今年の夏は暑い。いや今年も暑い。暑すぎる。
俺は普段から炭酸水を良く飲んでいて、お酒を割る時以外でも使うんだけど、一つネックがあって、炭酸水がなくなるたびに買い出しに行くと大量の荷物になってしまうことだ。
そしてそれを保管しておく場所も必要だし、捨てに行く頻度も半端じゃない。
これはどげんかせんといかんということで、最近流行りの炭酸水メーカー「ドリンクメイト」を買って非常に良かったから、俺の使用感を交えておすすめの炭酸水メーカーを紹介していきたいと思う。
炭酸水メーカーが気になるけど、「ソーダストリーム」と「ドリンクメイト」どっちを買えばいいか迷っている人に参考になると思うので、是非見ていってもらえると嬉しい。
ソーダストリームとドリンクメイトはどちらが良いか
炭酸水メーカーを買うときに、どちらのメーカーを買えばいいか悩むと思うんだけど、俺の結論としては「どちらのメーカーも大差ない」だ。
とは言うのも、ソーダストリームもドリンクメイトも基本的には「水にガスを吹き込むだけ」だから、そんなに機能に違いはないんだ。
ただし、ランニングコストであったり、操作性なんかがブランドやモデルによって違っているから、詳しく見ていきたいと思う。
機能比較
これは、ソーダストリームとドリンクメイトの簡単な比較表だ。
結論としてはどちらのブランドも大差はないが、ランニングコストを選ぶなら「ドリンクメイト」、操作性を選ぶなら「ソーダストリーム」になる。
各項目について細かく解説をしたのが下記。
ランニングコスト
ランニングコストについてはドリンクメイトに軍配が上がる。
両ブランドとも基本のガスシリンダーは60Lタイプなのだが、ドリンクメイトは更に大容量の142Lタイプがあるからだ。
メーカー公表値だとコストは「60L:約20円/500ml」「142L:約14円/500ml」になるので、ドリンクメイトの方が30%低いコストで炭酸水を作ることが可能だ。
ただし、この大容量タイプのカートリッジを使うことができるのは上位機種のみなので、購入する機種には注意が必要だ。
水以外へのガス注入
次に水以外の飲料にガスが充てんできるかどうかの違いになるが、ソーダストリームは「水のみ」、ドリンクメイトは機種によっては「水以外も可」だ。
炭酸水メーカーには事故防止のための「インフューザー(減圧弁)」が付いているんだけど、ドリンクメイトはインフューザーが取り外し可能だ。
つまり、このインフューザーを丸洗いすることができるから、ドリンクメイトは水以外のジュースやお酒に使用することができるんだ。
対してソーダストリームは全機種にこのインフューザーが本体内蔵なので洗うことができないから、水にしか使用することができないんだ。
これはデメリットだととらえる人も多いと思うんだけど、正直、ジュースやお酒に直接炭酸を入れる機会はないから、ソーダストリームでも全く問題ない。
「気の抜けたビールを復活させることができる」なんて言う人もいるけど、炭酸水を作るためには最低でも450mlの水が必要になるから、気の抜けたビールをそれだけ用意する必要が出てくる。まったく現実的じゃない。
だから、正直なところ水以外で炭酸水を作らないのであれば操作性の良いソーダストリームの方がいいのかなとも思う。
電動・手動
両ブランドとも電動および手動モデルをラインナップしている。
俺も買うときに電動の方が安心かなと思ったんだけど、手動で全く問題ない。
手動の場合での3,4回プッシュすればガス満タンになるので、わざわざ電動モデルを選ぶ必要性を俺は感じなかった。
強いて言うなら、電動モデルは炭酸の強弱を指定できるから、同じ品質の炭酸水が欲しい場合はアリなのかなといったところ。電動モデルも電池で動くタイプがあるから、買うならそういったコードレスタイプの方が使い勝手がいいのかなと思う。
ボトル着脱方法
そしてボトルの着脱方法なんだけど、これは必ずワンタッチで着脱できるモデルを買ってほしい。これは地味だけど非常に重要な部分になる。
ソーダストリームの場合はほとんどの機種が「スナップロック」というワンタッチ機能を搭載しているが、廉価版の「GAIA(ガイア)」はねじ込み式のなので取り付けが非常にめんどくさいから注意が必要だ。
ドリンクメイトは全機種が「スナップロック」に対応をしている。更に「マグナムグランド」、「ベーシック」はスライド式の取り付けで操作性が高い。
ガス抜き
そして最後がガス抜きになるんだけど、これはドリンクメイトが必要でソーダストリームは不要になる。つまり、ソーダストリームの方が使い勝手がいいということだ。
そして最後がガス抜きになるんだけど、これはドリンクメイトが必要でソーダストリームは不要になる。つまり、ソーダストリームの方が使い勝手がいいということだ。
このガス抜きをしなければならないのがドリンクメイト唯一の欠点。
ソーダストリームには本体にこの機能が内蔵されているからガス抜き不要なんだけど、ドリンクメイトはインフューザーに安全弁が付いているから、イチイチ安全弁を開けてガス抜きをしなければならない。
ただし、この安全弁が壊れた場合、ソーダストリームは本体ごと交換しなければならないんだけど、ドリンクメイトはインフューザーを交換すれば使えるから、これについては一長一短なのかなというところ。ただ操作性はソーダストリームの方が上。
ガスカートリッジの購入方法
そしてどちらのブランドにも共通することなんだけど、ガスカートリッジの購入方法については少しややこしい。
カートリッジの購入は空のボンベと交換
これは俺も購入した後に知ったんだけど、ガスカートリッジを購入する際は、使い終わった空のカートリッジと引き換えに新品を受け取ることになる。
カートリッジは電気屋さんとかホームセンターなんかで、本体が売っているところであれば大体カートリッジも取り扱っているから、そういうところか、もしくはネットで注文して宅配の業者に空のボンベと交換をすることになる。
だから、最初に炭酸水メーカーを買うときは必ずガスカートリッジがセットになったモデルを買うことを強くオススメする。できれば2本付いているモデル。
何故かというと、ボンベが空になってしまったら、予備のカートリッジが無いと、ガスを交換するまで使うことができなくなってしまうからだ。
予備のボンベはめっちゃ高い
じゃあ新品のカートリッジを店で買えばいいじゃないと思った人、あなたは鋭い。
しかし、新品のカートリッジはめっちゃ高い。
交換用は60Lで2,380円、142Lで3980円なのに対して予備用は60Lで4150円142Lで7300円となっております。これはアマゾン、楽天価格だ。
だから一番最初に炭酸水メーカーを買うのであれば、ガスカートリッジが付いているセットがとてもお得なので、間違っても本体単品のみを買わないように注意してほしい。
あと、メルカリなんかで中古品が安く売られてはいるんだけど、そういったところで買う場合も、ガスカートリッジの値段も含めて購入を検討してほしいし、衛生面や安全性が気になる人は新品を購入した方が幸せになれるかもしれない。
良かった点
ここからは実際に俺が炭酸水メーカーを使ってみての感想ではあるんだけど、まず買って良かった点は圧倒的にペットボトルを買う必要がなくなったことです。
ペットボトルを買わなくて良くなった
俺は普段からよく炭酸水を飲むからペットボトルをストックしているんだけど、買いに行く必要がなくなったこと、保管場所が必要なくなったこと、冷蔵庫で冷やさなくて良くなったこと、ゴミが出なくなったこと、そしてそのペットボトルを捨てに行く手間が省けたことが最大のメリットなのかなと思う。
正直ランニングコストとか炭酸の強さうんぬんよりも、炭酸水メーカーを導入する必要があるかどうかはここに価値を感じるかだと思し、逆にここにそんなに魅力を感じないのであれば、市販の炭酸水を買って飲む方がいいんじゃないかなと思う。
余った炭酸水は使いまわせる
そして、市販品のペットボトルだと一度開けたら炭酸が抜けるから早めに飲み切らなきゃいけないと思っちゃうんだけど、炭酸水メーカーは余ったらそれに水を足して冷蔵庫で冷やしてまた使うときに炭酸を入れれば使いまわせるから、これについては無駄がないのかなと思う。
もちろん、あんまり長いこと放置しておいたら気が抜けてしまうから意味がなくなってしまうんだけど、頻繁に炭酸水を飲む人にとっては、毎回強炭酸を楽しむことができるようになるからオススメだ。
イマイチだった点
何事も良い点があれば悪い点もあるというものだ。ここからはイマイチだった点を紹介する。
炭酸の強さにムラがある
逆に悪かったというかイマイチだった点なんだけど、炭酸の強さにどうしてもムラができてしまうことだ。
これは水の温度であったり、カートリッジのガスの残量であったり、気温であったり、色々なものが関係しているとは思うんだけど、毎回同じ強さの炭酸水を作ることはできない。
たまに失敗して、マックスまでガスを入れたつもりでも、ぜんぜん炭酸が弱かったりするから、この点に関しては注意が必要だ。
炭酸の気が抜けるのが早い
炭酸水メーカーで作った炭酸水は、市販品に比べて気が抜けるのが明らかに早い点にも注意が必要だ。
だから、夕飯の時にテーブルの上に常温で長く置いておくと、あっという間に気が抜けてしまうから、炭酸をコップに入れたら早めに飲まないといけないし、ペットボトル内の残りの炭酸水も、できるだけ冷蔵庫で保存しておいた方が炭酸を長持ちさせることができる。
これは市販品の炭酸水でも同じことが言えるのかもしれないけど、市販品は常温で置いておいても、夕飯の間くらいなら炭酸の強さは変わらないから、ヘビーユーザーでなければ、市販品の炭酸水を買った方が満足度は高いと思う。
メーカー公表値のコスパは出せない
注意点にはなるんだけど、メーカー公表値のランニングコストは絶対に出ない。
公表値は500mlの炭酸水を作るのに約20円ほどとされているんだけど、体感だと公表値の半分ぐらいのランニングコスト、つまり、500mlの炭酸水を作るのに30円~40円くらいかなと思う。
これでも市販品に比べれば安いから、頻繁にそして長く使うのであれ炭酸水メーカーの方がオトクかなといったところだ。
おすすめ炭酸水メーカー
ここからはオススメの炭酸水メーカーを紹介していこうと思う。
これから炭酸水メーカーを買おうと思っている人にとって参考になれば幸いだ。
ソーダストリームおすすめ機種
まずはソーダストリームのおすすめ3機種を紹介する。
万能モデルの「TERRA」、最上級モデルの「E-TERRA」、そして上質な外観の「ART」だ。
ソーダストリームはドリンクメイトと比べて操作性そしてデザイン性が高いのが特徴だ。
繰り返しになるが、廉価版の「GAIA(ガイア)」はボトルの取り付け方法がねじ込み式なので購入してはいけない。
TERRA (テラ)
まずは万能モデルの「TERRA (テラ)」を紹介する。どれを買えばいいか迷った時はとりあえずコイツを選んでおけば間違いない。
操作性に直結する「スナップロック」及び「クイックコネクト」は標準搭載。
クイックコネクトは、ソーダストリームだけのシステムで、通常はガスカートリッジをねじ込んで交換しなければならないが、この機能が搭載されている機種はワンタッチで交換が可能だ。
ガスカートリッジは頻繁に交換をするものではないが、あると便利な機能だ。
そしてガス抜も自動で行ってくれる優れだから、炭酸水を毎日飲むヘビーユーザーの方にとってオススメの一台だ。
E-TERRA (Eテラ)
そしてテラの電動タイプにして最上級モデルが「E-TERRA (Eテラ) 」になる。
テラに備わっている機能はもちろん搭載しつつ、ボタンを押すだけで好きな濃度に調整をした炭酸水を安定して作ることができる。
まさにフラッグシップの名にふさわしいモデルになるのだが、お値段もテラに比べてお高くなっているため、電動モデルそして安定した品質の炭酸水を飲みたいという人にとってオススメの一台だ。
ART (アート)
そして最後に紹介するのが「ART (アート) 」で、機能は「TERRA (テラ)」と同等ながら、特質すべきはその外観だ。
まるでお洒落なバーにあるサーバーのような レトロ感満載のレバーが非常にカッコイイ。
ソーダストリームはキッチンやリビングに出しっぱなしで置いておくことが普通だと思うんだけど、お洒落なインテリアとして成り立つから、インテリアにこだわりがある人は是非このモデルをオススメしたい。
所有感が満たされること間違いないだろう。
ドリンクメイトおすすめ機種
次にドリンクメイトのおすすめ3機種を紹介する。
コスパ抜群の「シリーズ601」、マグナムシリンダー対応の「シリーズ620」、操作性抜群の「マグナムグランド」だ。
ドリンクメイトのメリットは何といってもマグナムシリンダーを使うことによるランニングコストの安さとジュースやお酒にも炭酸を入れることができる点だ。
シリーズ601
まずはアマゾンで最も売れているコスパ抜群のモデル「シリーズ601」を紹介する。
このモデルは残念ながら142Lのカートリッジ「マグナムシリンダー」には対応をしていないが、1万円前後でシリンダー2本が付いてくる非常に魅力的なセットがあるモデルだ。
機能面は上位機種には劣ってしまうものの、まずは炭酸水メーカーを試してみたいという人にオススメしたい機種だ。
シリーズ620
次に紹介するのが142Lのマグナムガスシリンダーに対応した「シリーズ620」だ。
4段階の炭酸濃度調整機能が備わっているため、他機種と比べて安定した濃度の炭酸が作りやすい。
マグナムシリンダー対応モデルであれば、「シリーズ620」が最もオススメだ。
マグナムグランド
そして最後に紹介をするのが俺も実際に使っている「マグナムランド」だ。
このモデルはマグナムガスシリンダー対応に加えて、インフューザーをスライドして楽に本体に取り付けすることができる為、非常に操作性が高いのが特徴だ。
毎日使うからこそ実感できるその利便性の高さを是非試してみてほしい。
まとめ
最後にまとめになる。この記事では2大炭酸水ブランド、「ソーダストリーム」と「ドリンクメイト」について紹介をした。
どっちの炭酸水メーカーを買おうか迷っている人も多いと思うんだけど、俺の結論を言うと、正直どちらのメーカーでも大差がないから、価格や見た目で決めてしまって構わないと思う。
強いていうなら、普段炭酸水をたくさん飲む人はランニングコストの安いドリンクメイト、ジュースやお酒は炭酸にして楽しまないよという人は操作性がいいソーダストリームといった感じなのかなと思う。
そして炭酸水メーカーを導入する最大のメリットはペットボトルを買いに行かなくていい、保管しなくていい、冷やさなくていい、捨てに行かなくていいということだ。
ここに価値を感じる人は是非導入を検討してみてもらいたい。