを搭載なので、一見すると性能が高そう。しかし、センサーサイズはよくある1/2インチセンサー。センサーサイズが大きければ大きいほど光を多く取り込むことができ、より綺麗な写真、暗所でも明るく撮影をすることができる。本機のセンサーはらくらくスマートフォンにも搭載されるような廉価モデル。

本機はXiaomiのスマホの中でもカメラ性能を削ったモデルであることから、びっくりするような写真の映りは期待できない。それでも日常使いであれば何ら不満のない写真を撮ることはできる。カメラ性能を取るかどうかがこの機体を選ぶ重要なポイントになるだろう。

外部ストレージ非対応

また、本機は廉価版アンドロイド機でありながらSDカードスロットは搭載していない。ライバル機であるAQUOS sense9/10は1TBのmicroSDXCカードに対応しているため、ここは惜しいポイントと言えるだろう。また、イヤホンジャックにも対応をしていない点にも留意する必要がある。

(結論)Xaomi POCO X7Proは感動するほど完成度が高い

というわけで今回はXaomiのコスパ最強スマホ「POCO X7Pro」のレビューをしてきた。結論としては定価5万円のスマホとして、あまりにも高い完成度を誇っている。感覚としてはiPhone17とほぼ一緒。しかもセール時であれば4万円を切る価格で買うことができる。これはやばい。

POCO X7Proの主なメリットは次のとおり。この価格帯でゲーム性能も高く、純正ケースと最初からフィルムが張ってある点が地味に嬉しい。

  • 必要十分の処理能力(AnTuTu 160万点超)
  • 高精細大画面のディスプレイ
  • ロック解除(顔&指紋認証)に対応
  • ケースとフィルムが最初から付属
  • 価格の安さ(定価49,980円)

一方でデメリットは次の通り。おサイフケータイに非対応な点は残念だが、交通系電子マネーを使用しないのであれば気にならない点ではある。

  • おサイフケータイ非対応
    ⇒モバイルSuicaやQUICPayが使えないのが最大の弱点。
    ⇒NFC決済(VISAタッチなど)やQRコード決済(PayPayなど)は可能。
  • 90W急速充電は制限あり
    ⇒Xiaomiの対応製品に限る
  • カメラ性能はそれなり
    ⇒メインカメラ5,000万画素だが映りはそれなり。とはいえ十分綺麗。
  • 外部ストレージ非対応
    ⇒イヤホンジャックなし、microSD(外部ストレージ)非対応、eSIM非対応。

流石に最新のiPhoneと比べるとカメラ性能が弱いが、かといって映りが悪いわけではない。十分にきれいに撮れる。総じて5万円以下で買えるスマホとして完成度が非常に高い機体に仕上がっていると言っていいだろう。


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  • この記事を書いた人

ジェームス

元公務員 / 既婚 / FP / 新人YouTuber / 趣味は登山。

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