ガジェットブロガー兼ユーチューバーとして活動をしていると、どうしても多くなる作業、というかほとんどの作業は「書く」ことだ。
そしてパソコンを扱う俺たちがモノを書くには、当然キーボードが必要になる。
これまで使っていたキーボードは、ロジクールの「K260」で、俺が大学生の頃に初めてデスクトップパソコンを組んだ時に買った物なんだけど、発売はなんと2011年だ。

当時でも2,000円以下で買った激安のワイヤレスキーボードになるんだけど、10年以上不具合なく使い続けることができたんだから本当に耐久性は抜群の名機だったんだと思う。
ただし、今後もモノを書き続けることを決断したことに伴って、もうちょっと使い心地がいいもの、そして静音性が高いキーボードが欲しいと思っていた。
そんな中、ふらっと立ち寄った家電量販店の店頭に置かれていたのがこの「K295」だ。非常に手になじむ打鍵感そして打っていて気持ちよいと感じる感覚だった。
ワイヤレスキーボードの構造は大きく分けて「メンブレン式」「パンタグラフ式」「メカニカル式」「静電容量無接点方式」の4つに分かれていて、その中でも低コストで広く普及しているのが「メンブレン式」と「パンタグラフ式」になる。
その2つの中で、打鍵感や長時間の使用でも疲れにくいとされる「パンタグラフ式」のワイヤレスキーボードから探していたところではあるんだけど、この「K295」はメンブレン式だ。

実際にパンタグラフ式のキーボードを触っていると、個人的にはお世辞にもうち心地がいいとは思えない。キーストロークが短すぎて、「ペタペタ」とか「スカスカ」した感触でどうしても好きになれなかった。
そんな中で出会ったこの「K295」は、探していたパンタグラフ式のキーボードではなかったのだけれども、やっぱり打っている時の心地よさを重視したいということで、こいつを買っていくことにしたんだ。
前置きが長くなったが、今回はこのロジクールのワイヤレスキーボード「K295」を実際に使用したレビューをしていく。
製品特徴

最初にK295の簡単な仕様を紹介する。今回はチャットGPTにも手伝ってもらいながら推敲して作成した。
特徴 | 詳細 |
---|---|
💴 実勢価格 | 約3,000円で比較的安価。 |
📏寸法 | 高さ: 18mm 幅: 441mm 奥行き: 149mm |
⚖️ 重量 | 98g(電池を含む) |
🔇 静音設計 | 従来モデル(K270)と比べて90%以上のキー入力音をカット。 |
🔋 電池長持ち | 単四電池2本で最大24か月使用可能。 |
📡 接続方式 | 2.4GHzワイヤレス接続、最大10mの範囲で安定通信。 |
🖥️ レイアウト | 仕事・数字入力にも便利なテンキー付き。 |
💧 耐水設計 | 万が一の水こぼしにも安心の耐水設計。 |
💻 対応OS | Windows、Chrome OS 対応。 |
外観

K295はテンキー付きのフルワイヤレスキーボードだ。
テンキーについては俺はあると落ち着くタイプ。ちなみにテンキーレスモデルは販売されていない。
まずキーボードに触った時に感じるのが、表面がざらついていてマットな質感だということだ。
この肌触りについては多分好みが分かれるとは思うんだけど、いかにもプラスチックなテカテカしているタイプよりは良いと思う。
実際、俺がこいつを買った決めても、この触り心地によるところが大きい。
チルト

チルト機能は8度で固定。背面の2か所のスタンドを立てて使用する。
試してみたけど、俺はスタンドを立てないで、平面で使用している。これも好みの問題。


滑り止め

裏面には6か所に滑り止めが付いていて、本体重量も相まってキーボードがブレなくて良い。
電池式

キーボードは電池交換式で、単4が2本必要だ。
最初に付属している謎メーカーの電池は10日もしたら切れてしまったので、単4の充電池にすぐに交換した。
最近の家電製品は内蔵バッテリー式のモノも多いけど、まだまだ電池が必要が場面も多いから、充電池はあると何かと便利。
接続方式

接続方式は2.4GHzのワイヤレス接続で、動作範囲は10m。遅延は少ないが、他の2.4GHzの接続機器が多い場面では混線する可能性もあるとかないとか。
ロジクール御用達のUnifying USBレシーバーをパソコン側の「USB TYPE A」のポートに挿すことで利用することが可能だ。

逆に言うと、TYPE Cポートしかないノートパソコンには使用することができなし、K295 は Bluetooth 接続にも対応をしていないから、その点は注意が必要だ。
個人的には Bluetooth 接続は遅延するイメージが強いから、2.4GHzのワイヤレス接続ができるモデルをおすすめしたい。
また、Unifying USBレシーバーを1つ取り付けることで、同じロジクール製の機器を最大6台まで接続することができる。
静音性が非常に高い

「K295」の最大の特徴はその静音性の高さだ。従来製品と比べて90%も静音性を高めたと謳うその主張通り、静音性は相当高い。
今まで使っていた「K260」の場合、どうしても「カチャカチャ」音が大きくなってしまっていたんだけど、このキーボードは静音性を売り文句にしているだけあって、かなりタイピング音は静かだ。
キーの質感がマットな事も相まって、ちょっと硬いマシュマロを押しているような、そんな打ち心地。

俺は打鍵が強い方だから、どうしても「ドスッ」って打った時は、その衝撃音はあるんだけど、軽やかにタイピングをした時の音はほとんど感じないほどだ。
打鍵が強いとどうしてもタイピングが遅くなるから、これを機に軽いタイピングが出来るように練習をしてみようかと思うほどだ。
家族がいるとタイピング音はどうしても気になる

一人暮らしで自由に暮らしているなら、全然気にしなくて良かったんだけど、家族ができるとどうしても同居人がしているパソコン作業っていうのは目につくし、気になるものだ。
それが、視界に入っていなくても、マウスの「カチャ音」とか、キーボードのパチパチした音がしていると、何だか仕事モードっぽい感じで、こっちもだいぶ気を遣う。
最近、妻が動画編集作業を始めたのがきっかけで、これを気づいたんだけど、家の中で誰かが仕事をしているっていうのは、何だか落ち着かないモノなんだ。
だから、最近流行りのテレワークなんかは、マジで世の奥様方にとっては地獄だろう。
毎日旦那が家にいて、パソコン作業をしていたら、まったく気が休まらないし、イライラもするだろう。
テレワークをするなら、コワーキングスペースや人の居ないカフェ、漫画喫茶に行ってやるべきだ。仕事は家の中でするもんじゃない。
長時間の使用でも問題ない

これは俺が今まで同じパンタグラフ式のキーボードを使っていたからっていうのも多いいと思うんだけど、キーを打つにあたって、余計な力が必要で打ちづらいとか、疲れるといった感じは全くない。
これが、普段ノートパソコンをメインで使っている人からしたら、重い打鍵感に感じるのかもしれないんだけど、仕事で使っているノートパソコンと比べても、大きな違いは感じない。
「長時間の使用は疲れるか」と聞かれたら、それは明確に違うと言い切れる。
コンパクトさは捨てる

ガジェット系の紹介をすると、どうしてもコンパクトさを優先する傾向があるんだけど、このK295は持ち運びには向かない。
テンキー付きのフルサイズだからデカイし、重さも約500gとずっしり感がある。
逆に言えば、このキーボードは家で作業をする据え置き用のキーボードとしては適していると言える。
程よい重さと6か所の滑り止めが付いていてキーボードがズレることはないし、タイピングをする時のストレスが無いという点は、やはり長時間作業をするのに適していると言える。
まとめ

ロジクール「K295」は、最初に俺が求めていたキーボード像とはまったく異なるものではあったけど、結果として良いガジェットを選ぶことができたと思っている。
多分、タイピングがめちゃくちゃ早い人達にとっては物足りないスペックなんだろうなと思うんだけど、俺みたいに中途半端にパソコンに触ってきた人にとっては、このキーボードは「ちょうどいい」と感じる人も多いはずだ。
ロジクールK295まとめ
- 静音性が高い
従来モデル(K270)と比べて90%以上のキー入力音をカット。 - Bluetooth接続は非対応
PC側にUSBレシーバー取り付けが必須。 - 持ち運びには不向き
テンキー付きのフルサイズキーボード。