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【要約/書評】金持ち父さん貧乏父さん【ロバート・キヨサキ】

今回はアメリカ合衆国の投資家・実業家で金融教育の第一人者である「ロバート・キヨサキ」先生の書かれた「金持ち父さん貧乏父さん」について解説をしていく。

  

この本は一言でいうと、「お金持ちになる方法」を教えてくれる本だ。

 

著者のロバート先生は、日系アメリカ人としてハワイで生まれ、大学卒業後は海兵隊に従事した後、事業を起こし、不動産業などで成功を収めた。

  

その後は自身の経験から金融リテラシーの大切さを広めており、多数の億万長者を輩出していることから「金持ち養成学校の先生」と呼ばれている。

  

今回紹介する著書は、たくさんの経営者やビジネスマンなどから、若い内に読んでおいた方が良い書籍として推薦されている。

 

この本を通して、アメリカの大富豪からお金持ちになる秘訣についてを学んでいこう。

   

 

この記事の目次
  1. 金持ち父さんと貧乏父さん
  2. 「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の考え方の違い
  3. 「金持ち父さん」と「貧乏父さん」は実在しない
  4. 金持ち父さんの教え 
  5. 金持ち父さんの6つの教え
  6. 「金持ち父さん第一の教え」金持ちは自分のためにお金を働かせる中流以下の人間はお金のために働く
  7. 金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う
  8. お金を働かせる金持ちとお金のために働く貧乏人
  9. 学校ではお金を稼ぐ方法しか教えてくれない
  10. 会社員と専門家はお金持ちになれない
  11. 僕らを待ち構えている「罠」
  12. ラットレースから抜け出す
  13. お金持ちになるにはお金の基礎を学ばなければならない
  14. 「金持ち父さん第二の教え」お金の流れを読み方を学ぶ
  15. 「金持ち父さん第三の教え」自分のビジネスを見つける
  16. 「金持ち父さん第四の教え」会社を作って節税する
  17. 「金持ち父さん第五の教え」金持ちはお金を作り出す
  18. 「金持ち父さん第六の教え」お金のためではなく、学ぶために働く
  19. 書評
  20. 感想

金持ち父さんと貧乏父さん

まず、この本のタイトルでもある、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」がどんな人なのかについて説明していく。

 

この二人の「父さん」は、著者にあれこれとアドバイスをしてくれたが、その内容は全く異なっていた。

 

教育が大切であると信じている点では共通していたが、「勉強しろ」と勧める対象が異なっていた。

   

金持ち父さん

「金持ち父さん」は、著者が幼少期に通っていた学校の友人の父親で、ハワイで事業を起こしている「金持ち」だ。

  

金持ちであるが、その生活は一見すると金持ちに見えない。

 

学校の他の金持ちように、デカイ家にも住んでいないしカッコイイ車にも乗っていない。

 

ただ、毎日仕事で忙しく働いているらしく、家にはあまりいることがないらしい。

  

ある日、著者が自分の父親に「金持ちになる方法」について質問した時に、明確な答えが返ってこなかったのがきっかけで、「金持ち父さん」に、金持ちになる方法について教えてもらうようになったんだ。

  

金持ち父さんは小学生の著者をタダ働き同然でコンビニアルバイトとして雇い、理不尽とも言える方法で世の中の「金持ち」と「金持ちじゃない人」の違いを教えることとなる。

 

貧乏父さん

「貧乏父さん」の正体は著者の父親だ。

 

ただし、貧乏父さんとはいうものの、実際はハワイ州の教育局長まで勤め上げたエリート公務員。

 

お金持ちではないが収入は多く、小学生の著者にもいい大学を出ていい高給・福利厚生が充実した企業への就職を望んでいる。

  

つまり、我々のような「庶民」を代表した人物として取り上げられている。

 

貧乏父さんは小学生の著者に対して、学校で優秀な成績を取り、いい大学を卒業して、いい会社に就職し、高い年収と恵まれた福利厚生を享受する人生を歩んでもらいたいと願っている。

 

まさに今の日本人の大半が同じように考えていることを代弁するキャラクターとして登場している。

 

貧乏父さんは最終的には政府の高官と対立して退職し、お金に困った人生を送ることとなる。

  

「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の考え方の違い

この本の物語の序盤は、この「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の二項対立関係から話が進む。

 

金持ち父さんの理論は、一般常識とはかけ離れたものであり、薄給のコンビニバイトとして自分の息子がこき使われたことに対して、貧乏父さんは警察に通報するべきだとも言っている。

 

最初は「金持ち父さん」の教えと、「貧乏父さん」の言っているのどちらが正しいのかの判断が付かなかったが、次第に「金持ちになる仕組み」について理解していくことで、金持ち父さんの教えを深く知りたいと思うようになる。

    

「金持ち父さん」と「貧乏父さん」は実在しない

物語のプロローグはこういった形で始まるが、実は「金持ち父さん」と「貧乏父さん」は実在しない。

   

この物語はロバート・キヨサキの経験談を元に構成されたフィクションである。

  

ただし、金持ち父さんは、アメリカビジネス界の権威「ロバート・アレン」がモデルとされている。

  

また、貧乏父さんについては、著者自身の家族に教育関係者が多いことから、実際の父親などをモデルにしている可能性が高い。

 

小難しい金融の話を分かりやすくするために、面白く話を進めるためのアイデアとして、この二人が登場しているのである。

    

金持ち父さんの教え 

本書は金持ち父さんの突飛な無茶ぶりや、貧乏父さんを通して現代人に対して皮肉をかましたりしながら話が進む。

 

とても面白く読み進めながら金持ち父さんの教えを学ぶことができるので、気になった方は是非本書を手に取って読んでみてもらいたい。

   

金持ち父さんの6つの教え

ここからは、金持ち父さんの教えについて要点をまとめながら解説する。

 

「金持ち父さん第一の教え」金持ちは自分のためにお金を働かせる中流以下の人間はお金のために働く

金持ち父さん第一の教えは金持ちは自分のためにお金を働かせる中流以下の人間はお金のために働くだ。

 

この自分のためにお金を働かせるとはいったいどういうことなのだろうか?

  

金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う

金持ちになれる人とそうでない人を分けるもの、それは「金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う」という点だ。

 

これは本書における最重要事項になる。

  

資産とは

資産とは、「自分のポケットにお金を運んできてくれるもの」のことだ。

 

つまり、「持っているだけで勝手にお金を増やしてくれるもの」のことだ。

 

桃鉄で言うと、購入した物件や、「エンジェルカード」のように毎月お金を運んできてくれるありがたい存在のことだ。

  

資産の例

  • 不動産
  • 株式
  • 投資信託
  • ビジネス
  • 音楽や書籍などの著作権

  

この資産をどれだけ手に入れることができるかで、金持ちになれるかなれないかが決まる。

 

金持ちはこの資産を好んで買うのだ。

  

負債とは

負債とは「ポケットからお金を盗んでいくもの」のことだ。

 

つまり、「持っているだけでお金がどんどん減っていくもの」のことだ。

 

桃鉄でいうと、ボンビーがくっついている状態や、「デビルカード」のような存在のことだ。

 

負債の例

  • 持ち家
  • 教育ローン
  • リボ払い

   

お金を働かせる金持ちとお金のために働く貧乏人

「お金持ちになる」か「貧乏になる」かを分ける最大の要因はお金に対してどう向き合っているかだ。

  

金持ち父さんは本書の中で金持ちとそれ以外の人の違いについて次のように定義している。

 

金持ちとそれ以外の人の違い

  • 金持ちは自分のためにお金を働かせる
  • 中流以下の人間はお金のために働く

  

金持ちは自分のためにお金を働かせる

金持ちがお金を持っている理由は、「お金を働かせている」からだ。

 

お金を働かせるとはつまり、「資産を買う」こととイコールだ。

 

不動産や株式といった資産は、自分で働かなくとも勝手に自分のポケットに新たなお金を運び込んでくれる。

 

そのお金が更に新しいお金を見つけて運び込む。これを「複利」という。

 

複利は人類最大の発明

天才物理学者として有名なアインシュタインが「人類最大の発明」、「宇宙で最も偉大な力」としたのが、意外にもこの「複利」だった。

 

様々な物理法則を発見してきたアインシュタインから見ても、急成長する資本主義社会と、その原動力となる金融の力の象徴であった「複利」の力がいかに凄まじいものであるかを物語っているといえるだろう。

 

中流以下の人は「お金のために働く」

逆に、お金持ちになれない人はこの「資産」をいつまでたっても手に入れることができない。

 

お金持ちになれない人は、例え宝くじで大金を手に入れたとしても金持ちになることはできない。

 

一時的には確かに「お金を持っている」状態になることはできるが、「お金の使い方」を知らないため、結局はその大金は無くなってしまうし、むしろ大金を手に入れる前より借金が増えているケースも多いとされている。 

   

大金を手に入れても問題は解決しない

金持ち父さんは、人生で大切なのは「どれだけお金を稼いだ」ではなく「どれだけお金を持ち続けられるか」と語っている。

 

貧乏人は「欲望」と「恐怖」に支配されてしまっているため、いつまでたってもお金を持ち続けることができないと指摘している。

  

人間の欲望は底なし

人間の欲望は際限がない。お金を手に入れれば手にするほど、新しいものを欲しがり、手に入れても満足できず、また次のものを求めてしまう。

 

あなたは「自分は違う」と思うかもしれないが、考えてみてほしい。

 

もしも1億円が突然手に入ったら何に使うだろうか?

 

全部投資と貯金に突っ込めると言い切れるだろうか?

 

憧れていたあのカッコイイ車、400万円。今なら余裕で買える、買っても残りを投資すれば大丈夫。

 

僕はきっとこの誘惑に勝てないと思う。

 

そう、急に大金が手に入った人は、段階を踏んで生活レベルをあげなかった結果、収支のバランスがとれなくなってしまうのだ。

 

一度上げた生活水準を下げるのは非常に難しいことだ。

  

その結果、僕らは破滅への道をただひたすら突き進んでいくことになる。

  

これは、僕たち一般人が学校で「お金を稼ぐ方法」についてしか教わってこなかったことが原因だ。

   

学校ではお金を稼ぐ方法しか教えてくれない

学校で教えてくれるのは、僕たちが「サラリーマン」「専門家」になるための方法だ。

  

勉強をして、いい成績をとって、いい大学に入り、いい企業に就職して、サラリーマンや専門家として社会で活躍する人材を育てるのが学校の使命なんだ。

  

そう、学校は「お金を稼ぐ方法」は教えてくれるが、「お金を働かせる方法」については一切教えてくれないんだ。

  

会社員と専門家はお金持ちになれない

僕たちの大半は「金持ちになりたい」と思いつつ、疑いもなく「会社員」や「専門家」という金持ちになることができない職業を目指して勉強をしているんだ。

 

苦労して就職しても、その先で僕らを待ち構えているのはたくさんの「罠」だ。

 

僕らを待ち構えている「罠」

僕らは何も考えることなく、この「罠」にひっかかり、そして「罠」にかかっていることすら気づかないまま人生を進めることになる。

 

  • もっと良いアパートに住みたい
  • もっと良い車に乗りたい
  • 高級時計を身につけたい
  • 立派な婚約指輪を送りたい
  • 派手な結婚式をあげたい
  • 大きな家に住みたい
  • 高い保険をかけて安心したい

  

「サラリーマン」や「専門家」でも、これらを叶えることは可能だ。しかし、決して「金持ち」になることはできない。

 

なぜなら、これらの願望は全て「資産」になることがないからだ。

 

そしてある時気が付くんだ、僕たちには老後を生きるにはあまりにもお金が足りないということに。

  

この考え方から解放されなければ、僕たちは一生このお金に困る「ラットレース」から抜け出すことができない。

  

ラットレースから抜け出す

それでは、僕たちが知らない間に嵌まってしまったこの「ラットレース」から抜け出すためにはどうすれば良いのだろうか。

 

金持ち父さんはこのように語っている。

  

  

お金持ちになるにはお金の基礎を学ばなければならない

 

 

お金持ちになるにはお金の基礎を学ばなければならない

学校でお金を働かせる僕たちがお金持ちになるためには、やっぱり「お金について学ぶ」ことが必要なんだ。

 

あなたがお金持ちになるということは、まさにアパートを飛び出して高層ビルをこれから建築するようなものだ。

 

しかし、いくら高いビルを建てることができる技術があったとしても、基礎がしっかりしていなければあっという間に崩れ去ってしまうのだ。

  

「金持ち父さん第二の教え」お金の流れを読み方を学ぶ

本書の中で、小学生の筆者は金持ち父さんに金持ちになる方法を教わる過程で、最初は低賃金で、ついにはタダ働きをさせられる。

  

数週間もそんな状態だったので、流石に筆者も金持ち父さんに怒った。

 

しかし、金持ち父さんはこう諭したのだ。

  

  

「たいていの人が自分以外の人間を変えたいと思う。でも、他のだれかを変えることよりも、自分自身を変えることの方がずっと簡単なんだ。つまり、きみが抱えている問題を私のせいにするな。といことだ。」

 

 

つまり「頭を使って勉強しろ」ということだった。

 

これは、我々が勉強や仕事で使う「読み書き」の能力を、金融の世界についても学ぶ必要があるということだ。

    

「金持ち父さん第三の教え」自分のビジネスを見つける

楽しみにしていた仕事終わりの漫画雑誌を買うこともできなくなった筆者はどうにかして自分でビジネスを見つける方法を模索する。

 

あるとき、コンビニの売れ残り雑誌の表紙を店主が破いているのを目撃した。

 

今まではまったく気に留めていなかった光景だ。

 

これは出版社に雑誌が売れ残ったことを証明するために表紙を残しておくためのことだったが、これを見た筆者は残りを捨てられる「ゴミ」を譲ってもらい、それを集めてマンガ図書館を開いた。

 

入場料を取り、館長にマイクの妹(勉強ができて真面目)を任命することで、自分が働かずして利益を手にする「資産」を初めて手に入れることに成功したのだ。

 

この図書館は地元小学生とのトラブルにより閉館に追い込まれるのだが、この体験が筆者にとって「資産を作ること」や「優秀なスタッフを雇う難しさ」といったビジネスの基礎に触れる貴重なきっかけになったと語っている。

  

「金持ち父さん第四の教え」会社を作って節税する

僕たちのような貧乏なサラリーマンと金持ちを分けるもの、それは税金だ。

 

自分なりのビジネスを始めることができたら、今度はその稼いだお金を狙う税務署への対策をしよう。

 

これは「法律をうまく使う」ことで自分の資産を守ることを意味している。

 

ただし、これらを行うに当たっては自分でやる必要はない。

 

自分より優秀な「税理士」や「弁護士」を雇い、代わりに手続きをしてもらえばいいだけだ。

 

彼らに支払う報酬は高額だが、それ以上に節税の効果があるという。

 

これについては、まだまだ自分のビジネスが小さい時は心配しなくて良いと金持ち父さんは語っている。

 

また、日本の法律とアメリカの法律が違うことも考慮に入れなければならない。

  

「金持ち父さん第五の教え」金持ちはお金を作り出す

金持ちは自分の目標を達成するために、たくさんの人を雇う。

 

その事業が行われる過程でたくさんのお金が動き、労働の対価として報酬が支払われ、また金持ちのもとにもたくさんのお金が舞い込む。

 

これが「金持ちはお金を作り出す」ということだ。

 

つまり、金持ちが金を稼ぐことで、たくさんの人にの元にもお金が生み出されているということになるんだ。

  

 

「金持ち父さん第六の教え」お金のためではなく、学ぶために働く

著者は、これまで様々なビジネスを営んできた過程で、才能がある人が必ずしも「お金持ち」になるわけではないという事例をたくさん見てきた。

 

これは、彼らが「お金に関する知識」がなかったからである。

 

「いくら稼げるか」ではなく「何を学べるか」という視点で仕事を探す方が良いと金持ち父さんは語っている。

 

また、仕事を探すにあたっては、専門的な職業よりも「広く浅く学ぶ」ことができる職業の方が良いとしている。

 

専門的な知識を身に着けると、どうしてもその分野でしか活躍できないし、偏った物事の見方になるという。

 

それよりも、「広く浅く」学ぶ方が、様々な分野がどう連携しているのかを見て、様々な分野の側面を見て学ぶ方が大事だと金持ち父さんは語っている。

   

書評

金持ち父さんの6つの教えからは外れるが、個人的に大切だと思った言葉がコレだ。

 

  

「多くの場合、勝利は敗北のあとにやってくる。そして、一度も損せずに金持ちになってという人にもお目にかかったことがない。たいていの場合、人が金銭的な成功を手に入れられない最大の原因は、金持ちになる喜びよりも損をする苦しみの方を考えてばかりいるからだ。」

 

つまり、成功は失敗を経てでないと訪れないし、リスクをとったものでなければ金持ちになることはできないということだ。

 

これは、失敗しろと言っているのではなく、「失敗することをどう考えているのかでその後の人生が決まる」ということであり、失敗を恐れる必要なんてないんだということだ。

  

失敗したところで失うものはたかがしれている。

 

例えば、YouTuberになりたいと思っていても、「馬鹿にされたら」とか「誰も見てくれなかったら」とか、理由をつけて何もできていない時。

 

もしそうなったとしても一体あなたは何を失うのだろうか。

 

それよりも、「馬鹿にされた」ことを「反応があった」ととらえ、誰も見てくれなかった原因を考えたものに成功が訪れるのだ。

  

僕たちは人生につつきまわされている

更に本書の中では金持ち父さんが筆者にこう諭している。

  

  

「人間には二種類ある。一つは人生につつきまわされても、ただそのままにしておく人たち。もう一つは怒ってつつき返す人だ。そして、たいていの人はつつき返す相手を間違える。上司や仕事、旦那や奥さんだ。」

 

 

「人生につつきまわされること」はすなわち「失敗すること」だ。

  

私たちは失敗した際に、大抵それをそのままにしておくか、失敗の責任を他人になすりつけたり、誰かに腹いせしたりしている。

  

そうしてしまう原因を金持ち父さんは「みんな人生が自分をつついているとは知らないから」と指摘している。

 

人生がせっかくあなたに気が付いてもらうために「つついている」のに、ほとんどの人はそれに気が付いていないということなんだ。

 

そして、金持ちになる人は「人生につつかれる」ことを喜んで受け入れる。

 

  

ぶっちゃけ怪しい

本書を読んで、「株式投資」や「不動産投資」を始めたいと思う人がいると思うが、ちょっと待ってほしい。

 

金持ち父さんは金持ちになる秘訣として「金融リテラシー」を高めることが大事だと言っていた。

  

美味しい話には裏がある

本書では年利が数十%を超えるような「美味しい儲け話」がゴロゴロ転がっていると紹介している。

 

これは、マネーインテリジェンスが高ければそれを見つけることができるが、低ければそれを認識することすらできないということを伝えるために、誇張して書かれているのだと思う。

 

しかし、投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットも、投資の生涯リターンは20%程度なのだから、あまりにも高いリターンのもうけ話には、裏があると思って間違いない。

 

確かに、私たちの周りには「美味しい儲け話」がゴロゴロ転がっているのかもしれないが、それが本当にそうなのか、そしてそれを活かすことが出来るのは金融リテラシーが高いものだけだ。

  

普段、料理をしたことが無い人がスーパーに行って、豆腐が1丁300円で売っていても、それが安いのかどうかが判断つかないのと一緒だ。

 

もっと言うと、豆腐を買うにはどこに行けばいいのかすらわからないということだ。

 

知らなければ判断をすることすらできないのだ。

 

金融教育が大事

本著のプロローグの中で、著者が貧乏父さんに「どうやったらお金持ちになれるか?」質問した際の回答は、「自分で考えてごらん」というものだった。

 

著者はこの回答を「俺にはわからない、これで話は終わりだ」という意味にとった。

 

しかし、同様の質問を金持ち父さんにした場合の回答も「どうやったらそれを手に入れられるか?」というものだ。

 

金持ち父さんも貧乏父さんも、著者の質問に対する回答は一緒なのに、結果としては全く反対になるというのが肝だ。

 

ちなみに、貧乏父さんの回答を鵜呑みにして考えた筆者は、友人のマイク(金持ち父さんの息子)と一緒に不燃ごみをかき集めて溶かし、5セント硬貨を製造するという案を思いつき、実行した。

 

結果として貧乏父さんから怒られることになるのだが、この発案と行動を後に金持ち父さんは「惜しい」と評価している。

  

これは、自分で考えてお金を生み出したアイデアそのものが、金持ちになるセンスがあるとされたんだ。

    

感想

本書は、小難しい金融の理論について面白おかしく書かれているため、非常に読みやすかった。

  

本書において一番衝撃を受けた言葉は、「学校で金持ちになる方法は教えてくれない」だ。

 

僕たちは、普段から金持ちになりたいと思い、いつか金持ちになると漠然と思いながら実のところ「経営者」、「国(税)」、「銀行(利子)」のために働いているだけなんだと知った時、なんとも言えないやるせない気持ちになった。

 

せっかくの自分の人生なんだから、自分自身のために働きたいなと強く思わせてくれた良書だ。

 

是非手に取って読んでみてほしい。

 

  • この記事を書いた人

ジェームス

神奈川出身。地方公務員(行政職)を10年勤務。 高校、大学と平凡な人生を歩み、安易な理由で入庁。以後、ポンコツ公務員として勤しむ。 趣味は登山、野球観戦。ヤクルトスワローズが好き。

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