保険

【生命保険】自分が死んだら家族はどうなる?【死亡リスクを見直す】

病気やケガなどで突如死んでしまったら、残された家族はどうなるのだろうか。

 

そんな不安を抱えている人は多いと思う。

 

そういった「死亡リスク」に対して生命保険で対応している人は多いと思う。

 

だがちょっと待ってほしい、その「生命保険」は本当に必要だろうか。

 

この記事では日本の社会保障制度を知って過度な死亡リスクを恐れず、自分にとって適切な「生命保険」を選ぶ参考になるよう、解説していきたいと思う。

    

生命保険とは

保険って意外と中身を知らないまま加入していると思う。

 

特に「生命保険」と「医療保険」の違いが良く分かっていないという人も多いんじゃないだろうか。僕も「保険の窓口」に行くまではそんな感じだった。

 

「生命保険」は自分が死亡した時に保険金が支払われる仕組み

「生命保険」は自分が死亡した時に保険金が支払われる仕組みのことだ。

 

自分が死んだ場合、以降の収入が激減して残された家族が路頭に迷わないように、大きなお金を用意しておく仕組みだ。

 

「医療保険」は、病気やケガで入院した場合に備える保険

一方、医療保険は、病気やケガのリスクに備える保険だ。

 

「生命保険」と違って必ずしも「死亡した場合」に備えるわけではないが、医療保険の特約として付帯する「三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)」に備えることが多いので、「生命保険」と混同してしまうことも多いと思う。

 

死亡リスクに対する社会保障

「生命保険」と「医療保険」についてざっくり触れたが、ここからは死亡した場合の社会保障制度、「遺族年金」について解説していく。

  

遺族年金

ここからは死亡した場合の社会保障制度、「遺族年金」について解説していく。

 

「遺族年金」は、サラリーマンなら「厚生年金保険」、自営業やフリーランスなら「国民健康保険」に必ず加入しているので、誰でも受けられる制度になっている。

 

遺族年金の種類は「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」に分かれている。

  

遺族年金の種類

  • 遺族基礎年金
  • 遺族厚生年金

  

遺族年金の額

「遺族基礎年金」、「遺族厚生年金」について詳しく知る前に、ざっくりとどれくらいの金額が貰えるのかを把握しておこう。

  

出典:オリックス生命保険

 

この表はオリックス生命保険の試算した遺族年金をまとめた表になる。

 

例えば、サラリーマンで年収が450万程度であれば、子どもが2人の場合の遺族年金の額は180万円程度になる。

 

※妻が死亡した場合は若干異なります。

  

遺族基礎年金

遺族基礎年金が受給できるのは、基本的には「年金保険料をしっかり払っていた人に生計を維持されていた遺族」かつ「子のある妻、または子」になる。また、ここでいう子の年齢は18歳到達の年度末までをさす。

 

つまり、遺族基礎年金の受給対象は、「18歳までの子どもがいること」が前提で、「子どものいない妻」は受給対象にならない。

  

遺族基礎年金が貰える人

  • 子(18歳まで)のある配偶者
  • 子(18歳まで)

参考:日本年金機構(遺族基礎年金)

 

遺族基礎年金の金額

配偶者が受け取るとき

昭和31年4月2日以後生まれの方816,000円 + 子の加算額
昭和31年4月1日以前生まれの方813,700円 + 子の加算額

子どもが受け取る場合も総額は同じ(子どもで按分)

  

子の加算額

子の数金額
1、2人目の子 1人につき、234,800 円 
3人目以降の子 1人につき、  78,300 円   

 

遺族厚生年金

遺族厚生年金の金額は、死亡した方の年収や加入期間によって異なります。

加入月数については、最低保証として300月未満の場合は300月としてみなして計算されます。

 

遺族厚生年金の額

遺族厚生年金早見表

平均標準報酬額遺族厚生年金額(年額)
20万円246,645円
25万円308,306円
30万円369,968円
35万円431,629円
40万円493,290円
45万円554,951円
50万円616,613円
55万円678,274円
60万円739,935円

遺族厚生年金の場合は、妻に子どもがいない場合でも受給することができる。

 

子がいる妻、もしくは妻が30歳以上の場合は一生涯受給することができる一方で、子がいない30歳未満の妻は5年間に限られる。

  

また、子どもについては、18歳に到達した年度末まで、そして<父母・祖父母>についても受給することができ、55歳以上の場合に限り、60歳から一生涯受給できる。

  

中高齢寡婦加算

厚生年金の受給者は、妻に限り追加で受給することができる「中高齢寡婦加算」という制度がある。

 

厚生年金の被保険者(夫)が亡くなった際に、その妻が40歳以上65歳未満の間、遺族厚生年金に加算される形で支給される。

 

中高齢寡婦加算

  • 40歳以上65歳未満の妻が対象
  • 18歳未満の子どもがいないこと
  • 年額 612,000円の加算
  • 65歳になると受給停止

  

中高齢寡婦加算」は、妻が老齢基礎年金を貰えるようになる65歳までの収入を補うことを目的に設定されている。

  

また、子どもがいる場合は遺族基礎年金の対象になるため、中高齢寡婦加算を受給することはできない。

 

参考:日本年金機構(中高齢寡婦加算)

 

経過的寡婦加算

中高齢寡婦加算は、65歳になると打ち切りになるため、収入が著しくダウンする場合がある。

 

それを補填するのが「経過的寡婦加算」だ。

 

経過的寡婦加算

  • 中高齢寡婦加算を補填する
  • 65歳以上で受給できる

  

「経過的寡婦加算」の金額は、「老齢基礎年金(満額)」から「中高齢寡婦加算」を差し引いた金額になる。

  

つまり、妻が国民年金を満額受給できる場合は、「経過的寡婦加算」の対象にならない。

 

参考:日本年金機構(経過的寡婦加算)

  

「中高齢寡婦加算」と「経過的寡婦加算」の受給年齢をまとめるとはのようになる。

 

画像:フィナンシャルフィールド

 

生命保険の保険金額の決め方

ここまで遺族年金について解説してきた、必要十分な金額とは言えないが、ある程度のまとまった金額が毎月もらえることが分かったと思う。

 

ここで、冒頭に紹介した図をもう一度見てみよう。

 

出典:オリックス生命保険

  

生命保険で備えるべき「保険金」の額は、この遺族年金で貰える金額を考慮したうえで設定する必要がある。

 

例えば、サラリーマンで年収が450万程度であれば、子どもが2人の場合の遺族年金の額は180万円程度が、夫が死亡した後に、年間400万円が必要なのだとすれば、差額の220万円を保険金で補う必要があるんだ。

 

ざっくりだが、仮に子どもが生まれてから20歳になるまでを備えるとすると、220万円 × 20年 = 4,400万円 を保険金で設定すればよいことになる。

 

これは、子どもを私立大学に通わせるかや、習い事に通わせるかなどの条件によって変わってくる。

 

保険金額の設定は、保険を選ぶうえで最も大事な点になるので、よく検討してみてほしい。

 

また、「保険金 シミュレーション」なので検索すると、簡単に保険金額を調べることができるので、大体の目安にしてみてほしい。

 

まとめ 生命保険は大きな買い物

日本人は保険が大好きだ。

  

社会人になったら何となく保険に入らなければならないという風潮があるが、そんなことはない。

 

今回解説した「生命保険」についても、人生において必要な時期は限定されている。

 

日本の社会保険制度は世界一で、年金制度も手暑い。

 

このことを知っていれば、将来の不安も少なくすることができるので、もっと人生を豊かに歩んで行ってほしいと思う。

 

  • この記事を書いた人

ジェームス

神奈川出身。地方公務員(行政職)を10年勤務。 高校、大学と平凡な人生を歩み、安易な理由で入庁。以後、ポンコツ公務員として勤しむ。 趣味は登山、野球観戦。ヤクルトスワローズが好き。

-保険