大学生の頃から10以上使ってきたロジクールのK260に別れを告げ、新調した静音ワイヤレスキーボード「ロジクールK295」。
メンブレン式の割に打鍵感は相変わらず良くて、静音性もかなり高く、3,000円で買えるキーボードとしてはかなりオススメできるっていうのは前回の記事で紹介をしているところだ。
しかし、本キーボードを導入するにあたって、1つ問題が発生した。
本来であれば、同じロジクール製のマウス「MXERGO」と同じレシーバーを使用して、このキーボードもワイヤレス接続が可能なはずだったんだけど、どうやっても専用アプリ「Logi Options+」に本機が接続先として表示されなかったんだ。
幸いなことに本機に付属しているレシーバーを別に挿せば問題なく使うことはできるから、デスクトップパソコンを使っている俺には実用上の問題はないところではあるんだけど、やっぱりUSBポートにレシーバーが刺さりまくっているのは何だか嫌だし、そもそも本当にこれって1つのレシーバーで運用することができないのか?何とかして集約したいっていう妙なこだわりが出てしまった。
そして結果として、問題なく1つのレシーバーに機能を集約させることに成功をしたので、今回はその方法をまとめた。
なお、先に結論を書くと次のとおりになる。
この記事の結論
- Logi Options+アプリでMXERGOの設定をする
- Unifying Softwareで1つのレシーバーに機能を集約する
- 必ず先にLogi Options+の設定を行う事
集約をするだけであれば、Unifying Software単体でも可能なんだけど、トラックボールマウスに色々設定を割り振る場合は、先に「Logi Options+」で設定をしておく必要がある。
そこら辺の理由も詳しく説明していきたい。
Logi Options+アプリにK295が表示されない

そもそも、俺は作業用のマウスとして、ロジクール製のトラックボールマウスの「MXERGO」を使っている。
そして、ロジクール製のガジェットを導入する利点として「Unifying」っていう無線通信技術で、1つのレシーバーで6つまで電子機器をつなげることができるから、パソコン周りの製品をロジクールで揃えることで、レシーバーを何個も挿さなくてもいいっていうメリットがあるんだ。

だから、俺は今回ワイヤレスキーボードを新調するにあたって、同じロジクール製の「K295」を購入したところではあるんだけど、残念ながら「Logi Options+」のアプリに「K295」が接続先の候補として表示されないんだ。

正確にはこんな感じで、レシーバー自体は認識をしてくれるんだけど、そもそも「K295」じゃなくて「K270」で表示されるあたり、何だか怪しい。

そして、実際にレシーバーを選択して、デバイスを検索しようとしても、永久に見つかることはない。デバイスを再起動してもダメだった。
幸いにもK295に付属しているレシーバーを挿せばキーボードとして文字は打てる。でも、何故かアプリには対応をしていない、そんな感じ。
Unifying Software

「K295」のレビューを調べてみると、同じ症状に悩んでいる人は多いみたいだったけど、根本的な解決策は調べても中々出てこなかった。
というか、そもそも「Logi Options+」アプリで、デバイスを1つのレシーバーに集約できるのかどうかも良くわからなかった。
というわけで、色々調べた結果ロジクールの別アプリ「Unifying Software」で集約が可能っぽいのでダウンロードしてみる。

リンク先 の「今すぐダウンロード」を押せばOK。ファイル名は「unifying252.exe」

ライセンスの同意が求められるので、良ければインストール。

「次へ」を押す。
ちなみに「詳細」からは、登録したデバイスを削除することが可能。

接続したい機器の電源を入れれば、勝手に接続が完了する。めっちゃ簡単。
これを繰り返すことで、最大6台まで1つのレシーバーで管理することが可能だ。
先にレシーバーを集約するとLogi Options+アプリが出来なくなる

やっとのことでレシーバーを1つに集約することが出来たと喜んでいたら、1つ大きな問題に気がついた。

「MXERGO」のショートカット割り振りとかをしようと、「Logi Options+」アプリを開いてみると、こんな感じで表示される。嫌な予感がする。

はい、やっぱり駄目でした。
デバイスの候補が見つからないので、「MXERGO」の設定ができませーん。
俺は「レシーバーを集約」するか「詳細設定するか」の究極の2択を迫られた。
Logi Options+で最初に設定をすると障害を回避できる

そんな絶対絶命のピンチでも俺は最後まであきらめなかった。
何とかしてどっちの機能も使いたい。色々試行錯誤しているうちに、「Logi Options+」でショートカットキーの設定をしてから「Unifying Software」でレシーバーの機能を集約させると、どっちの機能もうまいこと使えるようになった。万歳。

「Logi Options+」の管理画面、右が「MXERGO」で、設定画面までいけるようになった。(左は前に使ってたM575)
ただし、やっぱりこの画面でもワイヤレスキーボード「K295」は表示されない。
つまり、そもそも「K295」は「Logi Options+」アプリの動作対象外なんだと思う。

「MXERGO」の設定はこんな感じで問題なくできた。
まとめ

ロジクールの無線技術「Unifying」は、うまいこと使えば、デバイスをまとめて管理することができる優秀な接続規格だ。
そもそも最近のデバイスはBluetoothに対応をしているし、そういった機器を買えよっていうハナシなんだけど、Bluetoothにも接続安定性っていう欠点があるから、まだまだ2.4GHzでの無線接続の有用性は高い。
そして今回は色々試してみた結果、うまいこと1つのレシーバーで複数のデバイスを管理することに成功をした。
今回の問題がワイヤレスキーボード「K295」に由来するものなのか、他のデバイスでもそうなのかはイマイチわからないが、単純に複数のデバイスを1つのレシーバーに集約をするだけであれば、「Unifying Software」をダウンロードして設定をすれば解決をするはずだ。
ただし、機器のショートカットを割り当てしたい場合は、先にLogi Options+アプリで設定をしておく必要があるので注意が必要だ。
この記事のまとめ
- Logi Options+アプリでMXERGOの設定をする
- Unifying Softwareで1つのレシーバーに機能を集約する
- 必ず先にLogi Options+の設定を行う事