年末の風物詩、ふるさと納税。
いや、別にふるさと納税は年末にやらなくていいんだけど、なんだか面倒だなと思っている内に、あれよあれよと12月になって、急いで返礼品を選んでいる人も多いと思うんだ。
そんな「ふるさと納税」も、返礼品を申し込んで終わりじゃない。ちゃんと来年度の税金を安くしてもらうための手続き「ワンストップ特例申請」をしなくちゃいけないんだけど、これがまた面倒くさい。
いや、実際のところ、そんなに難しい手続きではないんだけど、なんとなくお役所関係の書類っていうのは、めんどくさそうで後回しにしてしまい勝ちだ。
そんな面倒くさい「ワンストップ特例申請」だが、最近はオンラインで簡単に申請できるようになったのをご存じだろうか。
実際に今年の分については、オンラインで申請をしてみたんだけど、めちゃくちゃ便利だった。
この記事では、そんな「オンラインワンストップ特例申請」の手順について解説をする。
必要なもの
オンライン申請をするにあたって必要なモノは、マイナンバーカードと、寄付した自治体からの「ワンストップ特例申請書」などの書類だ。
寄付した時にワンストップ特例申請を「オンラインで申請する」で選択している場合は、書類が送られてこない場合もある。
その場合は、メールに必要事項が記載してあるので大丈夫だ。
- マイナンバーカード
- 寄付自治体からの書類
- メールに必要事項が記載されている場合もある
オンライン申請の流れ
オンライン申請にあたっては、ポータルサイト「ふるまど」、または「自治体マイページ」の利用登録が必要だ。
自治体ごとにどちらかのサービス使用することになるので(オンライン申請ができない自治体もある)、それぞれのポータルサイトに登録をしなければならない可能性が高い。
このあたりは一本化できなかったのかと個人的には思うんだけど、登録自体は簡単なので、上記ポータルサイトから手続きを行ってほしい。
- ポータルサイトへの登録が必要
- ふるまど、または自治体マイページ
- オンライン申請に対応していない自治体もある
実際の流れ
ここからは実際のオンライン申請の流れを、「ふるまど」を使った場合で説明する。
「ふるまど」にログインすると、寄付状況を確認することができる。
寄附した自治体が複数ある場合は「寄附を追加」を選択して追加していこう。
寄附した自治体名を選択、「寄附番号」を入力することで、寄附金額が反映されるようになるぞ。
寄附番号は、自治体から送られてきた「ワンストップ特例申請」の書類に記載されている他、送信されてきたメールにも記載されている。
すべての寄附の選択が終わったら、いよいよ申請をする。
「まとめて申請」では、1回に10件まで申請することができるが、通常はワンストップ特例申請のルールである「5自治体以下」で返礼品をもらっている人が多いと思うので、そんなに申し込んでいる人はあまりいないだろう。
申請を進めると、マイナンバーカードの認証アプリ「IAM(アイアム)」による認証画面に移る。
IAM を登録していない人は、別途登録が必要だ。
IAM の認証画面では、マイナンバーカードを作成した時に設定を2つの暗証番号の入力を要求される。
1個は覚えているけど、もう1つは忘れたっていうパターンが多いから注意。忘れた場合は多分自治体の窓口まで行って、再発行しなきゃいけないと思う。
無事に暗証番号を入力出来たら、スマートフォンをマイナンバーカードにかざして認証をする。
無事に読み取りが終われば、これで手続きは完了だ。
「ふるまど」のトップページに戻ると、申請完了した寄附には。「申請済(確認中)」と表示されるようになる。
10日前後で申請完了に切り替わるので、もしいつまで経っても申請済みのままであれば、自治体に確認をしておこう。
注意点
最後に、ふるさと納税でワンストップ特例申請をする際の注意点をまとめる。
これはオンラインでも変わらない。
- 期限:寄附翌年の1月10日までに申請を完了する必要がある。
- 寄附上限:ワンストップ特例申請を利用できるのは、寄付先が5自治体以下の場合に限られる。6自治体以上の場合は確定申告が必要。
- 変更通知:引っ越しや氏名変更があった場合は、自治体に「変更届」を提出しなければならない。
まとめ
今回はふるさと納税の際に便利なワンストップ特例申請をオンラインで行う方法を解説してきた。
ワンストップ特例申請の手続きをしていない人も、期限の1月10日までに申請を済ませないといけないから、是非オンラインを活用してみてほしい。
- オンライン申請では紙の申請書を郵送する手間が省ける。
- マイナポータルの活用により迅速な処理が可能。
- ポータルサイトに登録すれば、毎年の手続きが楽になる。