3月も後半に差し掛かり、学生は卒業式、そして4月になれば本格的に桜のシーズンを迎える。
今年は比較的暖冬だったと思うんだけど、桜の開花状況は例年並みといった感じ。
今回は、低山、かつ桜の名所を求めて、伊豆の「巣雲山」に登った。
巣雲山

巣雲山は、伊豆の熱海と伊東の間くらに位置、標高581mの低山だ。
伊豆スカイラインからのアクセスが非常によく、単に行くだけなら「巣雲山園地駐車場」からわずか10分足らずで登ることができる。
頂上は360度のパノラマで非常に眺望が良く、東には伊東の街並みや海に浮かぶ初島が良く見え、南は万次郎岳(天城山)を中心とした伊豆の名峰、北西には富士山を臨むことができる。

頂上には展望台が整備され、また非常に広い丘になっており、子ども連れのハイキングや花見目的のピクニックとして人気がありそうだが、場所が有料道路である伊豆スカイラインの途中ということもあり、穴場になっている印象だ。

また、今回はまだ咲いていなかったが、桜の本数も相当数あり、低い位置で大きく枝分かれする木も多く、まさに花見にぴったりだ。


桜の開花は、おおよそ東京の平地と同じタイミング。今回は開花まであと2週間といったところだった。
コースタイム

最初に、この登山のコースタイムを示しておく。(2025年3月24日)
伊豆スカイライン 巣雲山阿原田登山口駐車場(8:30)- 大丸山山頂 - 山頂(8:35)- 富士見展望ひろば(8:45) - 駐車場に戻る(9:00)- 巣雲山山頂(9:40)- 休憩(10:00まで) - 駐車場(10:30)
伊豆スカイライン 巣雲山阿原田登山口駐車場

今回は伊豆スカイラインの途中にある「巣雲山阿原田登山口駐車場」からアクセスをした。
グーグルマップ上だと、大丸山駐車場として表記されている。

今回は亀石峠ICから伊豆スカイラインに乗った。阿原田登山口駐車は亀石峠ICからすぐなので、ちょっと惜しい気分。
今回は終点の天城高原ICまで行ったけど、途中の冷川ICで降りてもOK。
東京方面から来る人は箱根を経由して熱海峠ICから入るのが一般的だ。

駐車場に設置されている看板。巣雲山へのルートの他、歩いて5分の所に大丸山があり、その先に「富士見展望ひろばが」あるので、巣雲山に行く前にそっちに寄ってみる。
大丸山

駐車場から大丸山へは、標識が出ていないので若干戸惑ったが、道はあっていた。

けっこう珍しい松が優勢の樹林。
松ヤニの匂いなのか、結構独特な香りが漂う登山道だ。

足元を見ると、所々に松ぼっくり。そして落ち葉となった松の葉が堆積していて、膝に優しいふわふわの登山道。
ただし、雨が降った後は良く滑ると思われるので要注意だ。

高尾山に続き、この山もよく手入れがされていて、灌木がしっかりと伸びている。

駐車場からものの5分で大丸山山頂(標高503m)に到着。

山頂からの眺望は悪い。ただし、この後の富士見展望ひろばは素晴らしい眺めだったので問題ない。
富士見展望ひろば

大丸山を過ぎると、ちょっとした空き地が出現する。
仮設の、今は珍しいボットン式トイレがある。

お洒落なボットントイレ。

和式のトイレに蓋をかぶせた感じ。冬場なのでまだ匂いはセーフ。

籠の中にトイレットペーパー。そしてその横にある茶色い液体は、使用後にトイレの中に撒くもので、微生物がウンコを分解する際に役立つんだとか。
まだボットンを経験したことがない人は是非試してみよう。

無事にボットンを済ませたら出発だ。

ボットントイレから坂を1本行けば、富士見展望ひろばに到着をする。
今日は晴れてはいたんだけど、花粉が大フィーバーをしてくれていて、朝からだいぶ景色が霞んでいる状態。残念ながら富士山を臨むことはできなかった。

富士見展望ひろばは、桜の木がたくさん、そしてベンチも多く、とても整備されている。
JR宇佐美駅から1時間半ほどで登れるし、今回のように伊豆スカイラインから簡単にアクセスできる。結構穴場な桜の名所なんだと思う。

東側の展望も非常に開けていて良い。来年は宇佐美駅から是非登ってみたいものだ。
巣雲山

富士見展望ひろばから折り返して一旦駐車場へ戻り、そこから巣雲山へアクセスする。

こちらも非常に歩きやすい登山道。時間は9:00頃で、木々の隙間から漏れる優しい光が非常に印象的だ。

こちらの登山道も松は優勢。結構でっかいのもある。

松ぼっくりはちょっと白くなっているタイプ。
子どもと来たら延々に松ぼっくり拾い大会が開催されること間違いないだろう。

こんな感じで看板が所々にあって、よく整備されている、地元の人に大事にされている登山道だとわかる。

伊豆スカイラインと並行して、稜線を歩く。
アップダウンは少な目で非常に歩きやすく、登山と言うよりはハイキング。膝に優しい。

樹林帯を出ると、もう巣雲山山頂に到着だ。
広い丘のようになっていて、大きな桜の木が所々に植わっている。

巣雲山山頂の標識。580.5m。

全て消え去った案内板と。

張り付けにされた天狗。

頂上には大きな展望台。

登るよ。

展望台の上もベンチが付いていて休める。

桜の木が至近にあって、非常に景色映えしそうなロケーション。
人もいないし、ドラマの撮影にもってこい。

空気が澄んでいれば富士山が見えたはずの方角。

巣雲山は伊豆の中でも手前の方だけど、結構旅行に来た感がある。
下山後
今回の山行は以上。最後に、下山後に立ち寄った所をダイジェストで紹介する。
大室山

せっかく終点の天城高原ICまでの通行券を買ったので、観光名所の大室山へ。

誰もいないと思ったら、外国人や大学生がウヨウヨいた。夏場には絶対に行ってはいけない。

山頂へはリフトでしかアクセスできない。

山頂でできるのはいわゆる「お鉢回り」。一周30分くらい。風が強くて寒い。油断していると寒くて死ぬ。
ごはん酒菜 そのに

伊東市内でおすすめランチを調べたら一番に出てきた「ごはん酒菜 そのに」で遅めの昼食。

きったない外観とは裏腹に、店内はお洒落に改装されている。お洒落古民家カフェ。

人気店のはずが、店内には客が1人だけ。
そしてテーブル席が全てい空いているのに、なぜかカウンター席に通される。

旨そうなアジフライ定食(1,300円)
アジフライは旨かった。ただし1,300円は足元見すぎ。

イカ墨を使った海鮮カレー(1,300円)
食べ物にはこだわりとかないし、チェーン店の牛丼屋とか、かつやでも満足できる程度の舌なんだけど、このカレーはぶっちゃけまずい。
多分、いろんないい素材を入れているんだとは思うんだけど、味にまとまりが全くなくて、単にしょっぱいカレー。あと、具材をミキサーにかけているんだろうけど、触感が壊滅的に悪い。
全体的に「雰囲気」だけの店っていう感じで、高評価に期待していくと返り討ちにあう。俺は二度と行かない。
お風呂ずきの宿 大東館

伊東と言えば温泉。伊東温泉は日帰り温泉が充実していて、値段も関東圏に比べればかなりリーズナブル。
外国人が熱海で止められていて、まだ押し寄せていないから為せる業。

この温泉の素晴らしい点は、通常の日帰り料金(800円)で貸切風呂を利用できることだ。しかも3種類ある。
更に毎分200リットル越えの源泉が湧いていて、全ての風呂が源泉かけ流しであるから、お風呂好きにはたまらないだろう。こんな風呂が800円でいいんでしょうか。

貸切風呂は3種類であって、それぞれ利用しているかどうかはロビーで確認することができる。
予約はできないし、ホテルは順番管理をしない。全ては客の良心と譲り合い精神に任されている。なので繁忙期や休日に利用するのはおすすめしない。

一応、ロビーにはいっぱい漫画があるから、読みながらゆっくり待っていてもいい。ただし、油断をしていると空いたことに気が付かなくて、次の利用者が入ってしまうから注意が必要だ。
井上魚店

最後に、せっかくなので伊東の地魚を買って帰りたいというところで、鮮魚店へ。
港町だけあって、いくつか鮮魚店があったんだけど、たまたま目にとまった「井上魚店」へ。

だいたいこういう地元のお店って、観光客とかの一見さんには適当な感じなんだけど、ここを回しているご夫婦は非常に良い人達だった。
その場に居合わせた地元のお客さんも結構いい感じな人達で、ぱっと見で観光客とわかる俺にも気さくに声をかけてきてくれた。

田舎独特の陰湿さがなくて、非常に良い街だと感じた。

地元の美味しい魚を食べたいとリクエストしたら、忙しい中つくってくれた盛り合わせ。
左手前のなめろうみたいに「まぜ」たヤツが一番旨い。店頭でもこれだけ売っていたから人気があるんだと思う。
あとはイワシが非常に美味だった。
まとめ

今回は伊豆の低山「巣雲山」の日帰り登山の様子をお届けした。
今回は空振りをしたが、桜の開花時期は非常に彩のある景色になるのは間違いないだろう。伊豆はまだまだ外国人が少ないから観光する場所としておすすめだ。
また、下山後に訪れた伊東の街は非常に良かった。いずれ再訪する機会は近いだろう。