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妊活 出産

【不妊治療】35歳になって急に子どもが欲しくなったハナシ【妊活出産シリーズ①】

結婚して3年。俺も妻も子どもが絶対欲しいっていうわけではなかったし、絶対にいらないっていうわけでもなかった。

ところが、いわゆる「高齢出産」と呼ばれる35歳に差し掛かり、いよいよ子どもが欲しくても持てないデッドラインが目の前に迫った時、急に子どもが欲しくなった。

この記事は「妊活出産」シリーズの1回目として、俺と妻が何故急に子どもを希望したのか、そして妊活っていったいどんな感じなのかっていうことをメインに書いていきたいと思う。

20代、30代で、まだ子どもはいいやって余裕をブッコいているあなたに、俺の実体験を通して現実を見せるので覚悟してほしい。

急に子どもが欲しくなった理由

繰り返しにはなるんだけど、35歳という高齢出産に両足を突っ込んで初めて、子どもが欲しくなった。

それまでは、俺も妻も、子どもが居なくても、それはそれで幸せに生きていけるよねっていう謎の自信みたいなものがあったし、そういう人生も悪くないなっていう風に思っていた。

今の生活で十分満足

友達の子どもを見て「あぁ、かわいいね」とは思うが、欲しいとは思わない。なぜなら、子どもを授かってしまえば、勿論そのあとの人生はその子が中心の生活になるし、今のように好きに遊んだりはできなくなる。

だから、子どもが欲しいとか欲しくないとかっていう話ではなくて、今の生活が変わってしまうことを恐れた、割と消極的な理由で「子どもはいなくてもいい」だったんだと思う。

端的に言うと「責任」を背負いたくなかったんだと思う。

親父が急に死んだ

しかし、そんな俺の考え方を一変させる大事件が起こった。

今から約2年前、まだコロナが収まりきっていない2023年の年明け、俺の親父が腰が痛いというので病院に連れて行ったら、なんと「ガン」だということがわかったんだ。

しかも、既に転移していて末期ガンの状態。5月に確定診断が出た時の余命は1か月だった。

それでも親父は結構粘って、実際に亡くなったのは7月21日のことだったんだけど、実際に親父が死んでしまって、全然親孝行ができていなかったことに今さらながら後悔した。

俺の行動原理はそのあたりから結構変わっている。それまでは自分の幸福の最大化が目的だったんだけど、親父の生き方を思い返した時、自分の生き方がとんでもなくしょうもないように感じたんだ。

そんな事があって、俺は急に子どもが欲しくなった。

妊活がスタート

妻にそんな感じで思いを伝えてみると、結構あっさりOKをしてくれた。

しかし、お互いに既に高齢出産対象の年齢なので、でたらめに挑戦して時間をかけるより、速攻で地元のクリニックを受診して「不妊治療」を選択した。

不妊治療

妊活っていうとなんだかカジュアルな響きだけど、不妊治療ってきくと一気に重たい感じになる。ただ、両者はほぼ同じ意味だ。

一般的に不妊治療は、妊娠する能力があるなしにかかわらず、子どもを希望して産婦人科を受診した段階でそう呼ばれる。

年齢や希望にもよるが、通常は排卵日を予測してセックスする「タイミング法」、タイミング法でなかなか受精に至らない場合は「人工授精」、そして人工授精でもダメな場合は最終手段の「体外受精」になる。

タイミング法

タイミング法は排卵日を予測してセックスする。

医者にかからなくても、月経周期から推定することが可能なので、不妊治療を選択する前に子どもが欲しい人はこのやり方で頑張ることになる。

医者にかかると、実際に卵胞の大きさがチェックされて、確実に排卵が来る日を予想できるし、受精する確率を上げる薬なんかも処方されるから、精度を上げるならやっぱり受診をした方がいい。 

もちろん、うまいこと排卵されたタイミングでセックスしたとしても、受精するかは別問題。

だいたい半年くらいタイミング法を試して受精に至らなければ、次の人工授精を検討することになる。

人工授精

人工授精って聞くと、なんだか試験管の中で赤ちゃんが誕生するみたいなイメージがある人もいると思うんだけど、そういうわけではない。

排卵日に合わせて男性の精子を採取、その中から活きのいい精子を選別、子宮内へ注入することで、より高い確率で受精させるので、結構自然な妊娠方法。

2022年から保険が適用されて5,000円くらいでチャレンジできるらしいので、結構現実的な不妊治療法。

人工授精で妊娠に至る人は、だいたい半年以内で受精をする。逆にそれ以上時間がかかる場合は、次のステップ「体外受精」に進むことになる。

体外受精

体外受精は、書いた字のまま、試験管の中で卵子と精子を受精させる。

うまく受精して受精卵になったら、それを子宮の中に戻すことで、妊娠に至る。

メリットとしては、不妊の原因が不明な場合でも受精に至るため、高い確率で妊娠できる点。

一方デメリットとしては費用が高く、保険適用でも最低3万円程度かかること。

タイミング法で頑張る

というわけで俺たち夫婦も、まずはタイミング法から挑戦をしてみた。

排卵が近くなってきたらクリニックを受診して卵胞の大きさをチェックし、だいたい20mmぐらいの大きさになっていると正常に排卵されるから、いつセックスしてくださいという指示がある。

それで、1週間くらい後にまたクリニックを受診して、受精卵が子宮に着床しているかの確認をする。

着床していなければ失敗なので、また次の排卵日を狙って挑戦することになる。

最初の1、2回はダメで、まぁそんなもんだよねっていう余裕があるんだけど、3回、4回と数を重ねることに段々と不安になってくる。

5回目で初めて受精

タイミング法じゃ無理かなと半ば諦めかけていた矢先、妻の生理がなかなか来ない時が来た。

通常は排卵日から2週間程度で生理が来るので、妊娠したか、もしくは生理不順のどちらか。

クリニックを受診すると、ちゃんと受精卵が子宮に着床しているのが確認できた。

この時点では親になる自覚なんて微塵もなくて、それは無理もないことなんだけど、ここから少しずつ自分事としてとらえられるようになってくる。

受精しても流れることがある

今回はうまくいったけど、タイミング法や人工授精の場合、うまく受精しても、子宮内で着床をしなければ妊娠には至らない。

場合によっては卵管(子宮と卵巣をつなぐ管)で受精卵が詰まり、切除しなければならないこともあるので、生理が来ないのに気が付いたら、早めにクリニックを受診してほしい。

まとめ

今回は「妊娠出産」シリーズの第1回として、妊活について取り上げた。

一応ガジェットブログとして運営をしているんだけど、将来的にはガジェットだけじゃなく、20代、30代に向けて有意義な情報を提供するサイトを目指しているから、その一環として今回みたいな実体験をカジュアルに発信していきたい所存。

妊活は辛くて長い戦いだし、1年以上かかることもしばしば。このストレスを妻だけに背負わせるのは酷だし、この期間にどれだけ寄り添えているかどうかで、その後の妻との信頼関係が決まるといって、、、いいでしょう。

基本的にクリニックに受診する日は決め打ちになることが多いから、なかなか仕事が忙しくて休みが取れない人には苦しいかもしれない。それでも、男性陣はできるだけ有休をとって付き添ってあげてほしい。

  • この記事を書いた人

ジェームス

元公務員 / 既婚 / FP / 新人YouTuber / 趣味は登山。

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