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【投資】株式投資はギャンブルだから素人が手を出すと損をするという話【インデックス投資】

2024年に新NISAが解禁されて、日経平均株価はグングンと上がり史上最高値を更新した。

 

テレビでも雑誌でも投資をしないのは損だと言われ、今更ながら投資を始めてみようと思っている人も多いと思う。

 

でもちょっと待ってほしい。あなたの大事なお金、本当に投資していいんだろうか。

 

この記事では、俺の実体験を元に、投資のメリットやデメリットについて解説していく。

 

何となく投資を始めたいと思っている人や、投資を始めたけど毎日ソワソワしながら過ごしているという人に是非読んでもらいたい。

 

良かったら最後までお付き合いください。

 

投資はギャンブルなのか?

「投資」と聞くと、お金が増えるか減るか運次第、まさにギャンブルなんじゃないかと思う人も多いと思う。

 

実際、俺も投資を始める前までは博打みたいなモノだと思っていたし、「お金が増える」なんて聞くと詐欺じゃないかと思って手を出してこなかった。

 

そんな俺が投資を始めるようになったきっかけは、実は保険の窓口に相談しに行ったことがきっかけなんだけど、その話はまた別の記事で紹介したいと思う。

 

2022年の10月から投資を始めて、色々調べてみたりした結果、投資はギャンブルか?と聞かれたらこう答える。

 

「投資はギャンブル。ただし、正しく行えば資産は増える。」

 

投資とは

そもそも投資と言っても、その種類はたくさんある。

 

株式、不動産、金といった「価値があるもの」を購入することで、それを運用したり、将来的な価値の上昇を見込んで持ち続けておくことで。自分の資産を増やす取り組みが投資だ。

 

最近ではビットコインなどの「暗号資産」も登場しているが、あれは「投資」ではなく「投機」になる。

 

投機とは

投機とはつまりギャンブルのことだ。

 

半丁博打やコイントスのように、当たるか当たらないかは運次第。

 

短期間で取引をして、ギャンブルに勝てば儲かるし、負ければ失うのが投機なんだ。

 

投資は勝率が高いギャンブル

投資だって突き詰めれば、そのモノの価値が明日上がるか下がるかはわからない。

 

その点では「投機」と同じと言ってもいいだろう。

 

投資商品の明日の価値はわからないけど、長期的に見れば儲かる可能性が高いものが「投資」なんだ。

 

つまり「投資」は勝てる見込みが高いギャンブルなんだ。

 

では、なぜ投資を長期的に取り組めば勝率が上がるのだろうか。

  

世界経済は緩やかに成長している

長期投資のリターンが高くなる理由として、「世界経済は緩やかに成長している」というものがある。

 

これは、世界の人口はこれまで一貫して増え続けていて、世界経済は成長し続けているということだ。

 

国連の世界人口推計(2022年7月発表)によると、世界人口は2022年に80億人を突破。

 

さらに、2037年頃に90億人、2058年頃に100億人を突破すると予測されていて、世界の人口は今後も増え続けていく見込みだ。

画像:日本生命

 

世界の人口は増え続けるし、世界経済も成長し続けるという見込みがあるから、たくさんの人が長期投資をおすすめしているんだ。

  

日本はオワコン化している 

逆に少子高齢化が深刻な問題になっている日本は2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じている。

  

画像:日本生命

 

今後総人口は毎年70万人程度のペースで減り続けて2050年代には1億人を下回ると予想されているんだ。

 

この事実は株式投資をしている人なら誰でも知っていることで、つまり、人口の減る日本は将来の経済成長が見込めないと言われ続けてきたんだ。

  

インデックス投資

世界経済は今後も緩やかに成長し続けるのならば、その恩恵にあずからない手はないだろう。

  

ここで、「絶対に損をしたくない」、「なるべく高い勝率がいい」という人におすすめなのが「インデックス投資」だ。

 

インデックス投資とは

インデックス投資とは、「日経平均株価」や「NYダウ平均株価」といった、市場の値動きと連動するように調整された投資手法のことだ。

 

「日経平均株価」に連動したインデックス投資の商品の場合、日経平均株価が上がれば投資商品も値上がりするし(儲かる)、値下がりすれば損をすることになる。

 

世界にはたくさんの「指数」があるから、もし日本が将来経済成長すると見込んでいるなら「日経平均株価」に連動した投資商品を購入することになる。

 

「指数」に連動した投資商品を買うことは、その国の経済に丸ごと投資していることと同義だ。

 

「日経平均株価」に連動した投資商品の場合は、日本の代表企業255社にまんべんなく投資していることと同じなんだ。

  

長期・分散・積み立て

インデックス投資のもう一つの特徴として「長期・分散・積立」という手法を用いることが多い。

 

「分散」はインデックス投資商品を購入している時点で達成されている。

 

「長期」は、目安として5年以内の短いスパンではなく、20年、30年という長い期間運用するという意味だ。

 

「積立」は、一度にたくさんの金額を投資するのではなく、例えば毎月1万円分の投資商品を購入していくことだ。

 

この3原則を抑えれば、ほぼ100%勝てると言われている。これが最強の投資手法であるインデックス投資だ。

 

インデックス投資の期待リターンは年率4%と言われている。これが最近「投資を始めたほうがいい」と言われる所以なんだ。

  

インデックス投資のデメリット

インデックス投資でも絶対に勝てるとは言い切れない。

 

短期的に株価が下がれば損をする場面はある。

 

また、世界中で核戦争が起こったり、地球に隕石が衝突したりすればわからない。

 

逆に言えば、それくらいのことが起こらない限り、インデックス投資で損をすることはないということだ。

 

個別株は絶対におすすめしない

インデックス投資はほぼ損をすることが無い「王道」の投資手法である反面、年利4%程度の期待リターンだと言われている。

 

投資に手を出し始めると、個別株の値動きが気になり始めるもので、一日に10%の値動きも珍しくないんだ。

 

SNSで「あの超有名企業の株価が大暴落していて、今が買い時!」なんていう情報もとたんに目につくようになる。

 

日々、地味な値動きしかしていないインデックス投資に比べると、個別株は刺激的でとても魅力的に映るんだ。

 

素人は絶対にプロに勝てない

個別株に手を出すということは、世界中のプロトレーダー達とハンデなしで戦うことを意味する。

 

むしろハンデ無しどころか、相手は大量の情報網を使ってくる。中には使っちゃいけない情報源を仕入れたり、株の操縦を行って、あの手この手で利益を得ようとする。

 

こちらが投資初日の初心者とかは一切関係ない。

  

必ず勝つ投資家がいる一方で、俺たちは狩られる側であることを十分に自覚した方がいいんだ。

 

だから個別株に手を出すのは絶対におすすめしない。

  

配当金

個別株のメリットに「配当金」がある。

 

株を持っているだけで年に1,2回配当金が入金される。まさに株式投資の醍醐味だ。

 

中でも配当金が年利3%を超えるものは「高配当株」と呼ばれているので、個人投資家からはとても人気が高い。

 

しかし、高配当株も永久に配当金を保障はしてくれない。

 

「減配」といって、配当金が減ることもあるんだ。

 

この場合、将来貰える配当金は減るし、株価は一気に下がるので、大損してしまうことも少なくないんだ。

 

俺たち素人が下手に高配当株に手を出すと滅茶苦茶痛い目を見ることになるので、安易に高配当株に手を出すのはやめよう。

 

株主優待

株主優待を貰えるのも個別株の大きなメリットだ。

 

これは配当金とは別に貰えるので、まさに一粒で二度おいしいというやつだ。

 

商品券やお食事券、カタログギフトなんかを貰える株は大人気だ。

 

しかし、この株主優待を目当てに株を買うととんでもない目に会う事がある。

 

それが株主優待の廃止だ。

 

株主優待はいつ無くなってもおかしく無いし、海外の投資家が貰えなかったりするので不公平だということで、最近は株主優待を廃止する会社も多くなっている。

 

株主優待が目玉だったのに、それが廃止になって株価が一気に下がったケースも少なくない。

 

俺たち素人が株主優待を目当てに株に手を出すと滅茶苦茶痛い目を見ることになるので、安易に個別株に手を出すのはやめよう。

 

値動きが常に気になる

個人的に個別株をおすすめしない最大の理由は「値動きが常に気になる」だ。

 

株価は刻一刻と変わっていく。

 

上がれば嬉しいし、下がれば悲しいのが人間ってものだ。その喜びや恐怖の感情から逃れることは難しい。

 

そんな値動きに一喜一憂しているより、本業や副業に全力を注いだ方がはるかにマシだ。

 

特に俺はブログを書いているので、常にパソコンを開いている環境だ。

 

個別株なんてやっていたら全然集中できないんだ。

 

他にも仕事中にスマートフォンを見がちになるし、もしも誰かに見つかったら大事になりかねない。

 

だから、個別株なんかには手を出さないで、淡々とインデックス投資だけを続けていくのが正解なんだ。

 

株式投資のリターンは微々たるもの

株式投資のリターンは実際微々たるものだ。

 

すごく儲かるときもあれば毎日のように株価が下がることもある。

 

そんな歓喜と恐怖の感情に支配されて株の売り買いを続ける限り俺たち素人は負け続ける。

 

そして、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットだって、平均リターンは年利20%が限界なんだから、俺たち素人はよほど運が良くない限り個別株で勝つことは難しいし、リターンも大したことがないんだ。

 

株式投資より大事なのは本業や副業、自分への投資

繰り返しになるが、株式投資よりも大事なのは本業や副業に情熱を注ぐことだ。

 

株式投資のリターンなんて微々たるものだ。

 

それよりも、本業を頑張って収入を上げるとか、副業を始めて収入源を増やす方が遥かに合理的だ。

 

また、読書をしたり、資格の勉強をしたりすることも立派な自分への投資だ。

  

株式投資に一喜一憂している時間があるなら、その時間をもっと別の大事な事に充てるべきなんだ。

 

現金も大事

繰り返しになるが、インデックス投資は再現性の高い確立された投資手法だ。

 

「長期・分散・積立」を守れば、よほどのことが無い限り損をすることはないだろう。

 

だからといって、現金を全てインデックス投資に突っ込むというのはおすすめしない。

 

現金の余裕は心の余裕。

 

万が一があった場合に備えて、少なくとも100万円くらいはすぐに使えるように銀行口座に入れておきたい。

 

裏を返せば、100万円が貯金できるまでは投資には手を出さない方がいい。

 

本当にお金が必要になった時に、株価が暴落してしまっていたら目も当てられない。

 

投資は余裕資金で行うことが大事なんだ。

 

まとめ

3年足らずの投資経験だけど、良いときも悪いときも結構あった。

 

最初に買った株は「三菱UFJ銀行」だった。

 

たまたまアメリカの金利上昇の影響で銀行株は調子が良かったんだけど、本当に偶然。有名企業だからっていう理由だけで買っただけ。運が良かっただけだし、ただのギャンブルだったと思う。

 

逆に、下手に個別株に手を出して一時期は50万円くらいのマイナスになった時もあったし、本当に株は値動きが激しくて疲れる。

 

だから、これから投資を始めたいという人には「インデックス投資」をおすすめするし、それしかやらなくていいと本当に思う。

 

投資に一喜一憂しているよりも、他のことにもっと時間をかけて、やりたいことやった方がいいよっていうのが、この記事で伝われば幸いだ。

 

  • この記事を書いた人

ジェームス

元公務員。既婚。ファイナンシャルプランナー。新人ユーチューバー。2024年6月「デイリーフォース」開設。23年にオヤジが突然の末期癌で死亡。時間は意外と短いことに気が付かされる。趣味は登山と野球。

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